今回は、格闘ゲームの名作である「鉄拳2」をPSプラスプレミアムのクラシックスカタログで遊んでみた感想です。
正直、エクストラのゲームカタログに加入するのが一番お得に楽しめ、クラシックスカタログのラインナップは貧弱と言わざるを得ませんが、せっかく購入したのだから、楽しんでみたいと思います。
余談ですが鉄拳2といえば、スロットも名作らしいですが、本作はあくまでアーケードと初代PSで遊べる鉄拳2です。
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鉄拳2とはどのような作品か?
鉄拳2は名前の通り、鉄拳の2作目にあたる作品です。現在ではタッグトーナメントなどを挟みますが、鉄拳は7までシリーズが進んでおり、8もPVが公開されたばかりです。
初代鉄拳はバーチャファイター2リリース後の1994年に産声をあげ、当初はバーチャの真似をしているとか、「選びたいキャラがいない」といわれた、ちょっと武骨なキャラセレクト画面でした。
鉄拳はPSの発展とともに成長し、初代PSでリリースされた初代鉄拳は、ムービーシーンが追加されたり、名作STGの「ギャラガ」が遊べるとあって、アーケードの格闘ゲームが、そん色なく家庭用で遊べるということで、評価されました。
1995年にリリースされた鉄拳2は、キャラクターが大幅に増え、家庭用も隠しキャラを豊富に使え、アーケードとアレンジサウンドそれぞれを楽しむことができ、多くのゲームファンの心をつかみ、国内だけで、ミリオンを達成します。
(キャラクターごとのポリゴンムービーや宿敵を中ボスにあてるという演出は鉄拳が先行しており、ストリートファイターやバーチャファイターよりもそのストーリー性を評価する声もあります)
現在の鉄拳は、ヨーロッパ、中東、韓国から根強い人気を誇っており、格闘ゲームの中でもトップの売り上げを誇っているメガヒットタイトルです。
鉄拳2はいわばその先駆けであります。
現代の鉄拳と鉄拳2の違いについて
鉄拳2は、ポールの崩拳(ぽんけん)や三島平八の風神拳など鉄拳の代名詞と言える技が見えますが、まだまだキャラ同士で共通の技だったり、技の数は鉄拳7に比べると、圧倒的に少ないです。
少ないからこそ、キャラを攻略したり、知るための知識のハードルは低く、キャラの主要の中段、下段技を覚えれば、なんとか対戦になります。
鉄拳7など、各キャラの技を理解するだけで30~1時間は最低でもかかります。そこからどれがコンボルートに使えるかを考えれば、途方もない時間を要求されます。
鉄拳2にも空中コンボの概念はあるものの、鉄拳7ほど長時間つなげるという概念もないですし、バウンドコンボなどもありません。
一発一発の威力が大きいため、昔の作品ならではの初心者が上級者を倒すラッキーパンチ的な現象も起こりえます。
ちなみに鉄拳1からデビル一八はいましたが、隠しキャラのような扱いで、正式な登場は2が初めてです。
すね毛ボーボーでひたいからビームを出す姿は圧巻。ラストステージは、鏡のように奥に映像がうつされる演出が、いまみても斬新です。
クラシックカタログで鉄拳2を遊ぶ必要はあるのか?
クラシックカタログは、現行機でPSの昔の作品を遊ぶというコンセプトです。
PS5の性能か、ダウンロードゲームへの技術があがったのか、配信されているタイトルは、テクスチャーなどが非常にきれいになっており、鉄拳2もグラフィックが当時よりもなめらかで、動きもなめらかになっています。
当時、ずっと鉄拳2を遊んでいた人にとっては、この進化はなかなか感動できるのではないでしょうか?
ちなみに、なぜ鉄拳2よりも売れていて、現在の主人公格の風間仁が初登場する鉄拳3が遊べないのか?という点について。
鉄拳のプロデューサーの原田氏は、過去にツイッターで、版権の問題などではなく、鉄拳3がピーキーな処理で動いていて、移植にお金がかかるからという理由らしいです。
鉄拳3は、アーケード基盤をそのままPSに移植した作品ではなく、アーケードより性能の劣るPSに移植するために、背景を3Dグラフィックではなく画にしたり、キャラクターのポリゴンも落としています。
しかしながら、動きはなめらかですし、追加でベルトスクロールアクションやビーチバレーもあり、ムービーもちゃんとあります。本当に家庭用格闘ゲームの完成形といえる作品でした。
鉄拳3はシンプルな操作性の鉄拳の完成形であり、グラフィック、BGMにおいても今遊んでもかなり楽しめる作品なので、できることなら多少難しくても、クラシックカタログ追加に向けて、頑張ってほしいですね。
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