10年越しにヒットマンブラッドマネーを遊ぶことができた。
グラフィックは変わっていないが、現代のヒットマンで搭載されている要素が追加されたReprisalが2024年に発売された。
現在ではIOSなどのスマホアプリと、switch(初代)でダウンロードされているが、ヒットマンのプレイヤー層を考えるなら、PC、PS5、XBOXでも展開すべきだと思う。
というわけで、過去にもヒットマンの考察記事がロングテールで読まれているので、気合を入れて、ブラッドマネーの全ミッションのターゲットや背景などをまとめてみた。一応すべてクリアしている。
ヒットマンのことになると熱くなりすぎるのか、今回も文量がかなり激しいものになっている。気になるミッションだけかいつまんで読んでもらえると助かる。
HITMAN ヒットマン シリーズの時系列 ストーリーのあらすじとネタバレ ダイアナとの関係
最終作ヒットマン3のストーリーまとめも完成しました!!よろしければこちらもどうぞ
ヒットマン3 wiki風 シリーズ最終作のストーリーをまとめてみた(ネタバレ注意) 人物・組織相関関係
ヒットマンの面白いミッションや主要人物の紹介も行っています
HITMAN シリーズの主要人物まとめ 47やダイアナの関係だけでなく面白い暗殺ターゲットもまとめてみた
ヒットマン2(2018)のストーリーをまとめてみた(ネタバレ注意) 人物・組織相関関係
ミッション1 ショーマンの死
ターゲット ジョセフ・クラレンス
サウスランド・パークという遊園地の経営者がターゲット。別名「スウィング・キング」
彼の遊園地で観覧車が故障して全壊。死傷者を出した。
弁護士団を雇って無罪を勝ち取るも、遊園地は閉演を余儀なくされ、妻とも離婚調停に入っている。
スプークスという黒人ギャングのリーダーと関係を持っているが、護衛してもらっているというより、黒人ギャングの新しい拠点として遊園地が使われ、その金額を請求するが跳ねられているのでは?と考察している。(でなければクラレンスが金を請求するのはおかしい)
事故があったが、常に金の観覧車を肩身離さず持ち歩いていたり、47が被害者の写真を見せたときに、謝罪を表明したりと、根っからの悪人ではないかもしれない。
チュートリアルステージの犠牲なのか、全く罪のなさそうな秘書も毒殺されて踏んだり蹴ったりだ。
依頼人確定 犠牲者の父親
おそらく資産家。法廷でクラレンスに敗北し、犠牲となった少年の写真を見つめながら、うなだれていた。
妻から「あの子は戻ってきませんよ」と励まされるが、妻が扉を閉めた瞬間、ICAに暗殺の依頼をする。
ミッション2 ヴィンテージの年
ターゲット フェルナンド・サルバドール・デルガード
チリの情報機関の退役大佐。退役後はワイン生産者の表の顔と、麻薬取引人の裏の顔を持ち合わせる。
47が潜入したパーティーは、ワインのお披露目を兼ねている。
レックス・スタントンというアメリカのハリウッドスターにワインの広告塔になってもらい、その代理人とは麻薬取引をする手はずだったらしい。
護衛を多く引き連れているが、1人で窓際でチェロを弾くことを趣味としており、それが仇となってしまった。彼が47に絞殺されるシーンは、リブートのHITMAN(2016)での回想でムービーとして見れる。
ターゲット マヌエル・デルガード
「男なら裸で勝負だ」が口癖らしい(笑)。このプロフィールを見たときに腹を抱えて笑ってしまった。
サルバドールの息子であるが、サルバドールの忠告を無視して、無断で売買している薬物を摂取している。
護衛からも隠れて薬物を摂取していることが仇となる。
依頼人考察 レックス・スタントン
サルバドールの表向きは、ワイン生産者で多くの雇用を生み出し、彼の死後であっても多くの地元民は、サルバドールの死を嘆いていたらしい。
一方でサルバドールに活躍してもらっては困る人物は、薬物の競合相手か、俳優のレックス・スタントンになる。
ワインの広告塔として快く仕事を引き受けたと思われるが、サルバドールの裏の顔と代理人の関係を知り、自分のキャリアが大きく傷つけられることを恐れて、ICAに依頼したのではないかと推察される。
ミッション3 幕引きの時
ターゲット アルヴァロ・ダルヴァーデ
イタリア人歌手で、オペラ歌手の名手。完璧主義者であるが、素行に大きな問題がある。
アメリカ大使のデラハントともに、子供たちをさらって、売○して金儲けする一方で、自分も子供に手を出しているというかなりの悪党。
黒いうわさが多く、自分が手を出した少女が行方不明となり死亡となっても、罪はもみ消されている。
それでもなお、あまりある才能を手放すのは惜しいということで、オペラ歌手としての活躍は継続している。
アルヴァロが出演するオペラ「トスカ」は有名な悲劇であり、共和主義のカヴァラドッシがローマ側の警視総監に捕まって、カヴァラドッシの恋人が、警視総監と肉体関係の取引をして(実際は断って、相手を刺した)、カヴァラドッシの死刑は空砲に終わるはずだったが、実弾が込められており、カヴァラドッシは死亡。恋人も身投げしたという話。
実はこの「トスカ」の内容が、幕引きの時とリンクしている。
ターゲット リチャード・デラハント
アメリカ大使で、児童売○の統括も行っている。
アルヴァロに対してはビジネスパートナー以上の想いを持っている。リハーサルであってもアルヴァロの元に駆け付けるし、アルヴァロが事故死した瞬間に、ずっこけながらも彼の元に駆け付けるリチャードの乙女心には、同情するところもある。
しかし、明らかな違法行為をしているから許せるものではない。
ターゲット(ヒットマンコントラクト) アルバート・フルニエ
ミッション攻略後のムービーで47に近寄り、銃撃を浴びせた。これが2作目にあたるヒットマンコントラクトの最終ミッションに続く。
元々コントラクトでは、3人のターゲットでフルニエは、デラハントの友人のロンドン市警という設定だったが、アルヴァロの名前も違うため、ブラッドマネーでは少し事情が変わっていると思われる。
依頼人考察 アルバート・フルニエかジャック
実は今回の依頼人はフルニエか、冒頭からムービーに出ているアルファ・ゼロックスのジャックではないかと思われる。
次のムービーで、ジャックは
そう確信していた。信頼に足るだけの情報があったからな。彼を始末するために、国際対策チームまで設置した。
と語っている。コントラクトの最終ミッション「狩るもの、狩られるもの」では、確かにSWAT?ではないかという大仰な武装チームがやってきた。
フルニエとジャックが裏で共謀していた可能性が高い。フルニエは説明にも野心家であると記載されているので、出世のためにデラハントを囮にして、確実に47を手柄にできるようにしたのではないだろうか。
そして、それが47にとってフルニエは「知りすぎた男だから始末しなければならない」という結論に至ったのだろう。
このように自分を知る人間を暗殺する判断はICAではなく、47に一任されている。
ミッション4 失われた鼓動
メインターゲット ロンバルド
北カルジョニアのアルコールリハビリセンターでリハビリを受けているターゲット。「頭脳と札束」という異名を持ち、数々の犯罪に手を染めているが、無理がたたり、リハビリセンターに一時期的に逃げて、自分の関係者を政府に売る手はずを整えていた。
他のサブターゲットと異なり、彼はアルコール依存ではないが、職員に隠れてアルコールを飲んでいたりする。そのアルコールに毒物が混入されていることも知らずに
救出ターゲット エージェント・スミス
CIA職員でありながら、捕まっては47に毎度救出される男。ブラッドマネーは男性はすべてシックスパックの筋肉質になっているので、彼もマッチョになっている。
ロンバルドを発見し、護衛するのが彼の任務だったかどうかわからないが、リハビリセンターの職員に見つかり、薬漬けにされて脱出できなくされていた。
リハビリセンターのやり口があまりにも脱法的なので、裏切りが発覚したギャングなどに対して「あのリハビリセンターでしばらく潜伏してくれ」という感じで、逆に幽閉するための罠として使われていたのかも。
依頼人考察 ロンバルドと仕事をしていた反社会組織またはICA
まず、ロンバルドについて考察すると彼は本当に悪党だったのか?
ミッション前のムービーでジャックが、47や生みの親のオルトマイヤー(47にすでに殺されている)を暗殺するためのエージェントが47によって殺されたとジャーナリストのリックに伝えている。
このエージェントをスミスと考えることもできるが、後のスミスの行動から彼がジャックの直属の部下だったのかどうかは審議だ。
ロンバルドの経歴があまりにも、様々な犯罪に手を染めており、武器密輸商すらつかさどっていることを考えると、47暗殺のエージェントとして、ジャックにリクルートされていた可能性は高い。
ロンバルド赦免の取引は、情報取引ではなく、エージェントになることの取引だったのではないだろうか?
それを知ったICAが先んじて、ミッションの詳細を伝えずにダイアナと47にロンバルドを暗殺させた可能性もある。
リブート版ヒットマンでは、幹部のエリック・ソーダースが独断で暗殺任務を立てた経歴がある。
このミッションは不明な情報が多すぎて、やや整理が難しい。
ミッション5 新しき人生
ターゲット ヴィニー・”スラッガー”・シニストラ
キューバの犯罪王だが、司法取引を結んだことで、証人保護プログラムで、FBIの監視によってがんじがらめの生活を受けており、新しき人生は、二重の意味で皮肉。(がんじがらめの生活を受けることと、47によって人生を終わらされること)
彼にとって不幸なことは、見かけた男をひたすら誘惑する浮気性の妻がいることと(ヴィニーは心から妻を信じているから皮肉だ)
落ちているドーナツを何の疑いもなく食べたり、任務中にヴィニーの娘の部屋にはいって、パンツをかって物色するとんでもないFBIに守られてしまったことだろう。
依頼人考察 ICA
依頼人の目的は、ヴィニーが妻にもたせていたマイクロフィルムを回収することだった。
そのマイクロフィルムはヴィニーの司法取引の内容ではなく、47を造ったルーマニアのオルトマイヤー(オートマイヤーともいう)の文書だった。彼の研究施設の所在、内容が書かれていたようだ。
つまり依頼人はマイクロフィルムの内容を知っていた人物であり、ジャックはヴィニーを保護することで、47のクローン技術の独占をもくろんでいたことになる。
個人的な考察だが、これもICAがフランチャイズとのクローン技術対抗戦の阻止のために、依頼したのではないかと思われる。
次作のアブソリューションで、クローン技術を独占したICAを見ていると、その可能性はかなり高いと思われる。
ミッション6 カラスの殺人
ターゲット マーク・プラヤー・ジュニア
アルビノクローン。クラス1というクローンにあたり、クラス2の完成形の47に比べると、能力は同等レベルのものを持つが、成人までのスピードが急速で、その後は18か月の命しかない。
彼はフランチャイズやアルファゼロックスに加担することで、自分の寿命が延びるための研究、方法を模索しているのかもしれない。
しかし、残念ながら彼の能力の高さをこのミッションで垣間見ることはできず、作戦の参謀として住居からクローン容認派の内務長官を暗殺しようとしたが、47に返り討ちにある。
ターゲット レイモンド・クリンスキー
恋人アンジェリナ・メイソンとともに内務長官暗殺任務に加担。役割はスナイパー。もともとはバイアスロンの五輪選手であり、単純なスナイパーの腕は47より上だと思われる。
しかし、47にとってダイアナが必要であることと同様に、クリンスキーも作戦のサポートと参謀が必要になる。
ターゲット アンジェリナ・メイソン
レイモンドの恋人でサーカスの一座としての活動歴が運動神経が良い。レイモンド同様に精神が不安定であり、片方が亡くなることを知ると暴走するらしい。
レイモンドと性的な内容でトランシーバーで愛をかわしているらしい。熱心に愛の言葉を交わし続けている。頭上に大きなピアノが不安定につるされているとも知らずに。
依頼人考察 CIA職員またはICA
このミッションも、フランチャイズを知ることが出来なければ、先回りしてICAに依頼することができなかったはず。
そして、このミッションからおそらくジャックはICAが自分たちの組織の暗躍を知り、クローン技術独占を阻もうとしていることを察知したと思われる。
根拠としては、的確に暗殺の行動者、指揮者がターゲットにされていることと、「サイレントアサシン」を取得するなら、ターゲット外であるマークに報酬のダイヤモンドを運ぶ運び屋が生きていることで、運び屋からの証言も得たうえではないだろうか。
CIAは、エージェントスミスが、副大統領が大統領暗殺を画策していることをその後把握していたため、ジャックの暗躍はすでにばれていたものと考えられる。
ミッション7 背後に潜む影
ターゲット ローン・デ・ハヴィランド
ポ○ノ王。性にまつわるあらゆる経営、事業を手掛けている。
成功するためなら身体を売ることに全く抵抗のない女性と、性に飢えている権力者をマッチさせることに長けており、裏でビデオをまわし、ハニートラップにかけた権力者をゆすっている。
悪人といえば悪人だが、愛犬家でもあり、撮影場所にも自室にも常に愛犬を連れてきており、主人が危機に陥ると愛犬は激しく吠える。
その愛犬もソーセージには目がなく、厨房のソーセージに麻酔薬をさしこんで、食べさせたら、ぴたりと動かなくなる。
ターゲット チャド・ビンガム・ジュニア

ビンガム上院議員の息子。将来を有望されていたが、性的思考がサディスティックすぎて、ハヴィランドお抱えの従業員を激しいプレイによって、殺めてしまう。その事故現場をハヴィランドに撮影されてしまう。
しかし、当の本人は自分が起こした事件でパニックになったにもかかわらず、ハヴィランドのパーティーに招待されたらノコノコとやってきているようだ。
おそらく事件を起こした後にハヴィランドに「父親にはお世話になっているから俺がこの場を丸く収めてやる」といわれたのかもしれない。
ジャグジーにくつろぎながら、ビンガムジュニアの金に引き寄せられた女性の誘いを暴力で断り続けるが、47が仕込んだ催淫剤入りのカクテルを一口飲んだとたん…
そして、彼は賢者タイム中に文字通り昇天してしまうのだった。
依頼人確定 ビンガム上院議員
息子が殺人を犯し、そのビデオをハヴィランドによってゆすられているため、ビンガムは、ハヴィランド、そして自分のキャリアの危険因子にしかならない息子を暗殺することを依頼した。
一方で、このミッションは47を暗殺する刺客がはじめて登場する。刺客はハヴィランドのパーティに参加している女性に成り代わって、セクシーな衣装を身にまとい47を誘惑してくる。
わざわざ入れ替わっている点から、ハヴィランドのボディガードではなく、ジャックの手の者かもしれない。
ゲームの47は、色仕掛けとは無縁の存在であり、47へのリサーチがあまりにも不足している。
その後もイヴという暗殺者が任務に就くのだが、今回の暗殺者は無視しても問題ない存在であり、ある意味不憫である。
ミッション8 ミシシッピーに死す
ターゲット スキップ・マルドゥーン
ミシシッピー川で観光客相手の遊覧船の船長を務めており、船の調整に関してはうるさい仕事人だが、一方で、水上ギャングとして麻薬売買に携わっている。ゲーターズというギャングが取引相手だ。
一等のパサーすべてと肉体関係を持っており、性の主従関係を持っている。一等パサーが短パンなのは、スキップの趣向が反映されているからだろうか?
依頼人確定 マルゴー・ルブラン
スキップの姪にあたり、次のミッションでスキップの息子との結婚式を控えている。
マルゴーはスキップの暗殺、取引相手のゲーターズの全滅だけでなく、マルゴーとスキップの不都合な関係を示す写真の回収も依頼している。
ブラッドマネーの世界では、LGBTの壁をぶっ壊しまくったキャラが多いので、スキップとマルゴーは肉体関係を結んでいるのかもしれない。マルゴーは自分の富と目的の為なら、自分の美貌を利用することもいとわない。
ミッション9 死が我らを分かつまで
ターゲット バディ・マルドゥーン
スキップの息子。父を失い、事業をそのまま引き継ぐことになった。前回のミッションからの正確な時系列は不明だが、父を亡くし、莫大な遺産と傷心のバディにマルゴーがつけこんで、結婚に持ち込んだという可能性も考えられる。
いままで父が用意した女性としか関係を持てなかったことをコンプレックスに抱えており、自分の力で手に入れた女性との夜の営みを楽しみにしていたようだが、その彼の目論見は永遠に達成されることはない。
結婚式を待てな過ぎて、ウエディングケーキをつまみ食いしようとする意地汚さは、父親譲りである。
“パピー”・ルブラン
依頼人マルゴー・ルブランの父。組織犯罪のトップだから黒は黒だが、精神をやんでおり、マネジメントは娘に一括している。
そんな父に愛想をつかしたのか、金を得るためなのか、娘に裏切られ、命を失うのは気の毒だといわざるを得ない。
依頼人確定 マルゴー・ルブラン

(なかなか刺激的な写真だが、この男も自分の野望のために利用するのだろうか)
かなり冷徹な依頼人で、結果的にマルドゥーン家とルブラン家の財産すべてを手中に収めることになる。
その遺産で豪遊して自分の人生を安泰にする方法もあったはずだが、彼女はなんとその後の新聞報道で、全国のカジノを転々として、伝説のギャンブラーとして名をはせる。
今回の2つの依頼も彼女にとっては、ギャンブルだったのかもしれない。成功すれば、巨万の富をえて、失敗すれば裏切り者として粛清されたのだから。
ミッション10 砂上の楼閣
ターゲット シャイフ・モハンマド・ビン・ファイサル・アルカリファ
サウジアラビアの富豪。彼が扱っているのは石油ではなく、製薬であり、別のターゲットとの取引であるDNAサンプルを手に入れようとしていた。
ブラッドマネーの中でもっとも厳重な警備によって囲まれているが、クリアだけ目指すなら彼の徒歩ルートに爆弾を設置すればいい。
カジノ内ではイカサマ防止のために携帯電話は使用不可能となっており、一度外出する必要があり、それが結果として絶好の射撃ポイントととなってしまった
さらに、ヘンドリクの姿を把握していなかったことがあだとなり、変装した47によって爆殺される未来もある。
ターゲット タリク・アブドゥル・ラティーフ
シャイフの部下であり、科学者で、今回のDNAサンプルの真偽を確かめる存在。
ホテル内のスイートルームで最も厳重な803号室を与えられており、取引のダイヤのスーツケースも持たされている。ただの科学者とは思えないほど信頼されている。
シャイフを電話で呼び出せるほどに信頼はされているが、当の本人はエレベーターで簡単に暗殺される。
ターゲット ヘンドリク・シュマッツ
南アフリカ出身の白人至上主義者。
シャイフにあるDNAサンプルと研究論文を取引するように持ちかけている。
彼もまたいとも簡単にエレベーターの上で待ち構えて絞殺することが可能。
依頼人考察 ICA
シャイフの影にはおそらく、フランチャイズ、アルファゼロックスがある。
DNAサンプルは47のものではないかと。フルニエとジャックが共謀していたのであれば、フルニエが47を撃った時に飛び散った血痕、逃走先のホテルでの血痕などから、47のDNA情報は得られるのではないだろうか。
ミッション11 悪魔と踊れ
ターゲット アンソニー・マルチネス

CIAの諜報部員で、非常にまじめな職員だったが、華やかな世界を手に入れるためには、勤勉な労働だけでは不十分と感じた彼は、武器密輸に手を染める。
今回のパーティでの取引相手のヴァーナとは取引相手以上の男女の関係を持っているが、アンソニーの一方的な行為なのか、相思相愛なのかは不明。
アンソニーの仮装は鬼の面に金色という虚栄心と悪魔的な野心の彼にぴったりの衣装だ。しかし全身をくまなく隠すというのは、彼の抑圧された善意のあらわれなのだろうか。
ミッションクリア時の新聞で、警官時代のアンソニーの姿が映されるのが、なんとも痛々しい。
しかしCIAの同僚は裏切り者のアンソニーに対して、「CIA職員全員がパーティに入り浸っていると思われるのは困る」と冷たく言い放つ。
ターゲット ヴァーナ・ケトリン
武器密輸で成功をおさめた女性。
一方でパフォーマーとしての側面も持ち、火柱をつかった派手なパフォーマンスを披露しているが、それが命取りになってしまう。
アンソニーと密会し、密室で男女の行為をはじめようとするが、奥にはなぜか映写機が。もしかして行為をすべて撮って、アンソニーを自分の意のままに操ろうとしていたのではないだろうか?
ターゲット イヴ

(自分のオフィスのパソコンを全開にしていては、情報が駄々洩れだ)
フランチャイズから派遣された暗殺者。
歌は日本人が聞いてもかなり下手に聞こえるが、男を誘惑する美貌を持つ。ステージに立つ予定だった歌手が原因不明の事故で死亡。
彼女にとって誤算だったのが、彼女の美貌のトラップにかかったのが47ではなくおしゃべりなバーテンだったということ。バーテンの情報を頼りに47は簡単にフランチャイズからの刺客がイヴであることを知る。
ターゲット メイナード
腕利きの殺し屋。おそらく人間
暗殺者界隈で知らない者はいない47と出会えたことに興奮を覚えている。
変装している47を一発で見破っているのは、彼とマーク・パルチェッツィ3世だけなので、人間の暗殺者の中では一番優秀。
優秀な暗殺者でありながら、ドラマティックで芝居がかった暗殺にするために難しくしてしまう。
47と出会って興奮した彼は、密室で決闘を申し込む。
彼にとって誤算だったのが、それまでのゲームで得た報酬で防弾チョッキを買っていた47である(笑)
依頼人考察 エージェント・スミス
47の脱出先のミニバンに乗っていたことや、ターゲットがCIAの裏切り者、CIAの武器や情報を受け取った裏社会の女性であることから、CIAがダイアナに接触した可能性が高い。
ミッション12 修正第25条
ターゲット ダニエル・モリス
現副大統領。前副大統領が事故に見せかけた暗殺によって死に、ダニエル・モリスに白羽の矢が立った。
彼が何かイニシアチブをとれるわけではなく、アルファゼロックスの傀儡であることは明確。職員と不倫する妻を持つという彼も人間関係に何かとトラブルを抱えている男だった。
ターゲット マーク・パルチェッツィ3世
実は物語冒頭のムービーに登場して、47の活躍を新聞から察知してにやりとしていた人物。
フランチャイズの「クロウズ」というクローン暗殺集団に所属する。
ダニエル・モリスと共謀して大統領暗殺をもくろんでいる。
変装の達人とアナウンスされているが、ミッション冒頭で、清掃員に変装しているのがバレバレであり、47に発見されてからも、警報をならして逃走して1対1を仕掛けており、やっていることはメイナードである。
同じフランチャイズなら、色仕掛けで密室に連れ込み暗殺しようとした女性陣のほうがよっぽど暗殺している。
またyoutubeで彼の逃走経路は多くのプレイヤーがしるところとなり、先んじて地雷を仕掛けて、銃撃戦もやらせてもらえず死亡することも多々あり、メイナードに比べてかなり不憫である。
エピローグ レクイエム
ターゲット すべて
ターゲット ジャック
元FBIに所属し、アルファゼロックスを立ち上げ、下部に暗殺組織フランチャイズを有している。
クローン技術を推進する法案に反対しているが、それは自分たちのクローン技術を独占したい裏返しである。
自信過剰な一面も持ち、懇意にしているジャーナリストのリックに、自分たちの組織の機密事項をベラベラとしゃべる。
元FBIということもあって、葬式場でも護身のための拳銃はもっており、筆者は1回目に返り討ちにあってしまった(笑)
ターゲット リック

(かなり不憫だが、リックは教会から逃げることもできないし、このままだとゲームも進まない)
神父とともに、ほぼ無辜の人間であるが、47のことを知りすぎたため、葬式場で死ぬことになる。ムービーで彼と彼の立派な刈り上げが印象に残っているプレイヤーも多いはず。
ジャーナリストとしての評価が高いというより、ジャックの意向に沿った記事がかけるということで重用されている側面があり、
47にとって彼を生かすことは、自分の情報が漏らされるリスクがある。
HITMAN ヒットマン シリーズの時系列 ストーリーのあらすじとネタバレ ダイアナとの関係
最終作ヒットマン3のストーリーまとめも完成しました!!よろしければこちらもどうぞ
ヒットマン3 wiki風 シリーズ最終作のストーリーをまとめてみた(ネタバレ注意) 人物・組織相関関係
ヒットマンの面白いミッションや主要人物の紹介も行っています
HITMAN シリーズの主要人物まとめ 47やダイアナの関係だけでなく面白い暗殺ターゲットもまとめてみた
ヒットマン2(2018)のストーリーをまとめてみた(ネタバレ注意) 人物・組織相関関係
HITMAN ブラッドマネーその後のアブソリューションについて
少し触れたが、クローン利権争奪戦でICAは勝利したことと、ダイアナが「陛下」という人物に対して、組織の機能が回復したことを告げる。
あまりにも早いので、アルファゼロックスが壊滅したと思ったICAはダミーだったと思われる。
後のアブソリューションでとうとう少女のクローンまでも生み出し、47以上の傑作クローンをICAは作り出してしまうし、クローン兵士も作ってしまうから、ジャックが恐れていたことが現実になったことになる。
またハッキング技術もヒットマンリブートで非常に高いものを見せ、まだ組織の全容をすべて見られたかどうかは不明だが、ICAの底の深さを我々は知ることになる。
今回は、他のヒットマン記事から視点を変えて、「依頼人は誰か?」という考察を行ってみた。
振り返ってみると、実はアルファゼロックスの目論見に対して、ICAが先手を打ち続けていたのではないか?という結論に至った。
ただ、個人的にはマーロン・ルブラン関連のミッションがドロドロしていてかなり興味深かった。
また本作はZ指定を受けていた作品ということもあって、ターゲットのやってきた悪行、ターゲット同士の性的な関係という点にも焦点があてられている。

