雨穴氏 noteで最新作製作に対する苦悩と労力を語る なぜ雨穴氏は作品を描き続けるのか?

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先日、雨穴さんの最新作、あの日、彼らは何をしたのネタバレなしの作品評を語った。作品評というより、雨穴さんの作劇法への評価といったところだが。

そして、公開されて間もなく、雨穴さんがnoteにて作品を製作したときの心境や、どのように作品を作り上げたのか。ある意味、小説で言う作者あとがきのようなであり、その内容が非常に興味深いものだったので取り上げる。

 

なお、作品のメインキングみたいなものになるので、当然本編のネタバレなどがわかってしまうところもあるので、気になる方はぜひ、本編を最後まで読み進めてからnoteを読んでほしい。

記事書いたよ

 

過去に雨穴氏に関する記事を書いています。

【雨穴ホラーミステリー】あの日、彼らは何をした ネタバレ極力なし レビュー ファンが待ち望んだ新作について 今までとどう違う?

【最後の5分ですべてがひっくりかえる】差出人不明の仕送り 雨穴先生作品レビューと感想 ネタバレあり

雨穴 最高傑作小説 変な絵 ネタバレあり 犯人についての考察 その犯行に愛と正義はあるのか?

 

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記事書いたよ から読み取れる雨穴氏の人物像

本題に入る前に、このnoteに対する雑感を。

noteの内容は、いかにして雨穴氏が、あの日、彼らは何をしたを製作したかというメイキングノートになっている。

 

実際に犯罪が遂行されたトリックを実際に雨穴氏本人が実践してみたり、動画に登場する新聞や、動画をどのように作ったかという制作秘話も聞ける。

おそらくほかのyoutuberが動画を作る10~100倍レベルの労力を1つの動画に注いでいる。




「変な家」の映画が非常にヒットし、元の動画が2000万再生という異次元の再生数を突破したことも影響して、一躍時の人となった雨穴氏。当然最新作への関心、ハードルも非常に高かったと思われるが、それをしっかりと超えるクオリティの作品だった。

 

あと、物語の重要人物の春木名未来の顔も最初の構想と変えたようで、美人なんだけど、どこかに影を持っているというミステリー色がより強まった結果につながったといえる。

 

以上をまとめると、小説を提供するだけなら、テキストだけを多くすればいいという考え方もあるし、手を抜こうと思えば動画でどこまで手を抜けるのだが、雨穴氏はそれをしない。妥協をほぼせず、映像と文章の中でもしっかりふさぐべき情報を精査して、我々をおびえさせてくれる。

次が気になって仕方ない物語をまた紡いでくれる。

しかし、これだけ内容の濃い制作秘話以上に、ネットで物議をかもした一文が、冒頭にあった…

 

 

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冒頭に書かれた「作れる気がしない」

これは、作家としてのブランクではなく、下記のように

今年に入ってから精神的に辛いことが雪崩のように押し寄せ、鬱々と過ごしておりました。(あれやこれやそれや) 引用元記事書いたよ

ちなみに、この「あれやこれやそれや」は公開当初はもっと具体的なモノを指していたのだが、あえて変更したということは、影響力を考えて雨穴氏が変更したと考えているので、このブログではあえて明言はしない。

ただ、SNSではすでに雨穴氏のファンをはじめ、結構この話題で語られていることが多い

 

この文章の後に、かなり体調の悪化がつづいたあとに、まさきとしか氏のミステリー作品に感化されて、再起したというエピソードがある。

今私が、プレイしているミステリーゲームがひと段落したら、まさきとしか氏の小説も読んでみようかと考えている。




そして、そのあとに制作秘話を語るのだが、要するに雨穴氏は作品に対してものすごい心血を注いでおり、あれだけ苦労したにも関わらず、広告をほぼはっていない。

過去のXのポストにも youtubeの収益を寄付するなどしていた。

お金以上に作品に対する世間の評価、自分の伝えたいことがしっかりと曲げられずに伝えたいという信念が非常に強いお方なのだと感じた。

 

雨穴氏の作品が有名になり、作家として影響力が強くなることで作品が間違った形で伝えられることはたまにある。

雨穴氏の場合は、あまりにも存在そのものがミステリアスだからこそ、改変されたり、いじられる標的になってしまっている点がある。

ただ、あの全身黒い衣装に仮面というのも、雨穴氏という作家の存在を希薄にして、作品の内容に没頭してもらうために一種の演出なのではないかと思う。

作家の情報や人生経験などが頭に入ると、どうしても「この作家だからこんなアプローチなんだな」と読者にとって、ノイズになってしまうこともある。

 

本来は具体的に書くつもりだったが、noteでぼかされたので、このブログでも尊重して、ぼかして表現した。

 

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記事から本にするのは「変な家」が最初で最後

私は雨穴氏の書籍は、変な家と変な絵を読んだ。変な家2は未読だが、世間の評価は高いので、機会があったら必ず読みたい。

変な絵はたしか1~2日に読み進めたが、変な家は1週間ぐらいかかった。

これは純粋に変な絵のほうが、作品の構造が複雑で、面白く、さらに人の情念の怖さに触れることができるからだ。

オカルト的でスプラッターな怖さは変な家のほうが明らかに上なのだが、変な絵の方がはるかに怖くて、読み進めるも怖かった、でも先が気になって仕方なかった。

それぐらい面白い。

 

ちなみに、私と同じで活字アレルギーなんだという人は、漫画にもなっているので、そちらのほうが読みやすいと思う。

 

雨穴氏の動画などで1つでも気に入ったものがあれば、変な家は絶対に読むべきだし、1章だけは動画になっている。

 

変な家と変な絵の違いは、変な家はあまりにも人気が出たために、完成していた動画の続きを書籍化。変な絵は、最初から書籍向けに長尺の文章をかいたものの1章を動画にした…という違い。

だから読み物としての完成度は、変な絵の方が高いのは仕方ないことだ。

 

おそらく、その事実は雨穴氏が最も自覚していることで、今回の最新作も動画だけで内容は完結していた。これ以上はおそらく蛇足になると思うというところで終わった。

そういえば、8月に雨穴氏の最新の短編が読めるらしい。ぜひとも購入して、ブログでレビューしたいと思う。

 

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