Ghost of Tsushima Director’s Cut 追加コンテンツ 壹岐之譚のエピソードをクリアし、対馬に帰還することができたので、その感想を述べてみる。
Ghost of Tsushima Director’s Cut 追加コンテンツ 壹岐之譚 ボリュームと面白さ
メインのクリア時間は3時間ぐらいだった。追加コンテンツの新しいエリアは、本編の3分の1ぐらいのボリュームがあり、メインコンテンツを消化しても、やりこみで10時間は遊べるものになっている。
10時間遊べて、2200円であれば購入は検討できるし、ディレクターズカットになってPS5になれば複数の快適なアップデートがされているので、もう1回対馬を探索し直す機会ににもなる。
壹岐之譚はやや特殊で、本編の第二幕にあたる豊玉にはいったタイミングで遊ぶことができる。
ただ、ゲームクリアを想定した難易度になっているという点や、第二幕にはいると強力なスキルを覚えていくので、ゲームクリア後に遊んだほうが楽しめるかもしれない。筆者はまた1からプレイして、第二幕にはいったタイミングで遊んだ。
(本編でも活用できる強力なアイテムを獲得できる)
追加コンテンツでは、島に入ってすぐのミッションで、仁の愛馬が敵に突撃するスキルを覚える。気力を消費するが、次々と敵をなぎ倒すのでかなり強力
他にも新しい防具、護符などももらえる。
防具は手に入れるまでがとても大変だが、カウンターに特化したかなり強いスキルを備えているので、ぜひともゲットしたい。
戦闘面、アスレチック要素の強化など、本編以上にゲーム的な難しさと面白さが向上している。
戦闘では新しく呪師が登場、他の蒙古兵を驚異的に強化する。スーパーアーマーが付き、攻撃力が増大するので、まずは呪師を倒すことが先決となる。
次に一般の蒙古兵も剣、盾、槍を自由に変更しながら戦ってくるので、それぞれに特攻できる型をこちらも柔軟に変更して戦おう。
Ghost of Tsushima Director’s Cut 追加コンテンツ 壹岐之譚 ストーリー ネタバレあり
主人公の境井仁は、対馬でもだえ苦しむ住人に遭遇し、オオタカということぅん・ハーンとは異なる蒙古のリーダーが、壱岐島から対馬に侵攻することを食い止めるために、壱岐島に乗り込む。
壱岐島はかつて、仁の父、正が息子の目の前で賊によって命を絶たれた因縁のある場所だ。
境井は強力な蒙古兵に敗れ、オオタカの前に連れられ、霊薬を飲まされる。
オオタカは境井に目を付け、あたらしい呪師として招こうとしていた。このあたりのオオタカの真の目的などは書物を読まないとわからないかもしれない。
オオタカの霊薬によって、オオタカの声が幻聴として聞こえるようになり、島の探索中常に悩まされることになる。このあたり、バットマンのアーカムシティや、サイバーパンクのVのような演出に近い。
、蔵(テンゾウ)という賊に偶然出会って助けられた仁は彼らと協力して、蒙古を打ち破ろうとする。テンゾウもわけあって侍の力を借りるつもりはなかったが、仁の誠実さを信じ、隠れ家に案内して、女性のリーダーふかと出会う。
境は賊と協力することで、確実に勢力を伸ばし、オオタカの蒙古兵を退けていくが、もう1つの真実に直面する。
父の正は賊を倒し、島を平定するためにやってきたと子供のころは信じていた。
しかし、実態は賊をかくまっていた平民を見せしめに殺し、蒙古兵と同様に焼き討ちにするなど、かなり残虐な手を使っていた。
賊や平民からは、「境家の襲来」といわれている。
さらに父にとどめを刺した因縁の相手がテンゾウだったことを仁は知ることになる。
父は賊によってかくまわれた仁を救出するため単身むかったのだが、さすがの正も複数の賊を相手にして動けなくなったところを、テンゾウにとどめを刺されたのだ。
テンゾウに復讐心はあるものの、テンゾウも仲間を正に殺されてしまった過去や、父の行いを受け止め、父とは違う道を歩もうとする仁
最後に、父が命を落とした因縁の地でオオタカと決着をつけることになる…
Ghost of Tsushima Director’s Cut 追加コンテンツ 壹岐之譚
ということで、ゴーストオブツシマ本編でウィークポイントだった戦闘の単調さだったり、境井仁の過去について明らかになる点もあり、非常に興味深い内容だった。
半面、エリアをまわってもあまり技量が増えない点や、本編ほど寄り道して得られる恩恵がなかったりするため、あくまで追加コンテンツという味付けにもなっている。
噂では、続編を開発しているという声もある。インファマスのように複数作品作られ、続編が1作目の正当進化になることを強く期待したい。