普通はクリアしたオープンワールドを再び遊ぶことはない。
ただ最近はDisney+のSHOGUNやアサシンクリードシャドウズなど、時代劇にまつわるホットな情報が飛び込んでおり
3年前にクリアした、ゴーストオブツシマをまたプレイしたいという気になって仕方なかった。
ということで、久しぶりに遊んでみた感想になる。
ソフトも販売されているが、PSプラスのエッセンシャルに加入していれば、ゲームカタログからダウンロードすることが可能だ。
また、別枠でDLCともいえる壱岐島についての感想も述べる予定なので、お待ちください。
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ゴーストオブツシマ 理想的なPS4からPS5へのアップデート
PS5にアップデートすることにより、4K60FPSを実現し、ロード時間も元から早かったにもかかわらず、飛躍的に早くなってしまった。
本体を起動してから、ゴーストオブツシマを起動して、自由に動けるまで10秒ほどしかかからないというまさにPCゲームのような速さだ。
グラフィックはキャラクターの肌の質感、岩などの一部テクスチャーに目をつむれば、PS5の後期の作品と比べてもそん色のないクオリティ。特に陰影がはっきりしており、風景としても楽しめる作品なので、4Kの恩恵はすさまじい。
すでに多くのPS5専用タイトルを遊んできたにもかかわらず、ゴーストオブツシマの織り成す風景は胸を打つ。それはグラフィックスだけの問題ではなく、雰囲気や表現づくりにたけているからだろう。
(有名な小金寺も息をのむ美しさになる)
(炎などのエフェクトも強化されている)
(光源処理が強化されているのか、道中の足跡の追跡なども簡単になっている)
ゴーストオブツシマ 戦闘 4K60FPSの両立
戦闘に関しては、このゲームではなければ体験できないような独創的なシステムだったり、驚異的な快楽をもたらすものはない。
しかし、多くの優秀な作品の良いところをうまくサンプリングし、万人が楽しめる戦闘に仕上がっている。
特にPS5で60FPSに対応したことで、PS4の時の映画の殺陣のような30FPSも魅力的だったが、スムーズに境井仁を動かして、次々とチャンバラしていくような快適さが向上している。
ハプティックフィードバックも機能しているが、戦闘面ではあまり過剰に振動することはないし、弓を引くときのアダプティブトリガーも、臨場感を補助するもので、振動が強すぎて、不快に感じることも少ない。
戦闘は物陰に隠れて暗殺したり、堂々と斬りあう2つのパートに分かれている。
村を蒙古(モンゴル人)から解放したり、ミッションをクリアすることで技量がたまり、技量を消費することで新しいスキルを手に入れるのだが、どのスキルを獲得しても、確実に主人公は強くなっていく。
遠距離武器のくない、とりもち玉、煙玉も補助にしてはかなり強めに設定されている。境井の剣では倒れない大柄の兵も、くないでほぼ確実にひるむ。
本作はなぜか高解像モードであっても、60FPSをほぼ維持しており、高パフォーマンスモードが形骸化してしまっているが、「レイトレーシングはゲームの面白さに作用しない」という私の持論を体現した形となっている。
2024年に遊ぶゴーストオブツシマ 快適で娯楽作品として完成されいるがゆえに心に残らないという問題
ゴーストオブツシマが最も素晴らし点は、プレイヤーのストレスを極力なくし、戦闘はシンプルだがやりこみ要素があるし、ストーリーも基本のラインはわかりやすいが、深堀していくと境側の人間にも深い問題があるという考察の余地がある。
(弟子にパワハラをしたことで裏切られる石川先生。よくみると元メジャーリーガーの上原浩治さんに酷似している)
快適だし、遊んでいて面白いところがあるから3年ぶりにプレイしても20時間ぐらい没頭できるだけの素晴らしい作品なのだが
娯楽によりすぎる影響で、心に刺さる部分、戦闘面でもストレスに感じる面が少ないので、ソウルシリーズのように苦戦しすぎて印象に刻まれる箇所がない。
もちろんエンディングなどは印象に残っているが、道中あまり記憶がなくなっているのは、娯楽品として優秀すぎる作品だったからかもしれない。
アサクリシャドウズや、ローニンなどで、時代劇を舞台としたオープンワールドに興味を持ったという人は、3年前という色眼鏡をすてて、このゴーストオブツシマを遊んで後悔することはないだろう。すべての要素が90点以上の秀作だからだ。
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