出世酒場 大統領に関して過去に書いた記事が結構読まれてなぜだ?って思ったんですが
大手メディアの毎日新聞がネットで
という記事を書いたからですね。結果的に私のブログも読んでくださった方が増えたのでうれしかったのですが…
過去に書いた記事は下記から読めます。
グーグルマップ1.2 世界一厳しく、評価の低い焼き鳥屋 接客業からみた出世酒場大統領は本当にやばいのか?
毎日新聞の内容についてまとめる 出世酒場大統領の串抜き禁止にはこだわりがあった
まずタイトルにあるように、どうして串を抜いたら罰金で怒られるのか?という理由が大将から語られます。
1口目で心をつかむために、1口目に一番大きい肉を刺すように仕込みをやっているとのこと。串から抜かれた場合は仕込みの意味がなくなるため、厳しくなっているらしいです。
私は成人男性で、口も小さいわけではないので躊躇なく串をぬいて食べることもできるが、複数でたべてシェアしたいとか、口が小さな人にとってはちょっと辛いですね。
ちなみにこの串外し禁止は開店当初から掲げていることで、かなりこだわりを持っているそうです。
そのあとにも「食べ残し禁止」などは命をいただいているからという理由はもっともだと思うが
「おひとり様お断りっていっても、2、3人なら必ず入れるってわけじゃない。今はもう、店もいい客を選ぶ時代。郷に入っては郷に従えの遊びができない人は苦しい店。でも、それができる人には居心地のいい店だよ」
記事から引用
ネットでの評判を見ても、店側があらかじめ看板やメニューにルールを記載するのは別に問題はない。そのルールが厳しすぎるかどうかというのは議論になるが、前もって伝えられるなら問題ないだろうし、店にも客を選ぶ権利はある。
問題となっているのは、上記のようなおひとり様お断りで、2,3人で入っても入れるわけじゃないという点で、これだと店の責任者の気分によっては入れるかどうか選別されてしまって、客としては理不尽な気持ちになってしまう可能性がある。
もちろん、あきらかにネットの評判を見て、冷やかしに来たような客に対して「2,3人で来ても拒否することがありますよ」とけん制することは結構なのだが、上記の言葉だとかなり不足している。
的外れに感じられるマナーコンサルタントの解答
ものすごいかみ砕いて説明すると
特殊なルールが多い店だったらどうすればいいの?という記者の問いかけに対して
「聞けばいいんです」
マナーコンサルタントが回答している。
なぜ、マナーという観点でどうかと考え、マナーコンサルタントに大統領の対応について聞いたのかという脈絡はわからなかったが…
正直ルール不明な時に聞けるかどうかというのは、自分と相手の関係性が大きいと思う。
例えば、文中にあるような友人と唐揚げ食べてレモン汁をかけるかどうかは、関係性があるから聞ける
聞くことは大切だとは思う。今の時代スマホで何でも調べられるからこそ、誰かに聞くという対応をおろそかにしてしまっているところがあるからだ。
一方で、はじめていく飲食店で、したらいいかどうかを聞くというのは、人見知りとか緊張で聞けないという場合もある。
せめて「この人は質問しやすいな」という空気感ぐらいは店は出したほうがいいとは思う。でも出世酒場大統領の口コミなどは、店員の対応への批判もあれば、逆に丁寧に接してくれたり、案内していただいたという声もある。
出世酒場大統領の現在について考える
複雑なルールだったり、客に対して同等以上の強気の態度をみせるという店は過去にいくつかテレビで放映されたのを目にしたことがあります。
現実として、出世酒場大統領のスタイルは賛否両論はあれど、いまだに東京の中心で店舗を構え、常連に愛され続けており、メディアでも取材されるような存在の店というのはあるわけです。
実際私も近所にあって、店員さんと性格があって、ルールが守れるぐらいお酒が飲める人間だったら、鶏肉は間違いなくおいしそうだったので、通っていたと思いますね。
ビジネス的な観点で見れば、飲食店は参入障壁が低い分だけ競争が激化しており、新しく開いてもすぐにつぶれてしまう店舗が多いのは、最大公約的な考えに傾きすぎている
いわゆる、想定の客数を多く見込みすぎて、無難でありきたりで、1回よったらもう2度活用しようという気が起こらないような店舗になっているという現実があるのだと思います。
これからの時代は、出世酒場大統領のようにネットで賛否が沸き起こるぐらいには癖があって、ネットサーフィンしているときに見つけたら、ちょっと調べたくなってしまような内容のある店舗の方が生き残る確率は高いのかなと。
ご飯がおいしい、お酒がおいしいというのは当たり前の前提条件としてあって、広告であったり、個性をどのようにつけていくのか?
その点では、出世酒場大統領はかなり成功している店舗だといえますね。