去る9月15日、モノリスより公に岩井良明社長が病気により、永眠されたことが発表された。
このブログでは、過去何度か令和の虎を取り上げ、志願者に対してできる限り客観的にまとめ、個人の感想を述べてきた
岩井良明氏とマネーの虎
岩井社長は、当時学習塾を経営されており、年商はマネーの虎表記で10億だったが、経営で苦労されており、志願者の立場としてマネーの虎に出演しようとしたが、番組からのオファーで虎側となって座った。
高橋がなし氏同様に、5枠という最後のプレッシャーのかかる席にすわり、世の中を甘く見ている、舐めた対応をしている志願者に対しては、現在と変わず厳しく叱責する一方で
投資に対して厳しかったマネーの虎の中では、かなり出資された虎として、温情派の虎として注目された。
岩井氏は出演時、志願者よりも、上からものをいい、自分と全く価値観の違う他の虎に対して、フラストレーションがたまっていたとのこと。
そして、幻の最終回といういわれるお蔵入りの回があり
深夜枠に後退し、有名人ばかりを志願者に集まりかつての勢いを失い終了することになったマネーの虎。
そこで、岩井氏の希望で、番組側は岩井氏が1億円の投資をかけて社員たちと練ったプランで出演。
岩井氏が相手にしたくなかった虎たちをあえて番組は選び、そこで虎に座っていた貞廣社長とひと悶着あり、他の虎が必死に止める事態に…
登録者100万人、ビジネスチャンネルの頂点にたった令和の虎
マネーの虎からおよそ20年が経過して、岩井氏はyoutubeに参戦する。
当初は「就活の虎」という名前で、就活を志す若者に対して情報を発信するというチャンネルだった。
その中で、かつてのマネーの虎で虎だった社長と対談したり、若者を実際にマネーの虎形式でプレゼンさせたりといった企画が好調となり
当時、武田塾で有名だった林社長を中心に虎を集めて、令和の虎がスタート。
紆余曲折を経て現在に至る。
視聴者としては、マネーの虎から完全に許諾をへて、または使用料をしっかり払ったとということがしっかり伝わったうえで、令和の虎が発展してほしかった。もしかしたら水面下でモノリスと日本テレビが話し合っている可能性もあるけど、今後はどの点がどうなるかが気になる。
岩井氏亡き後の令和の虎について
令和の虎というコンテンツは、間違いなく岩井氏ありきのコンテンツだと思う。
まさに令和の虎=岩井良明
岩井氏が末期がんになり、体力的に運営にかかわれなくなったのだが、令和の虎といえば、時として志願者にも虎にかみつく岩井主宰が印象に残っている人も多いはずだ。
令和の虎がバズる過渡期には、いつも岩井氏が矢面にたって何かしらリアクションを起こすというのものが恒例だった。
もちろんすでに100万人の登録者数や、オンラインサロンも運営されているし、令和の虎から生まれた名物社長、インフルエンサーも数多く存在する。
現在安定期に入った令和の虎だが、どのような新しいコンテンツが生まれていくかは今後期待だ。
岩井氏と肺がん(ステージ4)、民間療法などについて考える
岩井氏は65歳という若さでこの世を去った。
令和の虎から退いて、生前葬をやるという一か月半という速さで、がんにむしばまれてしまったという点は、各方面で衝撃を与えた。
原因はステージ4のいわゆる末期がん、肺がんといわれている。
マネーの虎に出演されていたころから肥満体系だった岩井社長。さらにかなりのヘビースモーカーだったことも告白されている。
私も肉体労働で働いていた2年間は、かなり煙草を吸っている時期があった。
特に若いころから習慣で吸い続けている人。さらに低タールだから大丈夫と考えている人もいるが、身体に悪影響があるとされる化学物質の量は、タールに関係なく含まれているので注意すべきだ。
次に、これもネットで議論されていた民間療法について。
岩井氏は、正規の医療行為に加えて、他の社長の案内や自分の過去の経験から、高額なサプリメント?や温熱療法、祈祷などを取り入れていた。
かなり高額であることも問題視されていたが、さらに問題視されているのが、がんを治癒できないのは仕方ないとして、がんを進行させてしまう恐れがある。
もちろん、効果があるエビデンスもなければ、悪化させるという確固たるエビデンスがないので、断定できないのだが。
岩井社長だけでいえば、彼は納得して金額を払って、メンタルも向上したうえでのぞんでいただろう
しかし、チャンネル登録者数100万人を運営していた社長が発信したという点で、かなりの影響があるということで、一応民間療法に対しては、危険視する目をもったほうがいいということだ。