久しぶりに飲み歩きにいきました・・・
今回は、桃山御陵前近くにある
鳥せい本店
ここ最近、テレビで2回ほど取り上げられて、グーグルマップで調べたら駅から徒歩3分ぐらいで行ける距離だったので、満を持していきました。
外装も店内もTHE町家という雰囲気ですが、日本で初めて、蔵元が自社の酒蔵貯蔵の中で飲める店としてスタートしたということが書かれていました。
そして、ど真ん中には、たれ口が置いてあります。
名前の通り鶏料理と日本酒をメインに楽しめるお店です。居酒屋のようにおつまみをメインに語らいながら楽しむこともできますし、がっつり食べてお腹と心を満たすこともできます。
日本酒も鶏料理も、料金がワンコイン~800円ほどで統一されているため、まとめて頼んでもあまり出費がかさまないところが有難いです。
では、早速中央の神聖のたれ口を頼みました。
並々につがれたお酒と、お口直しの大根おろし、そして突き出し(250円)のお漬物。
たれ口は非常に素晴らしい味わいでした。ワンコイン未満で、これほど素晴らしい味わいの日本酒に巡り合えるとは・・・
たれ口とは、しぼり器からそのままでてくるお酒で、度数も高めで、香りと味が強めです。
香りは、非常にフルーティーで爽快ですが、口当たりはまろやかで、味も非常に濃厚。一気に喉を通っても、繊細さが残ります。
えぐみはほぼなく、特に女性にお勧めできる味わいです。濃厚ではありますが、甘さが際立っており、揚げ物、焼き物の味わいを邪魔しません。
鶏料理は、定番の唐揚げから、串も頼みました。いろいろ串を頼みながら楽しむのもいいでしょう。
それほど身が大きいわけではありませんが、肉がしっかりつまっていて、小さいながらも筋肉質で弾力のある食感が素晴らしいです。たれも控えめで、あくまで鶏本来の甘味をいかした味付けになっています。
さて、今回のMVPの紹介です。
鶏の一夜干し
鶏を干して、しっかり味付けしたものをあぶります。両面が白くなるまでしっかり炙ります。
味わいかたといい、エイヒレに近い食感と味わいですが、エイヒレと違って、弾力がしっかり残っています。
炙りもくわえて、ほんのりと甘くなっている鳥は、辛口の日本酒とあわせたいですね。
余談ですが、メニューの下にどのような日本酒と相性が良いのか、しっかり記載されているので、日本酒初心者でも安心して楽しめます!!
そして最後は20分かかる釜飯の登場だ!!
こちらも和食らしい繊細な味付けで、素材の甘味と逆に菜の花の苦みも利いた味わいになっています。春を感じるには最高のメニューですね。みそ汁と、豆腐もついてGOODです。
さらに、ひときわ目立った古酒20年を頼みました。
シェリーのような熟成された味わいと書かれていましたが、結構強烈で、福神漬けをさらに濃くした味わいです。アラサーの僕にはまだ早い・・・
以上が、鳥せいの感想です。日本酒がおいしい、鶏料理がおいしいという片方の条件だけ満たしている店は非常に多いですが、どちらも高いレベルで実現しているのは珍しいです。
店内も京都を感じさせる木造の落ち着いた雰囲気で、友人と一緒にまた訪れたいですね。
特に一夜干しとたれ口の相性は絶品でした!!さすが、日本酒の聖地の伏見ですね。
他にもこのような素晴らしい店に巡り合えることを楽しみにしています。