NINJAGAIDEN4を堪能したが、なんと1作目の忍者龍剣伝のようなドット絵の2Dゲームも新作が登場していた。
それがNINJA GAIDEN:Ragebound(ニンジャガイデン レイジバウンド)以下レイジバウンドと呼称する。
ゲームキッチンというスペインの開発会社が開発している。このゲームキッチンは、Blasphemous(ブラスフェマス)というゴシック的な世界観の、メトロイドヴァニア×ソウルライクの作品で一躍有名になった会社だ。
一応、おおもとになった忍者龍剣伝は、中段セーブを駆使しながら、なんとかクリアした記憶がある。
ニンジャガイデンは過去に2,4をクリアした記事を記載しているので、よかったら読んでほしい。
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NINJA GAIDEN:Ragebound(ニンジャガイデン レイジバウンド) 総評
原作が忍者龍剣伝ということもあって、かなり難しいゲームかと思ったが、確かに「死んで覚える」要素はあるものの、システム、操作ともに複数の解決策があり、原因がプレイヤーだと感じさせる納得のある難易度だった。
ドット絵の動きの滑らかさ、SEやBGMの素晴らしさ、そしてシステムを熟知すると病みつきになるような爽快感と、2Dアクションとして非常に高次元にまとまった作品だ。3000円ぐらいだが、間違いなく買いの作品。
クリア時間は一気に駆け抜けて、本編だけをプレイすれば5時間ぐらい。シークレットミッションや、ステージの収集要素を回収しまわって、8~10時間ぐらいのボリュームになると思われる。

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(チュートリアルの品質は非常に高い)
序盤からチュートリアルが非常に丁寧な点と、逃した収集品をナビしてくれるシステムもあって、開発者はかなりプレイを重ねたうえで、本作で初めて2Dアクションに触れるようなZ世代であっても楽しめるような、導線を用意している。
ここまでの丁寧さは、国産の開発企業でさえ、できていないかもしれない。
忍者龍剣伝のファン向けの演出も多く、例えば忍者龍剣伝が当時ファミコンでリリースされた演出面で評価されたカットシーンの雰囲気も、あえてこの令和の時代で再現している。

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グラフィックもブラスフェマスで鍛えたドット技術がいかんなく発揮されており、炎のエフェクトなどは、思わず見惚れてしまうほどに素晴らしかった。
スクリーンショットでながめると、より美しさに磨きがかかっているように感じる。
一部のボスも当時の作品を思い出すようなボスになっており、ラスボスの曲は忍者龍剣伝のボスの曲のアレンジになっている。
原作に対するリスペクトも相当感じられる。
評価については、メタスコアが84点と高評価。steamのユーザーレビューも93%が好評と2Dアクションに好意的なユーザーが比較的買うのだが、それでもかなり高いといえる。
ステージクリア型なので、メトロイドヴァニアのように腰を据えて遊ぶ必要はなく、気軽に楽しめる。(迷ったりするストレスもない)

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水上スキーやバイクに乗りながら、障害物をかわしたり敵と戦うシーンもあって、好き嫌いは別れると思うが、個人的に爽快感もあって楽しかった。
一撃死でもないので

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攻略も単調ではなく、例えばこのステージ奥に見えるのはボスで、一定間隔で全体攻撃をしてくるのだが、柱の後ろにかくれることで、やり過ごすことができる。
ボス戦になると、大量の岩を落とした後に1つだけ岩が残り、その岩にかくれて全体攻撃をやり過ごすという攻略につながっている。
このように文章で説明するのではなく、実際にプレイして基礎を教えて、応用で使わせるという流れがスムーズになっている。
ダウンロードだけだと思っていたが、なんとPSもswitchもパッケージ版が発売されている。
NINJA GAIDEN:Ragebound(ニンジャガイデン レイジバウンド)
今回の主人公はリュウ・ハヤブサではなくケンジ・モズというリュウの弟子にあたる忍者。
ステージを進めると、NINAJAGAIDEN2でも争いのあった地蜘蛛のクモリと融合することになる。
全く同じでなないが、男女別のキャラがペアとなってそれぞれの特性を活かして突破していくというゲーム性は、「悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス」に近い。
元々ケンジだけでもフィジカルは高く、走りも早いし、天井や壁をのぼることができるし、回避行動もできて、回避距離と無敵時間が優秀(これがないと攻略は不可能)
それに加えて本作独自の要素もある
ハイパーチャージ
青、赤に光った敵を倒す(青はケンジ、赤はクモリの攻撃に対応)、またはその場にとどまって攻撃ボタンを長押しして体力を消費すると使えるもの。
次の攻撃の攻撃力があがる、盾持ちの敵の盾を無力化する、ボスを気絶させるなどの攻撃を与えることができる。攻撃がスカったり、一定時間たつと消える。

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例えば上のシーンは、奥にいる盾持ちの敵に普通に攻撃するとガードされて反撃を食らう。
手前にいる敵は赤のマーク、クモリの武器で倒すとハイパーチャージになって、その状態で盾持ちを攻撃すると一刀両断できる。
ハイパーチャージで倒すと、ヒットストップがかかって、真っ二つにできるので、気持ちがいい。
道中は、ほとんどの敵は一撃で倒せるが、盾持ちの敵が等間隔に配置されており、ハイパーチャージを用いることで、ステージをノンストップで進めることができる。
ハイスピードアクションにパズル性も加わって、ハイパーチャージを使いこなして突破したときの爽快感はかなりもので、ステージクリアまで満足感は持続した。
ボス戦はボスが吐き出す雑魚敵を利用して、ハイパーチャージになっていかに効率よくボスにあてて倒せるかが重要。
ギロチンブースト
本作の最も素晴らしいシステム。今後も2Dニンジャガイデン出すならスタンダードに実装してほしい。
ジャンプ中にもう一度ジャンプボタンを押すと、キャラクターが1回転する。この回転中は攻撃判定がある(攻撃ボタンの2分の1ぐらいの攻撃力)
敵にあたったり、火炎玉などにあたるとバウンドして上に上がる。このギミックを活かして、足場のない場所で飛んでいるときにギロチンブーストをあてて駆け上がっていくアスレチック要素になっている。
また、大量の飛び道具を投げてくる敵だったり、空中を浮遊するメデューサ(悪魔城ドラキュラ)みたいな2Dアクションプレイヤー全員が嫌いな敵もギロチンブーストを駆使すると難なく使える。
「これ使えば無敵じゃん」と思うかもしれないが、ジャンプ中に1回しか使えず、敵にあてた場合は使える回数が回復するが、1回でもスカったら地面に落ちるまで使えない。
また2Dアクションゲームの伝統であるノックバック(攻撃を受けたら後ろに退く)もあるが、もう1度ジャンプを押せば少しだけジャンプすることは可能なので、理不尽感はない。
基本的に敵の攻撃を華麗に回避したり、やり過ごすためのアクションになっているが、慣れるとボス戦でボスが高い位置を陣取っているときに、ボスの攻撃や雑魚敵を活用して上にあがるとか攻撃にも応用できる。
このギロチンブーストの使い方で、本作の熟練度があらわれるというのが素晴らしい。
クモリ
クモリは、途中からケンジと一体になってサポートする。
基本はクナイを投げるが、もう1つサブ武器が用意されている。
クモリは遠距離武器を担当しているが、ケンジを操作している状態で、クモリを扱う場合、体力下の赤ゲージを消費することになり、ずっと遠距離攻撃はできない。
一定の条件を満たすことで「レイジバウンド」という大技を出せる。この技もゲームを進めていくといろいろ切り替えることが可能だが、初期のクナイを連投する技だけでも十分に強い。
NINJA GAIDEN:Ragebound(ニンジャガイデン レイジバウンド) ノーマルモード攻略
難易度について改めて言及する。ラスボスも含めたネタバレになる。
知名度が低いのか、素晴らしい作品であるにもかかわらず、日本での攻略サイトがあまりない…
最初は道中もそこそこの何度、落下死に多少苦戦しつつも、ボスに何度もリトライするというぐらいの難易度だった。
特に序盤はクモリとの共闘や、特にレイジバウンドが全くないため、初期ボスのほうが体感的に強かったのではないかと思ったほどだ。
道中が難しくなるのは、後半の4-1以降。ここから難易度が明らかに跳ね上がる。相手は魔物からCIAの兵士、実験されてクリーチャーみたいな状態になった兵士があらわれる。
兵士なので、遠距離攻撃を用いる相手が増え、敵の配置のいやらしさと、中間ポイントが長くなったことで、明らかに突破が難しくなる。
ショップで、最初から購入できる「敵を3体以上連続で倒していくと体力回復」できる「血の狂乱」は絶対に装備したほうがいい(装備枠2しかないがその1つを使ってでもいれたい)
護符はクリアだけを目指すのであれば、体力回復をサポートするものだけで十分。

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クモリのレイジバウンドは初期の「クナイの雨」でも十分に通用する。
地蜘蛛武器(サブ武器)はいろいろあるが、結局「鎖分銅」で安定した。鎖分銅はケンジの周りに4つの剣がクルクル回転して、攻防一体となっている。バージルの幻影刃みたいなもの。
敵の盾を破壊できる手榴弾は一見強そうだが、雑魚的には強いが、ボス戦で与えるダメージが、当てるのが大変な割に見合ってないほど少ない。

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ボスに関しては、ノーマルは比較的ごり押しでも倒せることが多い。特にレイジバウンドが使えるようになったら、ボスの3分の1は最初から減らせるようなものなので、かなり有利に戦える。
基本的にボスの攻撃はボスからの攻撃や弾にあたっても、ボスの身体にあたっても同じぐらいのダメージなので、ボスとの距離感を保ちながら、焦らずチクチクと攻撃することが重要。
よくあるのが、回避をさせて、回避で進みすぎてボスにあたるという事故。
回避ボタンを入力して、すぐ攻撃ボタンをおせば、回避攻撃で回避行動をキャンセルすることができるので、ボスとの距離を調節することは可能。
あとは回避を無暗におさず、ボスが突進してきたらギリギリまでひきつけてかわす方がいい。
終盤になると回避にコツが必要なボスが増えるので、動画などでタイミングを確認するのがいい。
クモリ加入後のボスは、クモリの遠距離攻撃でチクチクせめながら、余裕があるときだけ、刀で攻撃して、ハイパーチャージをあてたら一気呵成という形でも勝てる。
そして、ボス戦も鎖分銅が本当に強い。鎖分銅を展開しながら、刀でも攻撃できるので、瞬間的DPSは相当なもの。
サブ武器なので、クナイに比べるとクモリゲージは多く消費するが、スタンしたボスにケンジの刀とあわせることで、ゲージも回収できるのがいい。

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あと、アスレチック面の攻略もやや難しいものがある。
収集を回収するための場合もあるが、クモリ操作時は制限時間以内に目的地に到達する必要があり、上の青バーがなくなるとやり直しになる。青バーを回復するアイテムは道中に出てくるが、結構ギリギリの時間配分で設計されている。
一つ目の攻撃したらワープできるオブジェクトがあるのだが、オブジェクトを攻撃して、ワープするまで一呼吸あるので、そのタイミングを覚えて、ギロチンブーストかクナイかを落ち着いて選択したほうがいい。
道中の敵は時間制限の方が重要なので、ギロチンブーストで強引に進んでいけばいい。

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あとこのヘリにつかまるシーンでは、敵から攻撃を受けると手すりから手を離すが、ジャンプと↑ボタンを押せばまたつかまれる。
しかし、少しでもタイミングを逃すと落ちて一撃で死ぬ、さらに中間ポイントまで長めなので、ここはレイジバウンドを惜しみなく使ったほうがいい。

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最後にラスボス。攻略動画をみたのだが
敵の攻撃は比較的かわしやすいが、弱点である心臓もギロチンブーストの判定であり、ギロチンブーストを駆使して、全体に1回転するビームなどをかわせるとかなり有利になる。
ここまで来たプレイヤーなら間違いなくできるはず。
ボスは体力を一定以上削ると、骨で心臓を覆うが、レイジバウンドを使えば一発で解除できる。心臓は地上付近にあるので、レイジバウンドをダメージソースとして使わなくても攻略は容易。

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さて、レイジバウンドは実質、真エンディングを目指すために2周制になっており、2周目はハードモードでクリアする必要がある。
試しにハードモードをプレイしてみたが…これはもうファミコン世代のオールドファンに向けた難易度といっていい。
敵の体力ではなく配置される敵の強さと量が桁違いに上がっている。
例えば、手裏剣を1つしか投げなかった敵が、3つなげるとかそんな調整がされている。
ボス戦も足場が消えていたりしている。
「こんなのクリアできない」って人のためにアシストモードが用意されており、無敵にすることもできる。
さらにアシストモードを使ったとしても、トロフィーなどに一切影響がない。トロコン勢の人は、たぶんアシストを使わないと思うが、真エンディングとハードモードがどれだけのものかを通して、体感したい人はアシストに頼るのもあり。
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