各サイト、各国であまりよろしくない反応 PS5プロについてゲーマー目線で考える レイトレーシングにそこまでの価値があるのか? 誰に向けて発売された商品なのか? 各国の価格の比較

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昨日、全世界でiPhone16が発表されたのだが、それとほぼ同タイミングで

ソニーのPS5プロが発表された。

ものすごく期待していた人もいると思うが、一方でPS5の価格が高騰したことによって、プロは10万円を超えるのではないかと不安視され、それが的中した

結論から言えば、ディスクスロットなし、縦置きスタンドなしで119800円…

すさまじい価格だ。

 

 

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PS5PROはどういう人が買うべきなのか、逆に買うべきでないのか?

PS5PROは、PS5シリーズを始めて購入したいというユーザーよりも、PS5を長年使って、買い替えるけど、よりリッチなゲーム体験をしたいという層に対してアプローチするような内容になっている。

 

ざっくり言えば

60FPSでレイトレーシングなどのハイスペックなグラフィックで遊びたい

という欲求に12万ほど払えるのであれば、買えばいい

複数のタイトルが、PRO向けの無償アップデートを用意しているらしいが、おそらく多くは、パフォーマンスモードと解像度モードの境界をなくすのだろう。

 

従来のPS5ソフトは、60FPSを維持するパフォーマンスモードか、レイトレーシングを最大限にいかした解像度モードかを選択できた。

私は購入したばかりだったらレイトレーシングを利用していたが、しばらくしたら、60FPSがいいなとおもって、パフォーマンスモードに切り替えることが多い。

 

アクションゲームであれば、間違いなく60FPSの方が快適に遊べるからだ。

 

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レイトレーシングはユーザーに受け入れられているのかどうか

ソニーはレイトレーシングについて、かなり過信しているように感じらえる。

レイトレーシングとはなにかといわれると

簡単に言えば、光に反射してみえるものがリアルに反映される機能とでもいうべきか

 

雨水に反射する街並みとか、ネオンとか。スパイダーマン2ならビルの窓から他のビルが見えたりする。

 

あとPVを見る限り、ホグワーツレガシーはかなり美麗なグラフィックに進化しているように感じられた。元のPS5のホグワーツレガシーを体験していないが、PS5プロのホグワーツレガシーをプレイする価値はありそうにかんじた。

 

また、グランツーリスモ7もより実在の車を運転しているような臨場感が得られそうだ。ぜひともハンドルやアクセルもそろえたいけど価格が…

しかし、レイトレーシングには致命的な弱点がある

それが、いまだにレイトレーシングを活用してゲームの面白さに直結している作品が登場していないという点だ。

 

筆者はレイトレーシングの機能が公開されてから、例えばホラーゲームなどで、目を合わせたら死んでしまうような怪物と対峙して、ビルや雨水に映った情報を頼りにして逃げる、みたいな作品がでることを期待していた。

しかしながら、レイトレーシングがあるから面白いという作品はいまだ出会っておらず、補助的な要素でしかない。

 

最近発売あれ、筆者もダウンロード購入したアストロボット。これは5年に1度レベルの素晴らしいアクションゲームなのだが、こちらはハプティックフィードバックと、高度な物理演算処理という普通のPS5で十分に満足できるゲーム体験になっている。

 

おそらく、レイトレーシングを満足に遊べるようなゲームPCを買うよりは、PS5プロの方が格安なのかもしれないが、ユーザーはそこまでレイトレーシングに感動的なゲーム体験を感じていないのが、現状だと思われる。

 

 

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「日本人にとって」PS5プロは高額なのかどうか?

ちょっと気になったので各国の平均的な価格、各国の最低自給を計算して、何時間ぐらい働いたらPS5プロを購入できるかを算出した。

 

日本 約12万円

最低時給 1054円

労働時間 約113時間分

 

アメリカ 約700ドル

最低時給 7.25ドル(一番高額なアメリカのカルフォルニアだと15.50ドル)

労働時間 約96時間(カルフォルニアだと約45時間)

 

イギリス 約700ポンド

最低時給 11.44ポンド

労働時間 約61時間

 

ユーロ圏 約800ユーロ

最低時給 ドイツ12.00

フランス11.52

スペイン8.45

労働時間 ドイツだと約66時間

 

はい、あくまで最低時給なので、東京で働くとか、深夜帯に働くとか、水商売などの高時給で働くとかになると条件が変わる

最低時給で比較しても、日本のPS5プロが一番高いのではないかと思われる。

あと、日本の場合は税込価格になっているため、各国の税率によって変動はするかと思われるが、それでも日本のPS5プロが高いのでは?という結論は変わらないと思われる。

 

時給が高いということは、インフレになって物価が高いとか、家賃が高いから、単純比較はできないが、ワーカーホリックで短期間でiPhoneやPSなどのために海外で出稼ぎなんて若者もいるかもしれない…

 

さらに、これが12万で済むならまだしも、ディスクスロットが欲しい、スタンドが欲しい、ゲームソフトも買わないといけないので、ゲームをプレイするのに14~15万かかることになる。

 

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PS5プロは誰が買うのだろうか? 売れるためにはなにをすべきなのか?

ネットの批判の中に、「ソニーが好きなファンしか買わない」という手厳しい意見があった。

 

まだ発売まで2か月ほどあるのだが、PS5プロでしかできないこと…ということがほぼなく、PS5で満足できるため、ほぼ売れないと思う。

 

PS5プロとPS5の差額は、switchが購入できるほどなのだ。

 

PS5プロが売れるためには、PS5プロでしかできないこと。

極端な話、new3DSのように、一部だが、専用タイトルが発売されること。PS5プロでしか遊べないゲームをあえてリスクを冒して出すということをしないといけなかったと思う。

 

もちろん将来的にAAAタイトルの中に、「これはPS5プロで遊ぶべき作品だ」とレビューされる作品が出ると思うが、現代はあまりにもゲームへの選択肢、アプローチが多いため、結局はPS5でいいという判断になりそう。

 

また、現在のPS5のライバルは、steamなどのPCであり、ソニーの名作の多くは、PCでも遊べるような環境になっている。

 

ゲームを遊ぶという行為に、一時期は大きな体験、深い時間を求めた層がいたが、現在のメインは、サブスクリプションやエンターテイメントの消費としての傾向が強まっていると感じる。

 

あとは、PSVR2との連携で、PCVRをPS5プロだけで完結できるようになれば、お得感は生まれるかもしれない…

このVR2も結局ラインナップを拡充させることができず、ソニーは批判されている。

 

あとは、PS4の作品の品質を良くするような機能があると説明されていた。できることなら、XBOXのようにさらにさかのぼって、PS,PS2,PS3の作品も遊べるような(少なくともファーストパーティーの作品)機能がプロにだけ備わっていれば、変わっていたと思う。

 

現代は世界的にレトロゲームに対する需要も増えているため、新作をつくる体力が少ないのであれば、レトロ作品をより楽しく、快適に提供できる策を打って、利益を伸ばすことも重要だと思う。