零 濡鴉ノ巫女(ぬれすがらのみこ)評価・レビュー 濡れ表現による色気はホラーゲームとして怖さを奪っているのか?

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和風ホラーアクションとして、タイトーから発売され、5作品以上のシリーズ、そして20年に及ぶ歴史を誇る零シリーズ。実は、零シリーズは初プレイになります。ぬれがらすのみこは、2014年にWIIUで発売されましたが、以降最新作が出ていないので、現状、零シリーズの最新作になります。

今回のプレイ環境は、PS4ソフトを購入し、PS5の無償アップグレードでプレイしました。PS5の場合はフレームルートが動き、コントローラーの反応が格段によくなったり、グラフィックも向上しているとのことです。

このブログでは、サバイバルホラーゲームやアドベンチャーの評価、レビューを行っています。よろしければほかの記事もご覧ください。

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零 濡鴉ノ巫女(ぬれすがらのみこ) 射影機と戦闘システムについて

零は射影機というカメラを使って、襲いかかってくる悪霊をとらえて、撃退するという個性を持っています。銃器と違って、主観視点で敵をぎりぎりまでとらえる必要があり、恐怖と快感のリスクリターンになっています。

本作は3人の男女主人公を操る群像劇になっており、操作キャラによって、射影機を連射できたり、強化レンズをつけたりすることができます。

相手を中心にとらえて撮影することで、ダメージが増えたり、ダメージをあたえることで、霊から欠片が噴き出し、欠片を放置すると悪霊は回復しますが、欠片と悪霊をまとめて撮影するとダメージ倍率が増えます。

悪霊は、亡くなった時の姿であらわれるので、首を切った悪霊は首から血が流れていたり、車にひかれた悪霊は四つん這いではいつくばって移動してきます。なかなか怖いですね。

しかしながら、悪霊が登場すれば、アラートがしっかりかかって、悪霊が襲ってくる方向もナビゲーションされますし、悪霊が出ているということは、進行方向が間違っていない証拠になるので、中盤以降になれば、慣れてきてしまうのは、欠点です。

また、本作はステージ制になっており、アイテムはステージクリア後に補充されます。より効率よくダメージを与えるには、枚数制限のあるフィルムを所持したほうがいいのですが、霊を撃退することなどによって手に入るポイントをつかって、補充可能です。

最悪、初期の所持数無限のフィルムでもクリアは可能です。

ポイントはほかにも射影機の基本性能や、強化レンズを強化することが可能です。

 

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零の探索について 古き良きアクションアドベンチャー 攻略サイトは必要かもしれない

零は、2014に発売されていますが、PS2時代の古き良きサバイバルアドベンチャーとして、探索がメインになっています。

ステージは同じ場所を別のキャラで探索して、神社や民家などが4種類程度出てきます。

鍵を探したり、指定された場所で写真をとるなどの探索要素がかなり求められます。私は読解力が足りないのと、面倒さを感じたので、かなり攻略サイトに頼りました。

 

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零 濡鴉ノ巫女(ぬれすがらのみこ) 濡れ表現とセクシーな女性キャラはホラーゲームとしての質を下げているのか?

私は零をプレイする前に、デッドオアアライブのような妖艶でセクシーな女性キャラが、怖さを損ねないのか?と心配していました。

さらに本作は、雨にぬれたり、水につかりつづけることで、濡れ状態になり、衣服が薄くなり、下着などが露見するシステムもあります。

これは、ただのお色気に終わっておらず、濡れ状態になると敵に襲われやすくなり、受けるダメージも増えますが、与えるダメージも大きくなります。

ただ、後半になると常に雨が降り続けて、濡れ状態を解除するアイテムをつかっても、あまり意味がないのが、残念です。

色気に関しては、賛否両論もあるでしょうし、また零が世界に向けて新作を発売する場合、ポリコレ問題で、女性の描写に変更が加えられる可能性があります。

ただ、女性の容姿が二次元的であることによって、零はフィクションであるという安心感があって、プレイしやすくなるのも事実です。過去の名作ホラー映画も美女がよく襲われていましたね。

逆に、女性モデル以外のホラー要素は、ちゃんと怖がらせようとしています。

 

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零のストーリーは理解できることによってより一層怖くなれる

ムービーは8ミリフィルムのように、ざらついた映像になっており、不気味さが増します。

BGMは常に「オーンオーン」とうめくような声が聞こえ、ヘッドホンでプレイすれば、怖さは倍増です。

ストーリーも、和風ホラーらしい、忌まわしい儀式、悲惨な虐殺事件といった、知れば知るほどぞっとするような背景が多く散りばめられています。

怖がらせ方の方向性はSIRENとは逆ですね。

(わかりやすいストーリー解説も動画でされている方がいますね)

SIRENは実際の役者の表情を反映させ、頼りない人物を操作させ、さらにストーリーや設定を意図的にわかりにくくさせることで、理解できない怖さというものが体感できます。

零のストーリーは、文献やストーリーがメニューで簡単に検索できるので、事件の背景や、霊の出自を知ることによって、わかることによってよりぞっとする恐ろしさがあります。

悪霊は撃退した後に触れることで、悪霊になる経緯、死亡した映像がそのまま流れます。なかには1度見ただけで、忘れらないショッキングな映像があります。

詳しくは言えませんが、序盤に主人公と同行したあるキャラの悪霊になった経緯はトラウマものです。

また、古典的ですが、監視カメラをのぞくと、霊がいきなり接近して驚かせるという演出もありました。

 

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零 濡鴉ノ巫女(ぬれすがらのみこ) 総評

零最新作は、探索の怖さと戦闘の楽しさのバランスが取れた作品になっています。

中盤以降の敵の使いまわしや、同じ場所を何度も訪れることによってマンネリは感じるものの、8ミリフィルムのムービー演出は、本作ならではといったところです。

探索面はストレスを感じるところもありますが、適度なストレスがないとホラーゲームとして成立しません。

射影機の戦闘は意外と爽快感もあり、ホラーゲームに絞らず、カメラで敵を撃退するゲームでつきつめて、作ってみても面白いかもしれません。

色気ばかりが、注目されている本作ですが、怖さもしっかりあり、ストーリーはクリア後に文献などをしっかり読んだり、他のサイトで情報収集されると、もっと楽しめると思います。

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