少し革新的な歯ブラシを紹介します。歯垢をごっそりと取りたい人は必携?
花王のクリアクリーンの
球の力 歯間プラス
こちらを紹介したいと思います。
毛の先端が小さい球状毛になっており、歯の表面の面積にしっかりとあたってくれるので、歯垢除去力が従来の歯ブラシに比べてしっかりしているというのが、メーカーの主張です。
さらに、立体フロス毛という歯間に細かくはいって、掻きだす毛がプラスされています。以前紹介した、シュミテクトの歯ブラシのように、様々な機能がプラスされた歯ブラシになります。
果たして、クリアクリーンの新生はどれだけのパフォーマンスを見せてくれるのか・・・
実際に磨いてみた
写真だとわかりづらいですが、先端がくいっと手前に曲がった形状になっており、奥歯が非常に磨きやすいです。すべての平らな歯ブラシがこのような形状になったら、奥歯の歯垢を磨きやすいのにな、と思います。
立体フロス毛ですが、これはお話にならないほど活躍しませんでした。
事実、3日ぐらい使用した後にデンタルフロスを使用しましたが、歯垢がごっそりと取れました・・・中に入りきらず、ぐにゃっと曲がって、中途半端に歯の表面をブラッシングするにとどまります。
そして、このフロス毛が長いため、肝心の球状毛があまり機能せず・・・
しかしながら、前の歯ブラシと同じ時間磨いていますが、表面の歯垢除去はこちらのほうが確実に優れています!!。
結構磨いているはずでも、電車の中で口をあけるとねばーっとしたプラークが残って、不快な気持ちになるのですが、これを使ってからは、歯表面のプラークはかなり除去できていると言えます。
全力でお勧めできる部分はあるものの、先端が細くないと
歯と歯茎の間の歯垢、もっともブラッシングで除去しなければならない歯石予備軍がおざなりになってしまいます。
この歯ブラシを使用する際は、いつも以上に45度を意識してしっかりと磨ききる必要があるかもしれませんね・・・
こういった多機能ブラシは様々な要素が干渉しあって、結局中途半端な性能で終わってしまいます。
残念ながら球の力もその例にもれず、歯の表面の歯垢が落としやすくなった代償として、歯の間の歯垢除去が難しくなっています。フロスや歯間ブラシの併用は絶対ですね。
(完璧なデンタルケアは1種類にしてならず)
裏を返せば、これらを併用することで、各所の歯垢をしっかり落とせます。
(役割分担をしっかり意識できる人にとっては良い歯ブラシです)