久しぶりにスポーツゲームをフルプライスで購入した。
なぜなら、近年のスポーツゲームは、スマホで基本プレイ無料だったり、FCだったら1年待てば、PSのフリープレイに並ぶからだ。
しかし、今回のプロスピ24-25はKONAMIの本気度を感じた。
私も投じたプロスピAの利益を使って、素晴らしいプロ野球ゲームを作ってくれると信じていた。
とりあえず、ペナントでオリックスを使ってプレイすることにした。
プロスピ24 ピッチングのポイントと感想 コントロールがかなり重要
オリックスを選んで、操作はほぼ自分が手動でプレイ。操作方法はおすすめで。
ソフトバンク3連戦を戦った。
(ピッチング画面はいくつか切り替えられるのですが、臨場感がすごいので、一番にじりよっている画面を選択)
ピッチングに関しては、山下投手、宮城投手、田嶋投手を使用。
投球はプロスピA同様に、サークルが白い枠に重なったところでボタンを押すとベストピッチングになる。
重なるタイミングはプロスピAより若干遅く感じられる。またベストピッチ付近でないと球が大きくそれる。
特にコントロールがあまり高くない山下投手だと、大きくそれてデッドボールになることもあった。逆にコントロールも高い宮城投手だと、少しミスをしてもストライクゾーンにしっかり投げてくれた。
特にスライダーは多少あまめのコースになげても、ビタビタに決めてくれることもあり、本作の制球はかなり重要だと感じられる。
CPUの難易度は低めに設定されていたが、緩急をうまく使わないと簡単に長打をうたれる。
そのため、直球の速さよりも直球と変化球の落差がある選手がCPU戦は強い。あと、相手の弱点コースをしっかりなげるのも重要。近藤選手のように有数の名バッターでも苦手コースはやはり打ちづらい。
惰性で操作して、150キロ超えているからといってストレートを連発すると簡単に打ち返される。
プロスピ24 守備の評価 内野ゴロはリアルだからこそやや処理が遅めで、足の速さが本当に重要に感じられる
守備については、選手の動きをモーションキャプチャーでしっかりトレースしている影響で、いままでより、かなりもっさりに感じられる。
しかし、守備の名手である今永選手などは、カバーリングがはやかったり、捕球から送球も早い。守備能力もかなり重要になりそう。
(長いシーズンを戦うことを考えると、この守備力はちょっと心もとない…)
(プロスピAのようにガチャで排出するような制約がないので、KONAMIスタッフが細部までこだわって、能力値を設定している)
そのため、ソフトバンク1番の周東選手が強すぎる…現役選手なのに走力Sは強すぎる…なんど内野安打を献上し、さらにバントもセーフになったことか…
また、打球もリアルを意識して、打ち始めはぐんぐん伸びるが、その後いきおいが落ちていくという仕様に。そのため、フライを捕球するにも足の速さがかなり重要になる。
ここでも周東選手が強すぎる…
実力が拮抗している場合は、どうしてもゴロが増えてしまうため、足の使えるチームは自然と強い。
プロスピ24 打撃 ミートは小さいがタイミングよくあてたときの爽快感は格別
打撃に関しては、打球の音も気持ちいいし、固有フォロースルーのある選手でホームランを打てば、1日のストレスが吹き飛ぶぐらい?に気持ちいい。
ミートはミート打ちにしてもかなり小さめになっている。今年は近年まれにみる打低の年だったからミートがAとかSの選手はほぼ見当たらない…というかいるのか?
帳尻をあわせるように、ベストピッチングが難しいし、ベストピッチングの球であっても強振のカーソルより少しだけ大きい感じになっている。
OB選手でイチロー選手の全盛期が使えそうなので、それで検証していきたい。
強振は確かにミートがかなり小さくなるのだが、だからといって当たってもタイミングが悪ければ、全然飛ばない。
(3連覇の時は、よくハイライトで杉本選手の固有フォロースルーをみて、最高の気分になっていました)
タイミングよくあたったとしても球場の広さによって、フェンス直撃で止まることが多い。しかし普通のヒットでもかなり気持ちよくなれる。
個人的にTHESHOWといい勝負になったが、まだTHESHOWのほうが打った時の気持ちよさは上の可能性がある…早く日本語対応してほしい…
プロスピ24 独自エンジン、進化したグラフィックがもたらしたもの 観戦する楽しさ
さて、今回のプロスピ24は独自のエンジンを開発し、グラフィックが飛躍的に向上した。PS4やswitchなどのマルチ展開を切ったことによるKONAMIの信念を感じさせる一本だ。
選手のグラフィックは確かに向上しているがるが、ちゃんとフェイスモーションをとっている選手とそうでない選手の差が激しい。
例えば、オリックスの山﨑 颯一郎選手は、ここ数年でかなり活躍したリリーフピッチャーで、WBCにも出場はしていないが、栗林選手の代役で入れられるほどの選手なのだが
フェイスもものすごく似ているわけではないし、なぜかガタイがものすごいことになっている。本当はスラっとした高身長イケメンなのだが…
顔グラフィック以上に細かいリアクションや動きのリアリティが上がっている。
私が実際の野球中継で最も好きなのが、見逃し三振でミットにおさまった瞬間にピッチャーが、確信してマウンドを降りるシーンなのだが、それがプロスピ24でも再現されている。
遊んでいるときは操作に集中して、思った以上に選手の顔とかフォームが似ているかを細かくチェックできなかった。
(投手を操作して、三振で打ち取ったときもしっかりダイジェストが流れるのはいいですね)
しかし、ダイジェストなどが流れて振り返ってみると「うわ、野球中継見ているみたい」と感動できる。
プレイする楽しさだけでなく、振り返って観戦する楽しさまでも感じられる作品になったので、覚悟を決めてグラフィックやエンジンを強化したのは、大成功だと個人的に祝福したい。
バレル(打った瞬間の球の角度)とか、1塁への走行距離などの細かいデータが表示されるのも、すごく好きな演出だ。
プロスピ24 今後の期待と問題点についてまとめる
まだ全然、パッケージからソフトを取り出して、少し遊んだだけだが、間違いなくプロ野球ゲームを1つ上のレベルにあげた作品だと思った。
プロスピ版のMLBをスマホでリリースするあたり、海外ユーザーにもアピールできるようなゲームを目指しているんだろうなと思う。
将来的にTHESHOWに対抗して、メジャーリーグスピリッツなんかも作るかもしれない。(メニュー画面もかなりおしゃれな洋楽が流れるので)
ちょっと気になった点は、リアルを追求しすぎて、リアルな選手と、全く似ていない選手との差がかなり感じられるという点。
サッカーゲームの場合は選手の顔がアップになる瞬間って少ないし、なんなら試合中はフォワードの顔ぐらいしか見ないとかあるが、野球ゲームは結構選手の顔をみることになるから余計に気になった。
ただ、これから1年ほどは、アップデートで固有フォームが追加されたり、固有フェイスももしかしたら追加される可能性はあるかもしれない。
本作はPCでも遊べるのだが、家庭用ハードはPS5のみとなっている。
今までのプロスピやプロスピAとは、グラフィックははるかに違うが、プレイフィールなどの大枠は野球ゲームなので、「遊ぶ」という一点だけなら、わざわざPS5を購入する必要性があるかどうかはちょっと悩みどころ
しかし、少しでも野球観戦をしているような臨場感が欲しいという人は、買って損がない。