2019年にアナウンスされ、2020年2月に、仮面ライダー鎧武のメイン変身ベルトである、DX戦極ドライバーが、再販されることになりました。
一部、当時のDX版にあったロックシードが排除されていたりと劣化されている部分はあるものの、ファンからの要望が多く、当時購入したファンも古くなって、新しいのが欲しくなったという人も多いかもしれません。
今回は、当時のDX版を取り出して、懐かしみながら、レビューしていきたいと思います。
このブログでは、ドラッグストアの商品レビューが主になっていますが、時々ゲームレビューや、画面ライダーの玩具レビューを挟みます。よろしければ下記の記事も読んでもらえるとうれしいです。
戦極ドライバー20th 2020年に再販に先駆けて、昔のDX版をレビュー
戦極ドライバーは2013年の、「仮面ライダー鎧武」の放映にあわせて発売された変身ベルトになります。
20年の再販版は、バナナロックシードがつかずに7000円(税抜)という強気な価格になっています。
その情報を受けて、メルカリなどでは、ロックシードなどが販売されています。
当時の付属品は、ロックシード2つとフェイスプレートが2つ。戦極ドライバーが画期的だったのは、フェイスプレートを入れ替えることで、変身待機音も3種類から選べるという、個性とカスタマイズ性の高さでした。
ベルト帯が、蛍光塗料が塗っているのか?と思えるぐらい黄色一色なのも、異色でした。
こちらが当時の変身アイテム、ロックシード。錠前と果実という非常に斬新な組み合わせ
最初は「うわ・・・ダサいな」と成人後の僕は思ったわけですが、部屋にかざったり、集めてみると、コレクター心をくすぐる様々なデザインや、果物が出てきて、見ていても楽しいアイテムでした。
ロックシードと変身プレートを戦極ドライバーに装着して、物理的に切って変身。かっこいいわけではありませんが、子どもが喜びそうなシンプルな設計でしたね。
ロックシード 購入方法がレアなものが多かった ボタン電池が多く必要で、中古市場は気を付ける必要あり
鎧武の変身アイテムで、欠かすことができないのが、このロックシードです。
僕も当時は狂ったように集め、仕事で得た収入をジャブジャブとつぎ込みました(笑)
計算したら、武器玩具は買っていないのにかかわらず、1年で5万円ぐらい使いました・・・まじで、変身ベルトは、贅沢な趣味になりました。
ロックシードは
- DXシリーズで、ベルトや武器に付属、またはロックシード単体で販売
- SG(食玩)で販売
- プレミアムバンダイで販売
という3つの販売形態があり、幼稚園や小学生がコンプリートしようならば、極めて難易度が高いです。残念ながら今の仮面ライダーもこのような販売形態をとっています。
特にSGシリーズは、過去の仮面ライダーのデザインを模し、音声も過去の仮面ライダーの変身音が入った贅沢な仕様になっていました。
食玩といえば、ワンコインぐらいの価格がしましたが、それに見合うプレイバリューがありました。
DXとSGの違いは、DX版はクリアパーツが使われており、フタの開閉にバネが使われているので、勢いよく開くという点です。あとベルトの動きと連動した音声が流れます。スイッチのオンオフもついているので、オフにすれば、ボタン電池の寿命が長持ちします。
(アマゾンで大量に買えますが、ロックシード1つにつき、ボタン電池が3つ必要という燃費の悪さ)
一方で、SGは成型色で、フタにバネが使われていません。ベルトに使うことはできますが、音声は決まったパターンしか出ません。
しかしながら、DX版が当時1つ1500円という超高価格に対して、SG版は1つが500円で、変身音も聞けるので、ちびっ子にもありがたい仕様・・・
と言いたいのですが、近くのスーパー、コンビニで売られておらず、ネット通販を活用しないと、人気のSGロックシードが、手に入らないという状況が続きました。
共にボタン電池を使用しており、今回物置から取り出しましたが、ボタン電池が生き残っているロックシードと生き残っていないロックシードが、はっきり分かれていました。
現在でも中古市場で、レアなロックシードが出回っていますが、ほとんどが中古のため、ボタン電池の代金と交換の必要は、考えないといけませんね。
プレミアムバンダイで、様々なロックシードが発売されました。劇場版で使われたものから、テレビで少しだけ登場したすごくマニアックなものまで。おいかけていくと財布が枯渇してしまいます・・・
ゲネシスドライバー 音がうるさいのが理由で、何度も改造された 戦極ドライバーと合体できるが、非常に高価格
戦極ドライバーは2020年に再販していますが、2号ベルトにあたるゲネシスドライバーは、現在再販の予定がありません。
今まで2号ベルトというのは、2号ライダーが装着するものでしたが、様々なライダーが複数登場する鎧武では、敵組織が装着するベルトでした。
エナジーロックシードは、外面がクリアパーツとゴージャスな外装になりました。また、ボイスも異なり、ロックシードとは異なる音声と開閉ギミックも独自のものになりました。
戦極ドライバーは、切って変身ですが、ゲネシスドライバーは、絞って変身します。上部と下部にストローがついており、下の発光部分はグラスになっています。
戦極ドライバー同様に遊びがいのあるギミックで、23歳にもなって、何度も遊び倒してましたね(笑)
ただ、動かすたびにネジがギギギと動く音が、非常にうるさく、ゲネシスドライバーのうるささに難儀するレビューが多かったです。
youtuberの中には、このネジギミックをまるごと切り捨てるような動画を挙げている人もいました。
ただ、うるさいのもこのベルトの特徴として愛してますけどね。
驚くことに、ゲネシスドライバーのアタッチメントは、外れて戦極ドライバーと合体できます。切るとロックシード、エナジーロックシード両方が開いて、連動音声が流れます。
これが、鎧武の中間形態といえるジンバーアームズで、かなり長いスパン活躍していました。
現在なら、中古で容易に手に入りますが、当時は再現するために15000~20000円ほど払わないといけませんでした・・・やっぱりハードル高すぎですよ。
ジョイントをつける極ロックシードの発想 音バレ防止と拡張性が広がる
最終形態1つ前のカチドキアームズに変身するカチドキロックシード
そして、2段構造になっているカチドキロックシードを開き、最終形態の極アームズに変身する、極ロックシード
当時、カチドキロックシードが発売した直後に、2段構造で開くことはわかっていましたが、このように2つのロックシードが連動するギミックは全く考えつきませんでした。
鎧武の1つまえの仮面ライダーウィザードのウィザードライバーは、最初からベルトにすべての音声が内臓されており、発売してすぐに音声解析されました。
それを受けて、鎧武以降は、仮面ライダードライバーを除いて、変身アイテムから音声を出すような流れに変わりました。
音声のネタバレも防げますし、拡張性もあるため、映画やオリジナルビデオが出るたびにアイテムが作れるのが、強みです。
ずっと錠前でありながら、ラストに鍵を持っていく点が粋でしたね。
そして開閉すると
大 大 大 大 大将軍
とカチドキロックシードと極ロックシードがお互いに相槌をいれるというこだわり用・・・
この中間形態から最終形態アイテムの連動は、のちのエグゼイドでまるごと採用されることになりました。
しかしながら・・・やはりお金がかかる・・・
2020年の戦極ドライバーのレビューに先駆けて、当時を振り返りながら、ラインナップをざっと振り返りました。
鎧武は、はじめてリアルタイムで全話追いかけた作品で、現在ならYOUTUBEの東映チャンネルや、ネットのサブスクリプションで簡単にみられる世の中になりました。
平成仮面ライダーの世界にどっぷりつかるだけでなく、変身ベルトをメインの趣味として、散剤することになりました・・・今となっては、楽しき思い出です。
子どものころ鎧武にはまった人は、当時を思い出しながら、購入してみるのもいいでしょう。