ヴァルキリープロファイルレナス Cエンディング後の感想 2025年令和に遊んだスクウェアの名作

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ヴァルキリープロファイルというゲームをご存じだろうか?

スクウェア時代に製作されたPS1の作品であり、テイルズオブファンタジアの初期メンバーが独立して製作したトライエースという会社が開発に関わっている。

トライエースは、「スターオーシャン」「ラジアータストーリーズ」といった作品を世に届けている。

そんなトライエースの代表作でありVPという名前でファンにも愛されていたが、最新作が不振に終わり、続編はかなり難しいのではないか?といわれている。

今回は、ずっとプレイしたかった初代ヴァルキリープロファイルレナスを遊んだ感想になる。

 

 

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ヴァルキリープロファイルレナス

現在PS5でダウンロードできるヴァルキリープロファイルはPSPをモデルにして製作された作品で、PSPもPSからの移植に近い作品だ。

そのため、現代ゲーマーからしたらどこでもセーブ、ロードを使わないとかなり不便な作品に感じられる。

 

本作のユニークな点として、既存のRPGの逆説をいくつくりになっている。

  • 加入する仲間は現世で死亡して、ヴァルキリーによって魂を拾われ、パーティーに加わる(つまりそのキャラクターにとってのクライマックスが最初から描かれる)
  • ヴァルキリーは飛行能力をもっているので、世界を飛び回ることができる(通常は飛行船などが手に入るのは物語の後半)
  • アイテムは商店でかったり、宝箱で拾うのではなく、マテリアルポイントという特別なポイントを消費して手に入れる

 

オーディンとフレイに命じられたレナスは、世界を旅立ち、魂をあつめて、神界に届けるという役目を負う。

 

魂をあつめるためのエインフィリア(人間)のストーリーとダンジョン攻略が完全に独立している。

 

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シュミレーション作品としてのヴァルキリープロファイル

ヴァルキリープロファイルのゲーム性は、ターン性のようなものになっており、街を訪れたり、ダンジョンでレベル上げすることでピリオドという時間を消費する。

 

1つのチャプターごとに決められた時間があり、限られた行動範囲で解決すべきことを成し遂げていく。

 

トゥルーエンドにあたるAエンディング達成のためには、オーディンの機嫌をとりつつ、裏でレナスはなぜ彼らに使役されているのかという真実を追求していく。

 

神からの評価が低すぎれば、フレイが直接粛清にはいるCエンディングに入るし、神のいうことばかりを聞いていたら、通常のBエンディングに入る。

子供のころに遊んでいれば、最初はBエンディングを目指して、プレイしながら最適解を目指すなんて楽しみもあったけど、もう今遊んでも攻略サイトをフル活用して、Aエンディングしか目指したくない。

しかし、筆者の欲望によって神に納めなければならないアーティファクトを独占してしまって、フレイから粛清された。(一応チャプター6クリア、15時間ぐらいはプレイした)

もう一回遊ぶ気にはなれない。

 

 

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ヴァルキリープロファイルレナスの戦闘システム

戦闘は4人のパーティーで構成され、前衛後衛のようにざっくりとわかれる。

敵にも隊列があり、後列に攻撃を当てるには、魔法か弓矢を使う必要がある。

キャラクターごとに使用武器はことなり、武器の中にも1~3回攻撃できるものがある。

魔法は強すぎると、次に打つための待機時間が長くなってしまう。

キャラクターごとに攻撃モーションが異なり、敵の位置だったり、他のキャラクターが攻撃を当てた後のリアクションを見ながら、タイミングよくボタンを押していかないと、攻撃がつながらない。

攻撃がつながり続けた場合、決め技という大技をあてることができる。これが大きなダメージソースになるが、決め技で倒せなかった場合は、一定時間決め技を使えなかったりするので、考えて使う必要がある。

ヴァルキリープロファイルは、ドラゴンクエストのようなわかりやすいターン制コマンドバトルの良さと、テイルズのようなアクション性のあるRPGをうまく組み合わせた作品だ。

またスクウェアの作品ということもあって、特攻武器を選んで、敵の弱点を突けばボスであっても一撃で仕留めることができる。

 

 

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ヴァルキリープロファイルレナス ストーリーは魅力的でもあるし、逆に惜しい部分も感じる

ヴァルキリープロファイルは完成された作品だと思ったが、ゲーム性から周回して、理解することや、隠し要素を熟知する必要があり

特にAエンディングを目指そうとするとやることがいろいろと制限されている。

何も知らずにとりあえずBエンディングを目指せばよかったなと少し後悔している。

 

ゲームで最適解や効率を目指すと遊びの幅がせばまり、面白さを感じなくしてしまう…

ゲームに関しては、かなりドロドロした作品であり、どの地域でも戦争がおこっているし、戦争に巻き込まれたり、汚れ仕事に巻き込まれて死んだキャラも多い。

ギロチンで処刑されるキャラもいるし、一瞬でモンスターにさせられて、ヴァルキリーたちに討たれたキャラや、モンスターにさせられた夫に手を出せずそのままやられるキャラもいる。

 

…とまぁ、リアリストや作風や、その中でも人間臭い濃厚なドラマを求めたくなるのだが、本作は意図的にキャラごとのエピソードを端折って提供されている。

つまり、「なんでこのキャラ死んだのだろう?」とか「なんでここまで行動するのかな?」というキャラの行動原理や立場というものは、ゲーム内の会話であったり、他のチャプターで提示される情報をつなぎ合わせないと全く分からない。

たとえて言うなら、ゼノギアスのディスク2のような紙芝居ムービーからいきなり戦闘が開始するような感じである。

 

人によっては、語られすぎないことの良さ、美学みたいなものを見出す人もいるだろうし、私のようにゲームのストーリーはある程度親切に丁寧に描かれてほしいという人は、ちょっと複雑な気持ちになる。

 

 

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ヴァルキリープロファイルレナス 2025年遊んでも発見は多い 大人だからこそわかる深みのあるストーリー

ヴァルキリープロファイルは、2025年に遊んでもかなり斬新に感じられる作品だと思う。

RPGで1~10の要素をいきなり8から遊ばせたりする意欲的な試みが多いし、成功している部分も多い。

リメイクしたとしたら、逆にこの作品の良さが損なわれる可能性がある。

 

トライエースがのちに出した「ラジアータストーリーズ」のように実はどろどろとした人間関係だったり、唐突な死が待っていたりというリアリティもあるし、すべて平和になったというグッドエンド的な安心感もない。

そのため、子供から大人までプレイしたタイミングによって感じ方がものすごく変わる。

少なくともキャラクターが死んだ背景、理由などはある程度思考力がないと理解が難しい。

 

 

例えば序盤で仲間になる「ベリナス」

彼は、家政婦に恋をしたのだが、地方領主という立場から、結婚相手は決められていた。ベリナスの妻はベリナスの本当の気持ちを知っており、それに嫉妬し、自らの命を不死者に捧げることで、家政婦の命を奪うように指示した。

不死者は家政婦の命を奪うことに成功したが、ベリナスはヴァルキリーと契約し、自分の命を身代わりにして、家政婦を助けた。

 

ヴァルキリーはベリナスの妻の部屋から、不死者との契約のあとを見つけ「愚かなことを…」をつぶやく。

ベリナスによって、家政婦は命を救われたものの、ベリナスの屋敷から家政婦は消えていた。主を失ったショックだったのか、もうこの屋敷にいる意味はないと冷静に見捨てたのか。

 

私はおそらく後者だと思う。ベリナスの住むラッセンは奴隷売買が盛んであり、ベリナスはその現状を良いと思っていなかったが、古くからラッセンにいたため当たり前のものとして受け止めていた。

一方で、家政婦は奴隷売買がされる様子を見てひどく心を痛めていた。彼女はラッセンに奴隷売買を止めるだけの器量を求めていたかもしれない。

 

ヴァルキリープロファイルの世界では、金銭のない親が自分の子供を奴隷として出すというのが、当たり前として行われている。

 

 

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