マヴカプコレクション 幻の名作「パニッシャー」 レビューと感想 ベルトスクロールの良さと悪さ同時に感じられるが、間違いなく名作

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マヴカプコレクションで、家庭用初の移植となったパニッシャーをレビューする。

「ファイナルファイト」同様、古き良きベルトスクロールアクションで、90年代前半、カプコンが最も得意としていたジャンルの1つ。

今遊んでもそれなりに楽しいのだが、逆にベルトスクロールアクションがなぜ衰退したのかもなんとなく感じる1作になっている。

 

マヴカプに関する初期作品のレビューは下記から

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カプコンの1993年パニッシャーはどんなゲーム?

ウィキペディアによると、パニッシャーは70年代に登場した作品で、スパイダーマンやマイティ・ソー、XMENよりも後発の作品になる。

ダークヒーローであるが、ほぼ生身の人間で、主人公のフランク・キャッスルは軍人だったが、ギャングに家族を奪われたことをきっかけに、悪人に対して徹底的に許さないスタンスで、暴力的に解決するダークヒーローのような位置づけになっている。

 

上の画像のように、悪党に情報を聞き出してから、容赦なく射殺している。

ベルトスクロールの元祖といえるファイナルファイトに比べると、フランクの性能は高く、入力のタイミングによって、火力があがるなどの玄人志向な内容になっている。

 

 

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パニッシャーにおけるフランクさんの優秀すぎる性能について

特に印象的なのは、銃器をもった相手がでると、フランクもハンドガンを手にして、銃器の相手を蹴散らすまで、弾数無制限で撃ちまくれる。

実はこのハンドガン、後述するが、ラスボスのキングピンでさえも圧倒するだけの性能を誇っている。

 

遠距離攻撃が充実することで、「やられるまえにやれ」というベルトスクロールのセオリーを守りやすくなっている。

 

またカプコンベルトスクロールお約束のメガクラッシュ。同時押しをして体力を少しはらって、無敵技を放てる技もある。この無敵技の時にフランクさんが何を言っているかはわからない。

現代のフランクさんはこちらをどうぞ。考えてみれば、デッドライジングもベルトスクロールっぽさがあるな

 

さらに、極めつけとしてジャンプ中にボタン同時押しで手りゅう弾をなげることができる。

手りゅう弾は弾数制限があるが、初期に3つ用意されて、ステージ中に結構落ちており、意識しなくてもいつの間にか5個たまって、抱え落ちすることもままある。

この手りゅう弾の性能がかなり高く、難易度の高い作品だが、初心者でもコインを投入し続けて、手りゅう弾でごり押しすれば一応エンディングが見れる難易度になっているのは、ある意味良心的。

上級者は逆に手りゅう弾を極力使わずに要所で使いどころを考えるプレイを考えるのが楽しそうだ。

 

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パニッシャーの難易度 なぜベルトスクロールは難しいのか?

さて、パニッシャーを遊ぶ際は、初期の難易度4だとかなり難しく感じる。フランクの性能は高いのだが、敵の攻撃頻度と攻撃力がすごい。

雑魚敵の何気ない攻撃でも体力の2~3割奪われてしまう。

 

おすすめの難易度は2ぐらい。0だと逆に雑魚敵の攻撃は全く食らわないぐらい無敵のフランクさんが完成してしまうので、2ならちょうどいいぐらいになる。

 

そして、フランクさんは遠距離攻撃や、ジャンプから急降下キックをもっているのだが、残念ながらガードできない。

 

ガードができれば強すぎたかもしれないが、ガードできることによって完全に覚えゲーになってしまう。

このパターンゲーになってしまう点が、ベルトスクロール衰退の要因の1つだったかもしれない。

ボスの中でもラスボスのキングピンはかなりの高性能。

 

キングピンはスパイダーマンのヴィランでソニーのスパイダーマン(PS4)で初陣を飾ったヴィランとして、若年層の知名度も上がった

 

このキングピン、フランクの通常攻撃ではひるまず、なんとガードしてくる。

ジャンプして奇襲しようとしたら、杖を振り上げてなんと対空攻撃してくる。極めつけは煙による遠距離攻撃。でかいのに機動力もあるということでなかなか強い。

 

 

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パニッシャー 初見プレイの楽しさは、間違いなく過去のカプコンゲームの中でも屈指の作品

いろいろ不満点がないわけではないが、パニッシャーはカプコン製ベルトスクロールアクションの中でも屈指の面白さだと思う。

初見でいろいろ遊んだ経験があるが、「キャプテンコマンドー」に並んで、初心者でもある程度楽しめる作品だと思う。

 

グラフィックや、ボタンのレスポンス、アクションンの爽快感はもちろんだが、特にBGMが素晴らしい。

1ステージの「CRIME HUNTER」、5ステージの「REVENGER 復讐のテーマ」は今聞いても間違いなくかっこよく、ゲーム名作音楽トップ100に入ってもおかしくない名曲で、ゲームを盛り上げてくれる。

 

間違いなく本作がなければ、のちのXMENやマヴカプにつながらなかった可能性も高く。普通の人間に近いが、フランクキャッスルがマヴカプで暴れる姿を見たかった。

 

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