年末によく売れているお屠蘇って正直おいしいのか? 作り方とポイントについてまとめ

食欲まみれの全力京都紀行
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以前の職場で、年末になるとお屠蘇がよく売れていた。

お屠蘇ってなんだ?って思っていたので今回初めて飲むことにした。

 

 

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お屠蘇のルーツと内容について調べる

屠蘇の起源は、嵯峨天皇の時代までさかのぼり、唐の博士が来朝の際に、絹の袋にいれた屠蘇白散(とそさん)という霊薬を献上。

 

屠蘇の中身は、5~10種類の生薬で構成されており、袋の上からでも匂うシナモンだけでなく、山椒(さんしょう)、桔梗(ききょう)、防風(ぼうふう)など。

これらの生薬は胃腸を整える、風邪の予防、血行促進など、単なる縁起物ではなく薬膳酒としての側面を持つ。

ちなみにシナモンも桂皮という名前で、葛根湯などにつかわれたりする。

天皇や貴族から三が日に御神酒にお屠蘇を浸して用いられたのが始まりで、そこから江戸時代になって、庶民にも同様の作法が広まるようになる。

  • 「屠」:屠(ほふ)る。悪い鬼や病を倒す、殺すという意味。

  • 「蘇」:蘇(よみがえ)る。魂を蘇らせる、または「蘇(そ)」という悪鬼を葬るという意味。

つまり、悪い気を退治して、心身をリフレッシュさせるという目的があり、かなり強い意味が込められている。

 

 

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お屠蘇の作り方について 正式な手順を踏むべき? なぜ本みりんがいいのか?

お屠蘇の作り方は、パッケージに記載されているが、実際に作ってみて思ったことをまとめていく。

 

まず、お酒を1合用意する。1合は180ミリで、コンビニでも小瓶で売られている。今回はあえて、大吟醸を購入した。大吟醸といってもワンコイン未満で購入できる。

 

「どうしても純米大吟醸がいい」って人は、酒屋か成城石井、明治屋あたりへ行くのがいい。

しかし、みりんや屠蘇の味わいが強めにでるため、縁起物だからいいお酒で作りたいというのならわかるが、味で考えるなら普通の清酒でもいい気がする。(あまりに安いお酒になると添加物が多く含まれて悪酔いするリスクが高くなる)

(良質な本みりんはそのまま甘いお酒としていただくこともできる。 調味料として使っても、肉じゃがなどを抜群なおいしさに引き立てる)

また屠蘇は屠蘇器(とそき)という銚子と盃をセットにしたものを使うのが正式なのだが、どこの家庭でもあるわけではないので、今回は普通のマグカップで作った。

まず日本酒を入れる、次に屠蘇のはいったティーバックを浸す。残念ながら開封時にティーバックが破れてしまったので、お茶パックに入れ替えて浸した。

(中身はこんな感じになっている)

浸す時間は6~7時間。浸している間は汚れないようにアルミホイルでカバーした。

この画像はつけて1時間ぐらい経過した状況。最終的に6時間たっても似たような見た目になる。

時間がたてば、本みりんまたは砂糖を加える。今回は本みりんを使用。

「みりん風調味料ではだめなのか?」という意見もあるが、なぜ駄目なのか

みりん風調味料は本みりんに近づけるため、水あめ、糖類、うまみ調味料が使われており、アルコールはほとんど含まれない。

対して、本みりんはアルコールと米が含まれており、アルコールによって、臭み消しなどができる。アルコールが含まれるため、生ものにかける場合はアルコールを飛ばす必要がある。

お酒の本みりんも使って、お屠蘇に浸すというのが本来の使い方といわれていたり、上品な甘さになったり、お屠蘇が溶けやすいという様々なメリットがある。

 

試しに本みりんをなめてみたが、コクのある水あめみたいな味わいで、本当にアルコールがあるのか?と思ったが、後から酔いがやってくる。

 

本みりんをお好みで30~50ミリ入れる。多く入れるほど濃厚な甘さになる。

 

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お屠蘇の感想 養命酒っていがいとすごいんだなって気づく

さて、人生で初めてお屠蘇を飲んでみた感想。

できればスプーンやマドラーでかき混ぜたほうが、みりんも屠蘇もしっかりと混ざる。

みりんをかなり入れたため、甘さは強めかなとおもったが、日本酒の味わいはしっかりと残っている。

屠蘇の味わいはシナモン、そして山椒がものすごくきつめに出ている。さすが長時間浸しただけのことはある。

(1年ン十売れ続けているロングセラー商品。味のバランスが意外に良かったことに気づくが、1本まるまる飲むのは大変だ)

薬膳酒といえば、養命酒が有名だが、養命酒とはまた違った味わいを感じる。養命酒はすべてが溶けだしているが、お屠蘇はティーバックを浸しているだけなので、味わいがまばらな印象。

縁起物にこういうのもアレだが、おいしいかおいしくないかといわれると、筆者はあまり好きな味ではない。

盃にいれて少しだけ口に含むというのが、本来の飲まれ方であり、一合まるごと1人で飲むのは厳しい。

 

養命酒も少し厳しい味なのだが、薬膳酒としてバランスのいい味わいまで作られていたんだなと感心した。

 

だいたい90ミリぐらいを飲み終わった。お屠蘇の味でちびちびとしか飲まなかったことや、その後にスープやカフェインレス珈琲で酔い覚ましを試みたのがよかったのか、3時間程度で酔いはさめた。

縁起物に味でジャッジするのもあれだが、6時間つけこむという手間にみあった感動はなかった。

しかし、ずっと気になっていたので、今回検証できてよかった。

 

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