新宿タワーマンション刺殺事件 和久井容疑者は減刑されるほどひどい扱いを受けたのか? 50代の恋愛観と犯罪心理からの考察

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新宿タワーマンションの刺殺事件

ニュースで連日、犯行の経緯、動機が報道されているがネットでは意見が真っ二つ

特に、加害者の和久井学容疑者に対して、同情的な意見をもっていたり、減刑の嘆願を集めようという声も…

私がよくみている、かなえ先生と懲役太郎さんも意見が結構分かれています。

まだ確定していない情報は多いのですが、ちょっとこの事件について、考察してみたいと思います。

 

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前提として、和久井学容疑者の犯行については擁護はできない

結論として、被害者の平沢俊乃さんが、和久井容疑者に結婚詐欺などのやや過剰な色恋営業をしたのでは?といわれているが

前提として、待ち伏せして、ナイフを2本携帯して、被害者に迫った時点で、容疑者の殺意が全くなかったと証明することは難しいと思われる。

 

また一部では、近づいたところを「ストーカー」と叫ばれて、混乱して刺殺してしまったという容疑者の供述もあるようですが

 

パニック状態になってしまったら、普通はその場から逃走したりするものなのではないでしょうか?口封じに何か所も刺すというのは、尋常ではなく、しかも首など致命傷を狙っていると疑われても仕方はありません。

 

別の供述では「身体を傷だらけにしようといて刺した」と供述しています。

仮に死に至らなかったとしても、平沢氏は水商売で容姿を武器にして仕事しているわけですから、一生傷を多く残した場合、莫大な慰謝料を支払う必要があり、どちらにせよ、和久井容疑者は一生を棒に振る思いで、平沢氏に突撃したのだと思われます。

 

多額の金銭を被害者に貢いでいたことが情状酌量の余地があるかどうかについても、容疑者は51歳まで社会生活を営んでおり、ガールズバーやホステス、キャバクラなどがどのような形態であるかという認識はできてたはずです。

 

平沢氏が明確に和久井容疑者をだまして金銭を奪うという客観的にみてわかる明確な証拠などがない限り、難しいでしょう。

1000万に関しても、もし取り返すのであれば、弁護士に相談してくださいと警察にしっかり指摘されていたようです。1000万という額は個人が自力で取り返すというのは現実的ではありません。

 

一方で、弁護士側のアプローチとして考えられるのは、心神喪失ですが…待ち伏せしていたという点で、計画性があるといわれるため

ネットで言われるように、和久井容疑者に減刑されるかどうかといわれると、きわめて難しいのでは?というのが私の見解です。

 

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混同される 平沢さんと頂き女子りりちゃん

今回の事件、平沢さんはパパ活や頂き行為じゃないのか?って指摘されることがあります。

一部では、平沢さんについて「頂きすぎた女子」とさえいわれています

結論として、ガールズバーやホステスの営業の範囲内で色恋などのテクニックは使ったかもしれませんが、頂き女子とはまた別であると考えられます。

 

そもそも、りりちゃん(渡辺 真衣被告)のマニュアルのテクニックは、自分がホストにしてもらった行為をそのまま、詐欺行為として転用したもので、似たように見えるのも無理はないかもしれません。

今回の報道で初めて知ったのは、ガールズバーでも店によっては、シャンパンタワーなどがあり、あっという間に多額の金銭が発生する可能性があるということです。

 

コンカフェにも多額の金銭をつぎ込む客がいるというニュースもありますからね。

昔は、ガールズバー、キャバクラ、ホステスなど店によって使用する金額の大まかな相場が決まっていたのですが、今は店ごとに違うということを利用する人は、重々意識する必要があるでしょう。

 

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犯罪心理学 いまあるリソースをすべて100%つぎ込むことの危険性

和久井容疑者についてよく語られるのは、車、バイクが大好きであったこと。特にHONDAが好きで、NSXの初代や、NRというバイクを所有し、それを売却した金額が今回の事件の動機の1つだったといわれています。

 

20年以上前に発売された販売が限定されたスーパーカーであり、双方ともに当時800万、500万はしたといわれています。

 

これを和久井容疑者は30~31歳ぐらいで購入しているわけです。バイク便の仕事でリーダー的な立ち位置と言われていますが、それだけの金銭をつぎ込める(ローンで買ったかもしれませんが)という点では、欲しいものは無理をしてでも手に入れたいという願望をもっていたのでしょう。

 

かなえ先生が指摘されたように、物への執着というものが、完全に人に移ってしまったことが転機になっています。

なぜ、和久井容疑者がガールズバーを利用する経緯になったのか?

そこで、平沢氏とどのような交流があって、平沢氏に入れ込むようになったのか?

 

 

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生涯の伴侶を欲しがる現代の50~60代の男性の傾向について

これは結婚相談所関連の動画などで見たのですが、50~60代の男性で子供が欲しいとか、結婚願望が強くなって、20~30代の女性を求めるという人が一定数いるみたいです。

 

個人的にありえないだろう、女性側の負担が大きすぎるだろうと思うこともあるのですが、50~60代のまま孤独になった場合は、仕事で昇進できる限界もわかり、将来稼げるお金の限度もわかる

 

そうなったときに、自分の子孫を残したいとか、愛ある過程を築きたいと強烈な強迫観念が襲ってくるのではないか?と想像されます。(同情ではなく、あくまで分析)

もちろん、同世代の同じような性格、金銭感覚の異性を見つけることだって大切なんですけども。

 

和久井容疑者は天涯孤独というわけではなく、一度結婚そして離婚歴はあるのですが、50を超えて結婚がしたい、親が高齢になっている姿を見て、生涯の伴侶が欲しいと焦ったのでしょうか。

そうだとしても、その相手が水商売の人間であるというのは、救いようがあるとはいいがたいです…

 

これが、結婚相談所、マッチングアプリであれば、キャンセルやいいねもつかなくて、現実を知ることになるのですが、水商売であれば相手の弱点や弱みにつけこむという人も出てくるでしょう。

 

 

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人生で思わぬ幸福、やさしくされた相手に100%をぶつけたくなる感情を抑えるために

よく、今回の事件で1000万(報道によっては2000万?)ももらったから、このような結果になったと被害者を責めるようなネットの声もあります。

もちろん、支払うように強引に恋愛感情を引っ張ったのであれば、被害者の落ち度もあったといえます。

 

しかしながら、結局は支払った人間の管理能力というところに行きつきます。

注意点としては、全財産が20代で100万円だったとしても、40代で1000万だったとしても、同じ100%です。

 

つまり、アベマの取材で現役のキャバ嬢の方が答えられたように、その人にとってどれだけ余力のある資産であるかを考えることが重要。相手に使わせたのではなく、自主的に使ったと思ってもらうことが重要なのだと思われます。

使用する側は、あくまでパーセンテージではなく金額ベースで、その人への気持ちや思いを図るということが、人間の色恋だと難しくなりますが、重要です。

 

例えば、長い人生をいきて、自分の人生のつらさに寄り添ってくれた、やさしくしてもらって、人とのしての温かさを教えてくれたという相手に対して、あまりにも無防備に自分の100%、つまり全財産を投じるって人もいるかもしれません。

その場合、一度冷静になって、自分のすべてをあげてもいいというところから、一歩身を引くことが大切です。

 

ほぼすべての人が指摘されるように、和久井容疑者にとっては、一瞬自分に優しくした平沢さんに傾きつつあった感情ですが、NSXとNRと過ごした20年は、たとえ無機物であったとしても尊いものではなかったのか?という考えるタイミングを作るべきでした。

 

これは、冷静にマニュアルをつくっていたけど、ほぼ100%ホストに投じてしまった、頂き女子りりちゃんにも言えることです。