PSフリープレイレビュー ネタバレストーリーの謎と考察  Alone in the Dark(アローン・イン・ザ・ダーク)2024 

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PSのフリープレイで遊べるようになっていたので、少し気になっていた

アローンインザダーク(2024)をプレイした感想になります。

どうでもいい話ですが、語感が良かったので筆者は最近まで「アーロンインザダーク」を読んでました。

原作は、バイオハザードのモデルにもなったといわれており、本作もキャラクターの名前や謎解きのテイストは引き継ぎつつも、リイマジネーションという形で展開します。

 

 

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アローンインザダーク(2024)はどのようなゲーム?アクションよりもアドベンチャーより

アローンインザダークは、ホラーゲームというより謎解きのアドベンチャーゲームにTPSのシューティング要素が入っているといったほうが正しいです。

(オーソドックスなTPS。基本は銃器を使いつつ、マップ内の火炎瓶などの投擲武器も有効活用していく)

バイオ4のようなTPS要素もあるのですが、システムは簡潔で、武器も少なく敵の攻撃も予備動作が分かりやすく、回避が強いです。

難易度ノーマルであっても、よほど弾を外さなければ、弾薬が切れることは少ないです。回復薬はもう少しあってもいいかなと思いましたし、武器の切り替えと回復薬が十字キーで一括されていたので、武器を切り替えようと思ったら、回復してしまったという誤動作も起きやすいです。

 

謎解きに関しては、パズル要素が多いのですが、主人公が屋敷内で集めたメモや書物を読み比べながら解いていくという要素もあり、すべて攻略サイトも見ずに、ノーヒントでクリアできた人は、素晴らしい勘と洞察力の持ち主だと証明できます。

(メモ、文献も含めてじっくりと考察していく)

謎解きに対して不満点があるとしたら、パズルを解くヒントとなるメモなどをいちいちメニューで確認して、スクショをとるか暗記指定置く必要があり、2024年の基準で考えるとかなり不親切に感じられました。

「解けない」よりも「面倒くさい」が勝りました。

 

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アローンインザダーク(2024) 1年たっても国内で優秀な考察が見られない理由

ストーリーについては、あまりにも謎が多く、主人公が男女2人、エミリーとエドワードがいるのですが、双方クリアしないとわからない要素もあります。

2人ともやることはほぼ同じで、実質2週させられる内容は否多め。

 

フリープレイになってしばらくたっており、本ソフトの発売から1年ぐらい経過しているものの、国内での考察サイトはまばらです。

【レビュー】アローンインザダーク リメイク版をプレイして感じた『モヤモヤ感』と正直な感想をぶちまけます【ガチ批評・ネタバレアリ】

 

 

クトゥルフ神話をベースにしているとか、何が現実で幻想なのかわからない見せ方や、登場人物やメモの内容があえて支離滅裂になっているとか…

ストーリーそのものが、壮大な謎解きといったところで、はまる人は延々とはまれるけど、興味を失った人はどうでもよくなるという。

 

筆者もプレイしながら、いつムービーをカットしようかと葛藤していました。このゲームのストーリーが駄目ではなく、筆者の考察力不足なのですが。

 

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アローンインザダーク(2024)とはどのようなストーリーなのか ネタバレ考察

エドワード編のクリアしたので、ストーリーのネタバレしながら考察していきます。

内容に関しては、サイトをみたり、やや適当にプレイしていた筆者の想像や憶測も入ります。多分本作を完璧な視点で解説できる人は、脚本家だけではないでしょうか。

逆にあえて描写をぼかすことで、プレイヤーに考察をゆだねるというスタイルなのかもしれません。

 

 

複雑なストーリーに見えますが、実はやることは冒頭のエミリーとエドワードの社内会話で明白になっており、そこはぶれていません。

デルセトという精神病棟となっている屋敷に入ったエミリーの叔父、ジェレミーを救う物語です。

 

ジェレミーは「暗きもの」という存在におびえており、悪魔祓いではなく、精神病棟で治癒を試みたものの、その精神病棟は医者も患者も儀式、宗教的なものに取りつかれており、自分が狙われているとエミリーに伝えていました。

本作の目的はジェレミーの捜索と救出になります。

屋敷内で手に入れたタスマリン(お守り)を特定の場所で、特定のメモリで動かすとジェレミーの記憶、異世界へ飛ばされるようになり、異世界に飛ばされたジェレミーを救出します。

(ダイナミックに舞台が変化するのも本作の特徴の1つ)

屋敷にいたはずなのに、突然エジプトやら雪山に飛ばされるという点で、なかなかすごい世界観です。

 

タスマリンは、異世界に飛ばすだけでなく、現実と空想の境目をなくしてしまったり、タスマリンによって飛ばされた人間の過去のトラウマを再現するなどの精神世界的な役割を担っています。

例えば、エドワード・カーンビーは、探偵業をやっていますが、かつてはアルコール中毒などに悩まされ、車運転中にギャングとぶつかって命からがら抜け出したとか

(品行方正にみえる探偵だったが、アルコール中毒や、ギャンブルによってギャングから借金をしていたなど、人生は綱渡りだった)

以来の中で、父親に連れ去られた少女を救出したものの、救出の際に父は死に、依頼主である母に少女を返したが実は、ネグレクトを少女は受けていて、ずっと後悔していたなど

 

サイレントヒル2みたいなストーリーも見せていきます。

カーンビー編の中ボスに出てくるのも、依頼で対峙した少女を誘拐していた父親でした。

デルセトで唯一、患者の名前のない「空の部屋」。エドワードはその空の部屋での記憶があったため、彼も患者ではなかったのか?という疑惑も。

アルコール中毒、ギャンブル依存などを考えると、患者としての適性は十分にあったかと。

ジェレミーが本当に「暗きもの」という悪霊に取りつかれていたか?というのも難しい話で、ジェレミーは脳に大きな黒い影で覆われており、現在で言う統合四徴症、発達障害のような症状が疑われていました。

暗きものとの契約書が、精神科医による診断書であり、ジェレミーにとっては悪霊祓いではなく精神科を選択したのに、結果的に「暗きもの」への恐怖心がより強まってしまったのではないでしょうか?

さらに、前頭葉を断絶し、人間性を失うものとして現在では禁忌となっているロボトミー手術も検討されていたみたいです。

 

結局、デルセトの住人、患者たちはすべて、黒山羊を召喚するための儀式に参加しており、ジェレミーはその儀式に必要だったみたいです。

エンディングは分岐になっているのですが、私が迎えたエンディングでは、エドワードが、対峙していた相手は、実はジェレミーで、ジェレミーの眼球にむかって、細長い棒を突き出して、結果的にロボトミー施術になりましたと…?

 

(正直、このラスボス軽度の集合恐怖症にとっては辛いボスでした)

不完全な形で復活した、黒山羊は屋敷中央にあった木が化け物みたいな形になって、儀式に参加した患者や屋敷の関係者ほぼすべて殺し、カーンビーはなんとかしりぞけました。

 

タスマリンが見せた別世界というのは、どこまでが真実でどこまでが妄想なのか?

ジェレミーが異世界に閉じこもっていたというのは、それこそがメタファーであり、ジェレミーは最初から屋敷の人のいないところで隠れていただけとか。

エドワード・カーンビーはまともに見えて、実は彼が一番支離滅裂な行動をしていたとか。

異世界にいくためにバスタブにおぼれていたり、クローゼットの中に突撃したり…

 

 

一方で、私もメンタル的な症状を抱えているわけですが、精神疾患と呪術、悪魔的儀式との関連性の深さというのを考えさせられる作品でした。

呪術…というアプローチも初代サイレントヒルっぽいなと思ったり…

 

本当に不思議な呪術によって、エドワードが巻き込まれたのは、最初のジェレミーの絵をみて、城下町に引き込まれたシーンと、最後の黒山羊が不完全な形で登場したシーンではないかと思われます。

それ以外の、タスマリンを通して異世界にいった場面は、ジェレミーの文献や人間性をみて、ジェレミーのイメージを増長してできてた場面であったり、エドワード、エミリー双方のトラウマが投影されたという解釈をしています。

 

 

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アローンインザダーク(2024) 宗教と精神疾患という永遠のテーマについて

ストーリー解説で語ったように、アローンインザダーク(2024)では、宗教と精神疾患の関連性がかなり色濃く描かれています。

登場人物の言動のどこまでが、正常で異常なのか。非常にわかりづらくなっています。

 

精神分析が確立されたのは、フロイトが登場した1880年代後半。

おそらく、以前までは精神疾患に対して、病名であったり、治療などが確立されていなかったので、宗教的なアプローチが色濃く残っていたのではないかと思われます。

現代では、映画やアニメの描写で

神や天災を鎮めるために、部族で一番きれいな女性を生贄にささげる…的な描写があった場合、「おかしい」と指摘するキャラがあらわれるわけですし

視聴者である私たちも「それは違うよ」と思えるわけです。

 

 

一方で、当時としては生贄をささげることや、自分が命を捧げることは正しいと思っていた人は、おそらく今より多かったはずです。

反対に、精神疾患を患った場合、儀式的な行為を挟むことで癒されるものであるという定義もされていたのではないでしょうか。

 

実際に宗教を深く信仰することによって、日常生活を安静に過ごせる人、間接的な自〇防止になっている人もいるでしょう。

この宗教と精神疾患という答えがないが、現代にも通ずるセンシティブな内容に踏み込んでいるのが、アローンインザダークなのではと感じられました。

 

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アローンインザダーク(2024)はなぜ低評価だったのか? ストーリーとキャラクターのかみ合い

グラフィックは一部美麗なシーンはあるものの、アクションゲームというよりは、アドベンチャーゲームに近く、ああでもないこうでもないと深く考察していく作品に感じられました。

正直、エドワードとエミリーのシナリオを分断させるやりかたは悪手で、交互にプレイしていく形にしてほしかったかなと思います。

 

ストーリーの内容は、本当に練られて、考察しがいのあるものになっていると思いますが、なぜ関心が薄いかというと、これはゲームであり、ゲームを操作するキャラクターへの感情移入があまりにも難しいのです。

 

中盤以降のエドワードはあらゆる事象に対して、感情をむき出しにするし、彼のトラウマや不完全な人間であるということがわかるため、ようやく魅力が出てくるのですが

序盤は、あまりにもリアクションが乏しく、異世界でクリーチャーに遭遇したとしても、屋敷内での住人の会話が全く成立しなかったとしても淡々としすぎていて、「このキャラに感情あるのかな?」って思うぐらいに乏しいです。

 

例えば、「SIREN」や「バイオショックインフィニット」といった難解なストーリーのアドベンチャーゲームはこれまでもありましたが

  • 主人子が絶望的な状況から生き残る
  • 幽閉された少女を助ける、その少女が魅力的

といった基本のプロットがシンプルだったり、わかりやすくかったり、プレイヤーにクリアさせる動機づけがうまかったりするのです。

 

 

 

一方で、アローンインザダークは、主人公の行動の動機づけがあまりにも弱いし、ジェレミーは助けたいと思うほど魅力的な人間でもないし、本当にプレイヤーが第三者となって小説を読んでいる気分になっていて、しかもその小説も難解という…

ゲームとストーリーがあまりかみ合っていないというのが、アローンインザダーク2024の低評価の要因かなと思いました。

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