僕はサイゼリヤをこよなく愛していると思うが、サイゼリヤのカルボナーラがあまり好きではなかった。
しかし、ある程度カルボナーラを食べてみて、ここ最近のサイゼリヤのカルボナーラを食べるとこれが非常においしいと感じる。
別にまずいとまではいかなかったが、いまいちだなとおもったサイゼリヤのカルボナーラがおいしく感じる。
気づけば、看板メニューのたらこソースシシリー風を差し置いて、注文してしまうようになってしまった…
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サイゼリヤのカルボナーラはなぜおいしい? そして好き嫌いが分かれるのか?
サイゼリヤのカルボナーラは、イタリアレストランだけあって、結構本格的な手順でカルボナーラをつくっているそう。
そのため、鎌倉パスタや、コンビニの冷凍パスタで親しまれているカルボナーラとはちょっと方向性が違う。
カルボナーラといえば、卵、クリーム、チーズで作る濃厚なソースが、目玉だ。このためにカルボナーラを食べているといっても過言ではない。
そのソースをまさにつゆだくといった形で、一杯にかけるのが、冷凍とか家庭用で私たちが食べるカルボナーラ。
一方で、サイゼリヤのカルボナーラは、ソースのインパクトがあまり強くない。よくかみしめると、卵黄の風味がしっかり感じられる濃厚なソースが絡まっているようにかけられているのだが
見た目のインパクトの弱さが、そのまま味のインパクトの弱さにつながっているように感じられた。
一方で、ソースを主役ではなく、脇役の1つとしてとらえることによって、パンチェッタ(ベーコン)、半熟卵、胡椒、そして麺。それぞれが個性をもって輝き、一つの濃厚なカルボナーラの体験につながっている。
そして、その濃厚な味わいは、筆者が世界で一番すきなサイゼリヤのサービス、エキストラバージンオリーブオイルをかけることで、完成する。
ミラノ風ドリア、野菜、肉、ポテト、どれにかけても100点満点の味わいを引き出す、エキストラバージンオリーブオイルなのだが、たぶん、カルボナーラとの相性が、一番いいといえる。
「サイゼリヤのカルボナーラの味わい物足りないな」と思っている人は、だまされたと思って、オリーブオイルをかけて食べてみてほしい。フォークが止まらなくなるだろう。
サイゼリヤのカルボナーラ 以前との変更点 チーズの変更
ここ最近、2~3回ぐらいサイゼリヤのカルボナーラの写真を撮っていたが、ある変更に気づいた。
ペコリーノチーズが入っていないのだ。
ペコリーノチーズは、羊のミルクでつくられたチーズ。
細長くパラパラとふりかけられていたが、あのペコリーノチーズが見当たらない。
ペコリーノチーズは、細長く薄くなっているが、口に入れると酸味と甘みがかなり主張してくるもので、カルボナーラとの相性を考えてトッピングされていたのだろう。
以前は、ペコリーノチーズを増量する選択肢もあったのだが、胃もたれが結構きつくなることや、粉チーズ同様に、従業員によってペコリーノチーズの量が不安定であり、増量しても普通でもあまり差を感じられなかった。
おそらく、現在は粉チーズだけに変えられていると思われる。粉チーズは、以前は無料で使用できる調味料だったが、一部の客が大量に使うことが問題視されて、有料になった。
個人的にペコリーノチーズよりも、粉チーズの方が、カルボナーラの卵やパンチェッタの味わいを集中して味わえるので、好きかなと思うが、こればかりは個人の感想になる。
パスタメニューからみるサイゼリヤの面白さ
パスタメニューは、ドリアに並ぶサイゼリヤの顔だ。ランチメニューでも先頭に書かれているし
短時間で、炭水化物を摂取できて、濃厚な味わいを得られて、ワンコイン近辺で済む。
それゆえ、常に安くおいしいものを模索しているサイゼリヤイズムの対象になって、いろいろ変更が加えられたり、半年単位で新規メニューが開発されていたりする。
サイゼリヤは他のレストランチェーンと違って、季節限定をやらなかったり、広告をばらまかないことで、商品の料金を極力あげていない。
しかし、日々商品に対して、おいしくて安いものを追求しているからこそ、毎日利用しても飽きない、財布が寂しい時の味方になってくれる存在であり続けている。
そんなサイゼリヤを個人的にこれからも応援し続けていきたい。
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