30周年を見据えたオーバーフレームとグランドマスターレア
ここ近年は、20th、そしてクォーターセンチュリーシークレットが基本的なトップレアリティとして推されていた。
新旧様々なカードが、上記のレアリティとして再録されたり、新録されていた。
特に20thはカードの名前が赤字で、遊戯王が記念的かつ、コンスタントに出した記念レアであり、コロナによるTCG需要と被ったので、いまだに自宅でコレクションしていたり、記憶に残っている人も多いと思う。
しかし、クォシクはあまりも多くの数を出したり、20thとの大きな違いを打ち出すことができず、同じカードで20th持っているなら、わざわざクォシクを買う必要はないよねというコレクターがいたのも事実。(もちろんクォシクでしかない東京ドーム背景とか特別なカードは別)
そして、KONAMIの遊戯王上層部が新しく下した決断は
「より新鮮さのある30周年にふさわしいレアリティを創造すること」
「既存のカードであってもオーバーフレームにすることで新しい価値を創造する目的」
それが、オーバーフレームであり、グランドマスターレアだと考察している。
今回の新カード、注目カードはいずれも、オーバーフレームを意識して、画面の枠から飛び出る立体感と、迫力を見せつけた絵柄になっているのが印象的。
高騰している「ガガガガール ゼロゼロコール」も、美少女キャラだから人気というより、カードの枠に座り込んでいるような作りになっているのが、絵柄とマッチしてポイントが高い。
遊戯王のテキストはかなり小さいので、カードプレイには向かないものの、テキストを堪能するという意味ではこれはいいと思う。
さらに、今回は3ボックス購入者にスペシャルパッケージが配布されていたが、このスペシャルパックは過去の人気カードの既存イラストのままオーバーフレームにされたもの
今までのカードがバストアップしたことによって、気づかなかった魅力なども再確認できるようになった。好きなカードは、オーバーフレーム版も欲しいという新しいコレクター心理を喚起させるような試みだ。
倶利伽羅天童(くりからてんどう)というかなり独特な高価だが、女性とドラゴンという神秘的なイラストと、過去にかなりのレアリティが作られた一部の界隈で人気のカード
こちらの初動がメルカリで3800円~4000円ぐらいだったが、2~3日で1万円近くまで高騰した。
理由としては、グランドマスターレアを狙った層が手当たり次第に買った影響で3ボックスで配布されるカードが枯渇し、高騰したということ。
後に別の形で再録される可能性もあるがなければ、値崩れする可能性も低いかもしれない。
3ボックスのスペシャルパックもランダム封入で、ホープドラグナーなどは1500円程度だが、ゲートボールで人気の「1103環境」のシューティングクェーサーもクリカラと同じよな高騰を見せている。(買っておけばよかった)
数量限定であるが、クェーサー、倶利伽羅天童など過去イラストが、オーバーフレームになったことによって、新しい需要と価値が生まれた。
プレイヤーによっては、「デッキのカードすべてオーバーフレームにしたいぜ」って人も現れるかも。
実はラッシュデュエルでは、砂塵の大竜巻みたいなカードでさえも、オーバーラッシュレアになったりしている。
カードプールが増えすぎて、追いつけず脱落したプレイヤーがいる一方で、1103など過去の環境で遊び、過去のカードが値上がりしている現象もある。
トリシューラ、サウザンドアイズサクリファイス、シエン、エヴォルカイザー、マスターヒュペリオン
もう可能性は無限大で、かっとびんぐだ。
オーバーフレームを手にした感想
さて、看板カードの「王(ファラオ)のしもべ ブラックマジシャン」のオーバーフレームレアを手に入れたので、鑑賞した感想を述べる。

初のレアリティ、初の看板カードということで、絵師は相当気合を入れて絵に魂を吹き込んだ渾身の一枚といってもいい。
ちなみに私がメルカリで買ったときは3800円ぐらいだったが、古からの決闘者から人気のブラックマジシャンデッキが実戦レベルで強くなったらしいので、5000円ぐらいで販売している出品者もいた。
良くも悪くもイラストに全ぶりした印象になっており、OCG特有の細かい文字が本当に至近距離でなければ読めない。
しかし、想像以上にデザインのかっこよさが際立っており、ある意味「令和のホログラフィックレア」のように、フレームから飛び出したように錯覚させることで、カードの立体感が感じられる。
逆に、イラストをアピールしているのだから、カードによってはプリシクの格子が邪魔になるんじゃないかなと思ったり。
xでは改造したのか、自分で画像加工したのか、アルティメットレア風のオーバーフレームを作った人もいるが、ものすごく映えた。
そう、オーバーフレーム単体でも結構話題になったが、過去の遊戯王が出してきたレアリティと掛け合わせる楽しさがある。
それこそ、今回は最低でもウルトラレア以上だから、ホイル加工はされているが、完全にノーマル仕様のオーバーフレームだっていいわけだ。
個人的にはこのイラストで旧ホログラフィックレアが見たかったなぁ…たぶんKONAMIは復活しないだろうな。
グランドマスターレアは今後どうなるのか?
グランドマスターレアの価格変動は毎日のように変動しているが
初動で「王のしもべブラックマジシャン」は買取120万、「黒魔導のカーテン」は200万ぐらいついていた。販売価だったら300万ぐらいは超えそう。
具体的な封入率は不明だが、60カートンに1枚といわれているから、自引で当てるには、金銭よりも運命力が必要。
LIMIT OVER COLLECTION -THE HEROES-が2月の再販されないコレクターズパック枠であり、未開封箱は宝くじとして持っているだけで多少高騰するだろうし
他のオーバーフレームのプリシクも、相場が落ち着いて、未開封箱が激減した場合は、人気のカードから高くなっていくと思う。(現にもう高くなっている)
オーバーフレームのプリシクでさえも当たり枠は1万円を超えてくる。
問題点としては、シリアルナンバーがついて、数量を極めて絞って価値をあげているため、偽造品による社会的な影響だ。
OCGが人気を集めた理由の1つに、時代に先駆けて、カードの右下にホログラム加工を施し、偽造対策に名乗りを上げた。
現在は、偽造品の技術も上がっているため、ワンピースの裏面の青の濃淡のようにより再現が難しい技術が盛り込まれるべきである。
グランドマスターレアの本物を見たことがないが、周囲の加工について、ちゃんと凹凸が鮮明にできているのか、偽造は極めて難しいのか?
このあたりが、グランドマスターレアに対する信認と価値に関わってくるのは明白だ。
KONAMIとしては、パックの売り上げを大きく左右し、またもお札をする感覚でカードを発売できるような環境を生み出しつつある。
ポケカの方が資産価値があるといっても、私のようにリアルタイムでポケカと遊戯王の人気と勢いの差を見てきたものからすれば、遊戯王を昔からやってきた知識というものがあり、それが生かせる日がきたらやはり楽しい。
また、グランドマスターレアをどれだけ絞るのか、逆に1枚はどんなものか加工をプレイヤーに披露する機会を設けるべきだと思う。
ワンピースのコミパラは、レリーフ加工が素晴らしく、その点が偽造の難しさとして信頼される一方で、パックの最高レアリティであり、1カートンぐらいではお目にかかれないといわれている。
そのため、カードによって価値はばらけるが、だいたい4~5万ぐらいを払わないとコミパラを見ることができない。
遊戯王のレリーフだったり、ポケモンのSARが人気なのは、誰しもがどんな加工か素引きであててみることができて
「この加工めっちゃかっこいいな~、もし僕の好きなイラストの○○が○○レアだったら絶対買いたいな」と購入意欲になる。
しかし、一度も手に入れなければ、「画像だけみれたらいいや」で終わる。
たぶんコミパラも1枚でも何度もいいから手に入って、そのレリーフの美しさやこだわりを目の当りにしたら、「絶対にあてたい」「買いたい」につながる(厳密に言えば、カードショップの中古カードが売れてもカードゲームが直接潤うわけではないが)
あまりに人気のないグランドマスターレア(20万前後)でも買うべき?
グランドマスターレアも残酷ながら、同じ100枚限定でもカードによって価値が左右されている。
自引したなら、自分の金銭状況が危うくならない限り、ガチホすると思う。思い出にも残るし。
逆に投資と割り切って買うのであれば、これが悩ましい。
3桁万円払ってでも、人気のブラックマジシャン、ガガガガール、ブラックマジシャンガール、黒魔導のカーテンを確保すべきか…
しかし、グランドマスターレアは始まったばかりであり、当然KONAMIは30周年を見据えて、同レアリティを押し出してくるはず。
だから、よっぽど絵柄に愛着がある場合を除き、価値が下がっても、「自分はこの値段で買いたかった」という確信がない限りは、保留でいいと思う。
一方で、気になるのはあまり人気のない20万ぐらいのカードたちだ。
このカードたちは、逆に今後も値段が落ちる可能性が高いと思う。
なぜなら、投資家、コレクター、マニアというのは自分が本当に欲しい1枚、みんなが欲しがる1枚を求める傾向にあるからだ。
もちろん100枚限定という価値の高さはあるが、すべてが等しく高騰するとは思えない。ポケモンだって上がり下がりの格差はあるのだから。
そのため、可能性は低いが、5万円ぐらいで手が届きそうな価格になった場合、購入して、記事にすることを検討するのだが…たぶん数年先でないと無理そう。
