テレビをつけたら、この報道でもちきりですね。
最近は、とにかく暗い事件、将来の不安もそうだし、目の前にある残虐卑劣な犯罪もそうだし・・・もう人間不信になるしかないというところで、この報道はひと時の希望と安堵を与えてくれました。
とはいえ、山里さんって、M1決勝進出してたし、現在は数々のナレーションやMCをこなす、芸人として、地位を確立したポジションにいるお人です。
とても、我々と同じような
「ブスを代表する男」ではないわけです。
この人のエピソードで、感動したのが、MCをやりたいがためにひな壇で、自分を安売りしなかったというエピソードですね。
売れだした芸人は、喉から手が出るほどゴールデンのバラエティに出たがるはずです。大物芸人と絡めますし、全国ネットでアピールすることで、地方の営業なども増えますからね。
しかし、一方でずっとひな壇でおさまり続けている芸人もいるわけです。ひな壇で居続ける才能も必要ですけどね。
ひな壇といっても、ゴールデンではそれなりのギャラをもらえるわけです。本当の自分のやりたいこと、価値はそこではないってことを踏まえたうえで、自分の価値を信じ続けて、努力されたんでしょうね。
そして、有言実行で、司会の仕事があれよあれよと舞い込んでいるわけです。
彼の司会業を何度も凝視したわけではありませんが、ナレーションの場数を踏んでいることで、声の張りが非常によいこと。そして、何回キャンディーズのツッコミと同様に、周りの共感を呼び込むようなテンポを作れます。
今までの吉本芸人の司会は、自分で空気を作って引っ張っていくってタイプが多く、それが理想の司会といわれていましたが、周りの空気にあわせたり、底から支える。まさに20世紀のリーダー像をそのまま司会にしたようなタイプですね。
そして、女性付き合いも合コンに通っていたようですが、おそらく山里さんレベルの知名度であれば、簡単に股を・・・簡単に付き合ってくれる女性は無数にいるはずです。
やはり、司会と同じように自分のふさわしい、アンガールズの田中さんにいったように逆転満塁ホームランを決められる相手を探したのでしょう。
すごくね?
もう単純にすごいよ・・・
ここまで、自分の価値をぎりぎりまであげていって、しかも単に待つだけではなく底に至るまでの努力ができる男ってそうそういねぇよ・・・
多くのブ男というのは、俺も含め、二次元に逃げたり、お風呂屋さんに駆け込んだりして、その場しのぎで、慰めていくもんだ・・・
いや、その忍耐力と、自分に対してそこまで努力をかけ続けられる気力はほんとうにやべーよ。
もうこれは、山里さんって、いうしかないですよ・・・ほんと・・・