クリア時間60時間…バルダーズゲート3をようやくクリア
ナレーターが「あなたは、世界を救ったのだ」と告げた瞬間、体中が脱力した気がしたし、二次元の世界なのに、なんかすごい努力が報われたって気がしました。
それだけの影響を与えた作品です。
これまでの2章の流れは、以下の記事にまとめています。
3章は大都市のバルダーズゲートが舞台となっており、下町、下層、上層、地下エリアなど多層構造になっています。
サブクエストの密度、ボリューム、そして本編につながる重要性は、前2章とは明らかに異なっており、1つのサブクエストを完結するだけで2時間ぐらいはかかります。
そのため、3章に入ってさっさとレベルを12に上げて、敵幹部のオーリン、ゴータシュにいきなりカチコミにいくこともできますし、じっくりとイベントを消化して、ラストバトルの援軍を増やして万全を期すこともできます。
印象に残ったサブクエストをいくつかピックアップ
開手寺院の殺人事件を解決する

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(ある意味、真理)
リヴィントンという下町にある寺院のローガン神父が何者かによって〇害される。
バルダーズゲートらしく、死体と話して真相を突き止めたり、隠された地下から秘密を解き明かすのが、なかなか怖い。

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(本作で一番ぶっとんだ見た目だが、一番人間臭いキャラのヴァレリア)
現場に居合わせたヴァレリア捜査官(空飛ぶゾウ)がなかなか印象的。実は彼女は女性であり、何かと口実をつくってジャレスの抱擁という夜の店にいって、酒をのんだくれている。ただ、真実をしると主人公たちにしっかり味方してくれる。

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ネタバレになるが、犯人はベハル寺院を拠点とするバール信者たち。バール信者というのは、殺戮をつかさどる神のために、街にとって影響力のある犠牲者を選定して、殺戮を繰り返している。
現状のトップは、サレヴォクでありその娘のオーリンが、時期トップになる予定。

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(バール信者の暗殺実行者たちは、不可視を身に着けていたり、変装の達人だったりするし、攻撃もクリティカル攻撃をしてきて、ワンパンしてくるから厄介)
オーリンは変装の達人であり、バルダーズゲートに入ってからいろいろな人に変装して、主人公たちをおちょくってくる。

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彼女が行ったことでもっともえぐいこととして、ピエロのドリヴンという人物の身体のパーツを街の各所にばらまいている。これを回収するクエストもある(これで規制ありとういのもすごい)
これは単に猟奇的な嗜好ではなく、街全体に恐怖をばらまき、影響を及ぼし支配するというバール信者の行動原理があるらしい…そんなもの理解したくないが。
鋼の衛兵工場
サイドクエストというよりダンジョン。

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ここではもう1人の幹部、ゴータシュの忠実な兵士である鋼の兵士がどのような過程で作られているか?その過程のえげつなさが濃縮されたステージになっている。
そもそもカーラックのイベントを進めていけば、ゴータシュは彼女の人生を滅茶苦茶にした張本人であることが分かるので、二枚舌野郎というのは間違いないのだが。
街に入って早々、「手を組んだオーリンを倒さないか?」と持ち掛けてくる。
まず、兵士を量産するために「ガントの信徒」というノームを使役しており、彼らが反乱を起こさないように爆弾の首輪がはめられている。
このステージで遭遇する敵は倒したら、起爆スイッチを押すので、すぐに移動して止めないとノームが全滅するというえぐいステージ。
さらに、ステージを進む過程で、鋼の兵士は人間の脳が埋め込まれている。
ゴータシュは罪のない人々をさらい、彼らにマインドフレイヤーを埋め込み、頭をとって、兵士に埋め込み、自身が持つネザリルの冠を使ってコントロールしている。
最終的にタイタンというゴータシュの最高傑作と戦う。とにかくこいつは硬くて強いし、鋼の兵士が数体いるので下手したらゴータシュやオーリンより強い。

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幸いにも、鋼の兵士は、雷属性が2倍効くという弱点があるのでそこを突く。
倒して、工場を爆破したものの、外には、ガントの信徒と対立しているウールブレンという別のノームがあり、「鋼の兵士がのさばったのはお前らのせいだ、処刑する」と彼らを守るか手渡すかを迫られる。
ウールブレンに協力すると最終決戦で助けてくれるので、実をとり、ウールブレンに従った。
このステージをクリアすると、町中の鋼兵が機能停止して、ゴータシュを倒しやすくなる。
皇帝の秘密について 彼もある意味プレイヤーだった
謎の多い、冒頭から登場しプレイヤーを支援していたマインドフレイヤーの「皇帝」
彼は、バルダーズゲートの創始者であるバルダーアンその人だった。
この皇帝はいわばプレイヤーの未来を暗示するような人物として描写されている。
皇帝も無理やり拉致され、マインドフレイヤーの幼虫を植え付けられた。
それからエルダーブレインに使役されて汚れ仕事を行ったり、罪のない人の脳を摂取するなどしていた。
エルダーブレインから離れることで一時的に洗脳は解除され、仲間のアンサーが人間に戻ることを提案し、マインドフレイヤーの知性、力に魅入られた皇帝はそれを拒否し、アンサーは友を想って命を奪おうとするが、皇帝に返り討ちにあう。
マインドフレイヤーの力を使った、人を操ったり、罪人であるが脳をすするなどの行為を皇帝は続けていた。そして、エルダーブレインからの洗脳から逃れるために、ギスヤンキのオルフェウスを幽閉し続けていた。
皇帝は、エルダーブレインを打倒するために、いわば主人公たちを利用している。同時に、主人公をマインドフレイヤーにするように勧誘している。確かにマインドフレイヤーの能力は魅力的だ…しかし人間性を失ってもいいものか迷う。
皇帝が世界を救うためにエルダーブレインを倒すというのは、建前であり、彼は最初から自己犠牲になる気はあまりないようだ。
その証拠として、オルフェウスを解放するとオルフェウスは真っ先に幽閉した自分の命を奪うため、それならエルダーブレインに下って戦ったほうがマシだという判断を下す。
以上から皇帝が善人か悪人かといわれたら、実に人間臭い人物として描かれており、大義や使命は重んじる一方で、最終的には自分の命や本能に従う側面を持っている。
しかし、バルダーズゲートを生き抜いてきたプレイヤーであれば、皇帝のような選択をいままでとったのではないだろうか?
自分に不都合な要求を突きつける相手の命を奪い、イリシッドの力を使い、相手の言動を意のままに操ることもした。
つまり、プレイヤーの鏡だった。
バルダーズゲート3 ラスボスの攻略と難易度
主人公
最終的にマインドフレイヤーになることを選択し、能力が上がる。途中で半マインドフレイヤーになった段階でもイリシッドの最終能力がすさまじい性能。
特に戦闘、探索ともに「飛行」が使えることによって移動の利便性が上昇する。
バードもレベルが上がると高レベルの呪文が使えるようになる。サポート、攻撃、遠距離など隙がなくなる。
カーラック
バーバリアン、ローグ、ファイターを混ぜて複数回攻撃に特化。
攻略サイトを見ないとおそらく気づかない投擲最強の「ニルルナ」が凶悪な性能。
火力も「戻ってくるパイク」より高いにも関わらず、周囲に光ダメージを与える。仲間も巻き込むのだが、後述する召喚呪文によって登場したキャラを盾にする戦法が強い。
毎ターン4回ぐらい投擲できるので、DPSは相変わらず強い。
終盤になったら「戻ってくるパイク」が火力不足といわれていたが、あまり気にならなかった。
ゲイル
3章の魔法小間物屋にある禁書を読むことで、巻物を取得。デーヴァという天使の姿をしたマッチョな男性を召喚できる。
このデーヴァ特にスキルが強いとかというわけではなく(飛行はもっている)後述するクレリックのスキルとあわせることで、HP100超えの超優秀タンクとして機能する。

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プレイヤーキャラではないので、鍵をあけたり、囚人を助けたりができなかったりするが、クレリックの「祝福」や、バードの支援を受けることが可能で、単なる攻撃であっても20~30ダメージを与えられる(命中率がネックだが)
あとはエレメント召喚があり、これもレベル6スロットで行うとHP100近くの怪物が生まれる。(ソーサラーはレベル6を実質2回使えるので)
バルダーズゲート3はパーティ4人を想定とした難易度になっており、囮役であっても1人増えるだけで絶大な影響を及ぼす。
召喚した2体を前線に送り、範囲魔法やニルルナのダメージは受けてもらうが、壁になることで、遠距離パーティーはかなり安定する。
シャドウハート
クレリック専用のレベル6呪文の「ヒーローズフィースト」がサポート呪文最強レベルで使い勝手がいい。
最大HPを20ぐらいあげて、さらに各デバフに対する耐性もつける。加えてシャドウハートのかたわらに、物資箱が設置され、大休憩のリソースを気にする必要がなくなる。
ある意味、究極の時短呪文といっていもいい。
最大HPが増えることで、初動の安定感が遥かによくなる。またクレリック本体の最大HPをあげる呪文と併用できるため、重装備をつけたクレリックはまさに歩く要塞になる。
一方で、攻撃に関しては終盤まであまりよい選択肢が見当たらず、雑魚をちらす役割が多かった。
ラスボス エルダーブレイン戦
ラスボス戦はまず皇帝につくか、オルフェウスを解放するかでルートが分岐する。

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(なんとも複雑な感情、めっちゃ強くはなるが)
皇帝について、自分がマインドフレイヤーになることにした。マインドフレイヤーにならないように旅をしてきたのに、世界を救うためにマインドフレイヤーになったのは皮肉としか言いようがない。
エルダーブレイン戦は実質3戦となっている、間に体力を回復する装置がある。
1戦目、2戦目の雑魚戦からサブクエストであつめてきた仲間を活用することができるが、温存して最後に出したほうがいいと思う。途中で死んだらそれっきりなので。
2戦目はエルダーブレイン前にたどり着けばいいだけなので、浮遊を使えるキャラを積極的に前進させる。左と右の2つのルートがあるが、左のルートの方が圧倒的に楽だった。
ターンごとに戦艦から砲撃がくるので、範囲から気持ち1,2メートル離れよう。円の範囲ぎりぎりだと爆風が当たり、爆風が当たるだけで大ダメージ
ここまで来たプレイヤーなら、そこまで苦戦はしないと思う。しいて言えば3戦目のドラゴンは400ぐらい体力があって、ジャンプでおそってきて伏せにしたり、ブレスが鬱陶しい。
あと呪文を他のマインドフレイヤーに妨害されることがある。
ラストバトルは、ドラゴンやマインドフレイヤーを蹴散らし、エルダーブレインまで到達する。5ターンに内に300ダメージ与える必要がある。エルダーブレインの空間に入れるのは、メインキャラだけ(デーヴァは無理だった)なので注意。
なぜかカーラックの投擲が無効で、槍を投げたらそのまま槍をロストしてしまったので、近接で強引にいく。
ターンごとに足場が崩れるので、エルダーブレインの近くを陣取ればいい。ちなみに落ちて即死したとしても、エンディングではひょっこりあらわれるので問題なし(笑)
3~4人ぐらい集まれば、300ダメージは一気に溶ける。
ようやくクリア。最後は一応世界を救った。エルダーブレインを支配して支配者になってもよかったかもしれないが。
カーラックがかわりにマインドフレイヤーになろうとしたが、彼女の見た目が好きで変わってほしくなかったし、ゲイルが「俺が中で爆発して終わらせてやるよ」としきりにいってきたが、さすがにラスボスをカットするのも60時間の苦労に見合わないなと思った。

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(豪快に葉巻を2本吸うカーラック姉さんのみれてよかった。ちなみに姉さんとのロマンスはなかった、恋仲というより戦友のほうが正しいか)
そして、一番パーティとして活躍してくれたカーラック1人を地獄に送るわけにもいかないし、自分はマインドフレイヤーで生き残ったとしても、オルフェウスを食べてしまったので、ギスヤンキに追われるのは確定だろうから、カーラックと2人で地獄に行くことにした。

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(これまで連れ添ってくれた、美声のナレーターがとにかくプレイヤーをほめたたえてくれる)
めでたし、めでたし?
バルダーズゲート3 2周目は遊ぶのかどうかについて?
1周目60時間だが、「このルートはどうだっただろうか?」とやり残したことがいくつかある。
特に、トゥルーソウル側のプレイ。ドラウでパラディンのミンサラを仲間にしてのプレイだったり、岩盤で下敷きになったネアってどんな奴だったとかはすごい気になる。
4人しかパーティ編成できないので、泣く泣く育てられなかったキャラにどのような背景があったのか、またユニットとしての強さも気になる。
そして、ある意味主人公プレイを楽しめる、「ダークアージ」でのプレイもこれは気になる。
しかし、いくつかプレイを阻む要素がある

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プロの人だったり、悪魔だったり…断ったが皇帝とも…ロマンスの多様性がある意味、ぶっ飛んでいるのもバルターズゲートの魅力
最初からプレイ
残念ながらバルダーズゲート3は「強くてnewゲーム」が存在しない。ある意味、プレイヤーの知識が引き継げるのというのは最大の利点だが。
つまり、またレベル12まで上げる必要がある。
もっと強い未知のクラスがあると思うが、正直、投擲ビルドから抜けだすのが怖いなと思う。
ゲームの不便さ(特にロード時間)

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(悪プレイになれば、ティム・エイリンのご尊顔を拝むこともできなさそう)
1週目はすべてのシナリオ、クエストが未知の領域だったため、新鮮さで我慢できたロード時間の長さあUIの不便性に耐えられるかどうか。
2周目になると、シナリオや流れは変わっていくが、1周目と同じようなクエストをこなすことも増えていくだろう。
グラフィックは素晴らしいものの、ロード時間などもミドルクラスとなってしまったPS5だと長くなってしまう。
スカイリムや、サイバーパンク、グランドセフトオートⅤのようにPS6のバルダーズゲート3がでて、ロード時間はもちろん、移動速度などにテコいれが起これば、ロングテールで愛され続ける作品になるはず。

