製麺所という名前にかなりの本気を感じる。
学生時代はそれなりにつけ麺を食べていた。
特に京都駅のラーメン小路にある、大勝軒は学校の帰りによくよっていた。
というわけで、久しぶりにつけ麺専門店のつけめんを食べることになる。意外とうきうきとしたが、痛感した現実もあったのでレポートする。
三田製麺所 メニューと注文方法 クレジットカードも使える
(個人的につけ麺以上に右上のたまごかけ麺に心を奪われた。次の来店は絶対にこちらを注文して再度記事にしたい)
(意外にもおつまみメニューがかなり充実しているので、呑み目的で訪れるのもありよりのあり)
注文はQRを読み込んでスマホで注文、決済はクレジットカードを使えた。もうラーメン屋でもどんどんキャッシュレス化が進んでいる。個人的に大歓迎。
ただ、QRコードはメニュー数が少ない店舗なら楽なんだが、居酒屋や初めて訪れる店だと、一覧をみれるメニューをみてから、欲しい商品をしぼってスマホで選択したほうがいい。
三田製麵所 こだわりの特濃つけ麺 全部のせ 1450円
こちらが、特濃つけ麺全部のせ。
全部のせときいたら、一蘭の全部のせを思い出すが、こちらも負けず劣らぬなかなかの価格になっている。
30代を過ぎてからは、ラーメンライスがもう無理な体になってきたので(特に汁ありラーメン)、ラーメンを豪華にしようという考えにシフトした。
個人の感想だが、値段相応の価値は感じられず、ややがっかりした内容だ。
まず、もやしの量がかなりマシマシになっており、もやしが水分をかなり出しており、麺のコシが奪われている。そのもやしの水分のまま、汁につけると、やがて濃厚でドロドロだった汁の水気が多くなってしまう。
確かに、写真にももやしがかなり強調されていたから予測できた未来といえばそれまでなのだが、実際に食べてみた落胆は大きかった。
汁も上に魚粉のようなものがかかっており、確かに濃厚で、麺の絡まりもよく、つけ麺専門店の名を冠するだけのことはある。
もともと濃厚魚介豚骨スープであり、特濃の場合はさらにドロドロと煮込んだらしい。確かにとろみは強いが、スプーンから離れないというレベルではない。ややこってりという印象。
濃厚魚介豚骨とあるが、何度か口に運んでみたが、筆者の舌が未熟なのか、豚骨と魚介の要素を深く感じることができなかった。魚粉の影響で、魚介の味わいが強めに出ているのだろうか。
ちょっとごった煮という感じがして、消化不良感がある。
あと、全部のせで通常より価格が高いのだが、卵、チャーシュー、もやしなど他のラーメン店に比べて、ものすごく印象に残る具というわけではなく、極めて平均的な印象だった。
もちろん、つけ麺としてしっかり食べきれる味わいがあるし、コンビニなどであまりつけ麺の分野が発達しているように感じられないので、まだまだラーメン店で食べる価値があるんだけど、1450円の価値はしっかり感じられなかったというのが本音。
最後に、スープ割してもらった。スープ割してもらうとちょうどよい濃さになって、これにご飯とかかけて食べたら、めちゃくちゃうまいんだろうなと思った。
ということで、学生時代の記憶を頼りに、つけ麺専門店でつけ麺を久しぶりに食べてみた感想だ。
近年では、一般のラーメン店、さらにはラーメン専門店ではなくてもつけ麺をみる機会が増えたのだが、やっぱりこれじゃない感があり、がっつりと濃厚な汁にめんをつけて食べるという行為は、専門店でないと気持ちよく味わえない。
いった価値はあったのだが、特濃つけ麺は、値段と期待を超えるものでは正直なかった。
しかしながら、たまごかけ麺という衝撃的なメニューを目にしてしまったので、次は間違いなく頼む。たぶんおいしいはず。