硬派なアクションゲームから、ネタ要素満載のコマンドRPGに変わったことで、炎上し、発売前から評価を落としている「龍が如く7 光と闇の行方」。
いきなり、体験版が出ていたので、シリーズファンの私も早速ダウンロードして、プレイしたうえでの評価とこのゲームについての攻略について考えたいと思います。
ちなみに、龍が如くシリーズはPS2の初代、2。PS3は3。PS4になってからは0と北斗が如くをプレイして、いずれもクリアしています。すべてのシリーズを網羅しているわけではありませんが、比較する資格はあるといえます。
過去作のレビューはブログでもアップしているので、よろしければ参考にしてみてください。
ムービー、街づくり、ミニゲームの評価は今までの龍が如く同様に高い
「龍が如く7 光と闇の行方」の体験版は4章の一部をプレイすることになりますが、ファンからの炎上を受けてからか、モデルチェンジをしっかり示すためか、かなり攻略しがいのある気合いの入った体験版になっています。
ムービーパートは、キャラの皺から服装まで、さすがPS4円熟期に発売するとあって、美麗。
ドラゴンカート、サバイバル缶集めと2種類のミニゲームが遊べますが、メニューから単独でミニゲームを遊ぶことができます。
「龍が如く7 光と闇の行方」のミニゲームは、今までのようにコマンドで選択するとか、シュミレーション要素が強めのものと違って、アクション性が非常に高いです。
ドラゴンカートは、某カートゲームそのままの感覚で遊べます。これも攻略しがいがすごいあります!!
横浜の街ですが、裏路地、アーケード街、そして商店街とバラエティ性が非常に強いです。過去作の体験版のように移動できる範囲が、あまり制限されていません。
さすがに、スロットなと一部のアクティビティは、制限されていましたが、現実を模した箱庭を遊ぶという、龍が如くシリーズならではの「大人の娯楽」は、詰め込まれています。
ドラッグストアに現役で働いているのですが、ドラッグストアの作りこみが、すさまじかったです。
処方箋の受付もしているドラッグストアで、店内のポップなども実際に「あるある」と思えるクオリティ。さらに、現実で販売されている商品が販売されています。
また、探索していくと実際にサブイベントも遊ぶことができます。
今までのシリーズでは、サブイベントはフルボイスではありませんでしたが、本作では一部がフルボイスになっており、気合が入っています。
サブイベントをこなすことで、人間力がアップして、新しいイベントを進行できるみたいです。ここはやや面倒そうですが、サブイベントやミニゲームを攻略することで、RPGパートを有利に進められると、開発者はコメントしています。
過去シリーズ以上に、寄り道の要素が連動した面白いものに仕上がると期待できますね。
ゲーム攻略を有利に進めるためには、探索はしっかり行いましょう。
炎上した戦闘システムについて攻略すべきポイントと評価
さて、炎上してしまった「龍が如く7 光と闇の行方」のコマンドバトルについての感想です。
結論から言うと、結構難しそうだな・・・と思いました。
操作自体は、最近のドラゴンクエスト11などに慣れている人ならすんなり入れるでしょう。
やることと言ったら、攻撃、防御、極技(MP消費の特殊技)ぐらいです。
面倒なら、「ガンガンいこうぜ」といったAIまかせのオートプレイでもできます。
極技はどれも派手で、敵との位置関係によって、まとめて敵にダメージを与えるなどの戦略性もあります。これをもっと意識して、戦場をコントロールしながら、極技で大ダメージが狙えるようになったら、攻略も容易になり、爽快感も増すでしょう。

(ジャイアントスイングでまわりを巻き込むなどの戦い方ができます)
一方で、ターン制バトルなので、かなりのレベル差がない限りは、ダメージが蓄積されていきます。面倒なので、飲食店のおまかせですべて回復したのですが、2000円ぐらいとられました。
一度のバトルで得られる報酬は、300円ぐらいと過去作に比べて、かなりしょっぱいものになったので、体力やMP管理は、攻略において重要かもしれません。
ハローワークで転職して、職業を変えることができますが、キャラごとに得手不得手の職業があったり、職業を変えることで特殊能力のみならず、基礎能力も変化があらわれます。
この職業でどれだけ攻略の幅が出せるかが、このゲームの評価を大きく分けることになるでしょう。
私は学生時代こそ、コマンドバトルは前時代的なものと毛嫌いして、テイルズシリーズばかりやっていた、痛い人間でした。
ただ、近年では「ペルソナ5」「ドラゴンクエスト11」など非常に優れた、コマンドバトルのRPGが増えています。
龍が如く7 光と闇の行方もそれらの名作に引けを取らない作品になることを切に願いますし、体験版から、その片鱗はうかがえます。
ドラゴンクエスト11については、スイッチ版のレビューを書いています。よければ参考にしてください。
総評 体験版からうかがい知れる評価と龍が如く7への期待
2020年で発売してすぐにでもプレイしたゲームです。それほど期待のできる体験版でした。
- 横浜の街並みが都市部のツボを押さえた遊びがいのあるスケールになっている
- ミニゲームがアクション性が高く飽きなさそう
- サブストーリーがメイン攻略を助け、今まで通りコミカルで面白い
- 戦闘システムはやればやるほど、新しい攻略法が見つけられそうでスルメゲーの予感
「龍が如く7 光と闇の行方」は、今までと雰囲気も変わっていますが、世界観や街の密度はしっかりレベルアップしています。
新しい戦闘システムも、次々とスキルを覚えたり、いろいろ試す価値がありそうです。
特に、戦闘ではキャラそれぞれが喜怒哀楽のリアクションを豊かにとるため、ヒューマンドラマを売りとしていた龍が如くに、新しい一面を見いだせていると感じました。
是非とも、一時期炎上した過去を吹き飛ばすほどの評価の逆転を「龍が如く7 光と闇の行方」は見せつけてほしいです。