動画やテキストもありますが、スマホで簡単に検索できるブログを使って、登録販売者の出題範囲や、具体的な内容をレクチャーします。
時間や容量に制限のある方は、ぜひともブログを活用して、登録販売者試験に備えましょう。
登録販売者は
一般用医薬品(第2類、第3類に限る)販売を行うための専門の資格になります。
2018年の試験では、約65000人の受験者に対して、合格者は約26000人と約4割程度になります。
実は、ここ4年で受験者は倍増しているのです。例年5割近い合格率ですが、受験者のモチベーションに開きが出てしまったためこの結果になったものと思われます。
受験資格は特に設けられておらず、合格すればドラッグストアでも正社員登用されやすいです。
近年は、セルフメディケーション税制などの導入により、消費者が軽度の疾病に対して、ドラッグストアで判断するという方針に切り替わろうとしています。
私も、ブログで定期的に登録販売者情報のみならず、ドラッグストアの商品の情報を発信しております。
さらに、保険で適用される医薬品の範囲が狭まるといううわさも流れています。
合格基準は5章に分かれた問題をそれぞれの章を4割以上満たし、合計点数は7割以上です。
合計で120問用意されており、84点以上が合格ラインになります。
足きり点数はあるものの、一つの章でひどい点数だったとしても、ほかの章でリカバリーができる余地があります。
街中のドラッグストアで、名札に「登録販売者」を付けている人は多いですし、なんだかんだ言って毎年2万人近くの新しい登録販売者が生まれているので、しっかり勉強すれば、必ず受かります。
タイトルの通り、登録販売者試験をどのように勉強して、対策すれば合格できるか?という手引きになっています。
ここで紹介する教材は比較的安いものや、無料で情報を得られるものばかりになっています。
勉強の期間ですが、社会人であれば余裕をもって半年前から始めることをお勧めします。
心身の余裕がなければ、勉強は難しいですし、急なスケジュールによって勉強時間を確保できないことがあるのも、社会人です。
詰め込みであっても3か月は欲しいところです。
大まかな勉強のフローや有用性から始まり、各章それぞれのポイントを要約した記事を作成しています。
登録販売者試験 ブログ以外の勉強のフロー
試験問題作成に関する手引き
まず、このブログを用いない一般的な勉強法
とにもかくにも厚生労働省からPDFファイルで、公開されている試験問題作成に関する手引き。
こちらをダウンロードするなり、印刷するなりして、手元でいつでも見られるようにしましょう。
A4用紙換算で、約370枚と膨大な量です。
また毎年、薬事法の改訂などにより、細かい修正が加えられることもあるので、細かくチェックしなければなりません。
セオリーでは、枠外の補足も含めて、すべての内容を理解し、記憶し、問題対策さえできれば合格できます。
私の上司は、毎日4時間ほど時間をかけて、ひたすら反復して書くということをされていたようです。
一方で、初見の人は、すべてが黒字で「どこが重要かわからない・・・」と戸惑うでしょう。
登録販売者として仕事をするならば、すべて重要なのですが、試験に合格するならば、要点だけ抑えたいですね。
手引きの要約テキスト
まず、手引きをざっとでいいので、流し見しましょう。その横にガイドとして、要約のテキストがあれば最良です。
ブログでも要点をまとめたものが多く孫座します。
私は、3万円の通信教育を活用して、テキストを手元に残しました・・・思えば高かったな・・・
手引き通りの内容に図解が適宜はいったり、補足説明が濃かったり、さらに独自にQ&Aを設けて、理解を含めたり。
さらに、頻出される場所は赤字が施されたり、適度に○×問題や、過去問が挿入されていたりします。
手引きだけを黙々と暗記するよりは、効率が良いうえに、理解も深まります。
テキストは簡易な必要最低限のものだけでも構いません。それを軸にして、過去問を解くことで、もしテキストになければ、手引きを読み直して周辺の知識を固めればいいのです。
(7日間でうかるシリーズは、7日間といわず、ざっと見るだけなら2~3日で全体の要点をつかむことが可能です。生薬の構成や漢方薬などの情報も網羅されています)
YOUTUBEなどの動画共有サイト
幸福なことに、現代では登録販売者試験の重要ポイントを抑えた動画がいろいろと出ています。
有志が無料で、すべての章をカバーしているものが多く、内容も申し分ありません。
ブログとは違い、音声で視覚的な情報が見られるという利点がある一方、ブログと違って、自分から進んで登録販売者試験を勉強するという姿勢を作るのが難しいです。
以下、お勧めの動画を貼っておきます。
石川達也さんの動画になります。すべての章のすべてのポイントが網羅されており、身振り手振りで重要なポイントの解説、さらには語呂合わせなど、資格試験の授業さながらの雰囲気をYOUTUBEでお伝えされています。
石川達也さんの動画は、非常に優良なもので、通信販売に付属していた動画配信をみましたが、講師の方のしゃべりに抑揚があまりなく、頭に入りませんでした・・・
無料で、ここまでのクオリティの講座が受けられるなんて、凄まじい時代ですね
登録販売者の備忘録助さんの動画です。こちらは文章と棒読みの読み上げだけになっています。耳だけで学習することもできますし、音量をゼロにして文章を追うこともできます。
YOUTUBEには、倍速機能が備わっているので、時間がない人も効率よく学習できます。
動画のメリットは、「耳にも残る」「講師の身振り手振り印象づけされる」というところです。テキストとにらめっこしているだけでは、打開できない局面を容易に乗り越えさせてくれます。
反面、かなり受動的な受け方になるため、記憶の定着がテキストの内容を書きなぐるよりも数段落ちてしまいます。
動画から始めるのではなく、テキストで自分なりにまとめた後で、再確認やノートを取り出せない通勤中などを活用しましょう。
ひたすら過去問を解く
大学受験でも、ひたすら過去問を解いてきたわけですが、登録販売者試験では、過去問が最重要といっても過言ではありません。
問題の傾向が、過去問に濃縮されていますし、登録販売者試験はマークシートでの選択式であり、設問に対する正誤を答えます。
手引きでは、正当な文面、事実しか書かれていません。
そのため、出題者側がどのように誤りを用意しているか、ひっかけの場合は、どのポイントでひっかけていくか?
これをしっかり把握して、準備ができればマークシートミスを減らすこともできます。
過去問を何度も重ねることで、ひっかけるポイントが見えてきて、設問を見ただけで、秒速で解くことも、慣れたらできます。
(同じ年代の過去問に慣れすぎると、似たような設問に遭遇するというデメリットもありますが、そういった慣れは避けて、あくまでひっかけポイントを考えて解くことに専念してみましょう)
以上を反復で繰り返したり、細かくチェックすることで、合格の確率を確実に100へ近づけることができます!!
ドラッグストアに関心を持つ
おそらく、登録販売者取得を考えるている人は、日ごろからドラッグストアが好きだったり、すでに働いているうえで資格を取得という人が多いと思われます。
登録販売者試験では、成分や法律に対しては深く追求しますが、実践では、お客様に用途を聴かれた際に、どの商品を取り出すべきか・・・・
商品名であったり、どの企業がどのような商品を出しているかの認知が非常に重要になります。
将来的に、登録販売者を活用するのであれば、間違いなくやっておいて損はないです。
そして、「あぁこの商品はこの成分つかっていたんだ~」と視覚的に覚える助けになります。
特に漢方薬などは、この方法で記憶にバシっと残るものが多かったり。
あと、複雑な薬効や似たような成分を仕分けするためにも、アプリを活用するのもあり。
お勧めは、「暗記帳 登録販売者(成分編)」です。
これは、現場で働いてもかなり便利な代物になっていますよ。
あと、見聞きした情報、仕入れた情報をブロガーならば、ブログで記事にするというのも手ですね。かなり前のめりになって情報を手に入れる姿勢ができます。
登録販売者になってからも、ブログで情報発信はなるべく続けるようにしたいと思います。
登録販売者試験に合格するためにまとめたポイント
さて、次に私が登録販売者試験を勉強したうえで
- ここは押さえておきたい
- ここはひっかけてくる
というポイントをすべての章まとめてみました。
このブログだけですべてを把握できるわけではありませんが、要点は抑えられると思います。僕も自分のブログを試験時間の合間にみながら復習していました(笑)
よかったら、活用してください。一人でも多くの人が合格できるようにお祈りしています。
漢方薬などをかなり排除している部分がありますが、すべてを抑えるだけで7割近い点数がでると思います。
100点を目指すのも大切ですが、過去問でどんな問題が来てもアベレージで合格範囲点をとることはもっと大切です!!
それぞれ章に数part存在しますが、1partあたり2000字あたりで、5分から10分ぐらいで読めるようになっています。お手すきの時間にどうぞ。
ちなみに、僕は試験本番でテキストを忘れてしまって、スマートフォンで、自分の記事を眺めていました(笑)
医薬品に共通する特性と基本的な知識
1章は、基礎的な内容、入り口で中学生レベルの読解力と一般常識さえあれば、5割いけるのでは?という問題が多いです。
そのため、覚えるべきポイントを焦点化しやすく、下記のリンクを把握すれば、7割はもちろん8割、9割を目指せます。


人体の働きと医薬品
2章は、シンプルな暗記を問われます。
人体のそれぞれの構造や役割をしっかり分けて覚えることが重要です。
一周ですべてを網羅するというより、「消化できるものはなにか?」「自分の力でうごくことができるのか?」というポイントを絞っていき、2章だけ複数回周回するのがお勧めです。




主な医薬品とその作用
3章は、登録販売者試験の中では他の章の2倍以上の容量があり、出題数も40問あります。
裏を返せば、出題数が多い分間違えることができる問題も多いということです。
今回は、漢方薬や生薬の紹介は補足程度にしており、下記のリンクをすべて把握したとしても7割届くかどうか・・・となります。
出題数が多い分、風邪薬だけで4~5問出ることもあるので、過去問をこなしながら、傾向と自分の苦手、覚えづらい分野をピンポイントに復習していきましょう。





薬事に関する法規と制度
4章は、主にどの店舗形態がどのようなことができるか?第一類、第二類の違いなどについて出題されます。
日本語ややや複雑で、運転免許レベルのひっかけ問題が多数登場します。
4章こそ、過去問で「どのようにひっかけてくるか?」と把握して、地ならしすることが重要になります。




医薬品の適正使用と安全対策
5章も法律関係などが多くかかわってきます。最も厄介なのは、医薬品ごとの副作用や適用範囲の把握です。
今まで、3章などで培った知識を応用させていきましょう。章ごとに区別して覚えるよりも、関連付けたり、重複する内容は、それだけ出題の可能性が上がるので要チェックしていきましょう。



上記のまとめが完璧ではありませんが、手引きやテキストを参考にして、かなり圧縮してみました。
このおさらいをすべて信用していただけると、個人としてはうれしいですが、テスト前のチェックや、通勤途上などで活用してもらえると幸いです。
登録販売者になったとしても・・・
登録販売者は資格ではありますが、知識ではありません。
もちろん、手引きの内容をしっかり把握して、現場でいかせることはたくさんあります。
しかし、現場で働くと、医療用医薬品を把握したり、薬剤師にバトンを渡すにしても、一類の医薬品の特性や分類に対しての把握も必要になります。
そして、手引きでも書かれていましたが、市販薬で対応できない分野、医師への診察勧奨は何が必要か、これはお客様の今後のことや、そして自分を守るためにもつながります。
接客自体になれてきたものの、まだまだまだまだまだまだ、おぼつかないことが多いです。
「あの時は、こんな対応をすべきだったのではないか・・・」
「あの商品でよかったのか・・・」
という不安や後悔はなかなかぬぐえません。100点の案内はありませんが、1点でも100点に近づけるための努力と気遣いをしていかなければならないと思いっています。
登録販売者の取得は、ゴールではなくスタートラインです。
もし、今後登録販売者として気づきがあったり、話すべき内容があれば、ブログで不定期ながらも更新していこうと思いますので、よろしくお願いいたします!!
また、一般の消費者としての視点も交えた
こちらは、医薬品に限定されず、健康食品や絆創膏なども扱っています。ドラッグストアがどのような商品を発売して、この世の中をよくしようとしているのか?を客観的にレビューしたものとなっておりますので、関心があればよろしくお願いします。
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