今回は、プレイステーションのサブスクリプションサービスのプレイステーションナウを紹介します。Googleのstadia(スタディア)、appleのapplearcade(アップルアーケード)など、大手企業が定額制のゲームサービスをこぞって開始しました。
今回はゲーマーの筆者がプレイステーションナウを実際に遊んでみた感想になります。7日間無料体験後、月額1180円を払って、ゲームをダウンロードして遊んでみました。月額1180円は安いのか?
プレイステーションナウは、ほかのサブスクリプションサービスに比べておすすめなのか、オワコンなのかを含めて解説していきます。
このブログでは、PS4をはじめ最新ゲームのレビューを重点的に行っています。よろしければ参考にしてみてください。
PlayStationNow(プレイステーションナウ) ダウンロードとストリーミングの使い分け ゲームへの関心で価値が大きく変わる
PlayStationNow(プレイステーションナウ)は、大手のソニーが提供するサービスですが少し特殊な形態をとっていて、ダウンロードとストリーミングを選択することができます。
ただし、PS3の作品はストリーミング限定です。PS4はダウンロードプレイに対応しており、ダウンロードための時間がかかるものの、通常のPSストアからソフトをダウンロードした状況と同じ画質、FPSで遊ぶことができます。
PSプラス同様に、PlayStationNow(プレイステーションナウ)の期間が切れてしまうと、遊べなくなります。
私はWi-Fi環境を使っていて、無線でつないでいますが、接触不良なのか、ストリーミングが使用できませんでした。
目当ては、グラビティデイズ2でした。おそらく月額料金の1180円を払っても、新品や中古で手に入れることは、難しいので満足しています。
プレイステーションナウを活用して得する人は以下の通り
昔のゲームや少し古いゲームでもとにかくいろんなジャンルを触りたいという人
ディスクを保有することにこだわりがない人
PlayStationNow(プレイステーションナウ)の問題点 提供されるタイトル、ソフトが安定しない せめてソニー製は残すべき

他のサブスクリプションサービス同様に、画像で一覧表示されていて、すっきりしています
ソニー開発の作品であれば、比較的早くプレイステーションナウで遊べる可能性が高いため、今後のラインナップの拡充に期待・・・したいところですが。
10月の1180円値下げに伴い、ゴッドオブウォー、アンチャーテッド、インファマス、GTAVなども期間限定でランナップに加わっていました。
PS4の売り上げを牽引するレベルの素晴らしいソフトですが、残念ながら2020年3月現在、以上のタイトルは、プレイステーションナウで遊べなくなりました。
GTAVは仕方ないにしても、ソニー開発の作品は、残すべきではなかったのか?と個人的に思います。
あと、できることならPSプラスのフリープレイで選ばれた作品もゆくゆくは、プレイステーションナウの常連として、固定されるべきです。バットマンアーカムナイトが遊べますが、今後どのようになっていくのでしょうか?
もちろん、アマゾンプライムなどの映画のサブスクリプションもラインナップが変化し、過去に見れたタイトルが見れなくなるということはあります。
しかし、プレイステーションナウは、まだまだコンテンツ不足が否めず、大型タイトルがある一方で、インディーズやマイナーな作品で固められた印象が強いです。
そのため、プレイステーションナウのラインナップに追加されたタイトルは、しばらく据え置きにする英断が必要かと思います。
PlayStationNow(プレイステーションナウ)の欠点 クレジットカードなしでプレイできない 学生を切り捨てるというデメリット
プレイステーションナウは、クレジットカード保有者しか遊べません。事実上、18歳以上を対象としています。
理由として、Z指定の作品が含まれるからです。
一方で、プレイステーションプラスは1か月が850円ですが、学生もカードを買えば購入可能です。(Z指定コンテンツをプレイする場合はしっかりフィルターがかかります)
プレイステーションプラスの1か月に数本用意されるフリープレイ作品は、過去の名作が選出されやすく、このシステムの関係上、プレイステーションナウとわざわざ契約する必要性が薄くなっています。
ただ、18歳を超えると、バイトしたり社会人だったりで、ゲームを遊ぶお金はあっても、時間がない人ばかりで、18歳以上をターゲットにしながら、割安で、昔の作品がいつでも遊べます・・・というのは、あまり訴求になっていないのかな?と思います。
また、applearcadeのように独自コンテンツを売りとしていない点も痛いです。
正直Z指定の作品を切って、中高生でも遊びやすい作品、これからソニーユーザーとしてコアなユーザーを育てるための役割をプレイステーションナウに期待したいのです。
過去の有名な作品を遊んでみたいと思っている学生は多いと思います。かくいう私も学生時代は、ゲームショップのジャンクコーナー(ディスクの傷が多く交換対応しないが値段が安い)に週1ペースで通って、安くてもおもしろそうな作品を発掘するのが、楽しみでした。
これは、お金がなくても、時間に余裕がある学生だからこそできるルーティンです。
個人的に、少しのZ指定をいれるだけで、18歳未満を足切りしてしまう状況は、損失でしかないと思います。
PlayStationNow(プレイステーションナウ)が定額料金戦争に勝つために必要なことと現状
これまでに、プレイステーションナウの問題点や課題、おすすめの利用方法を述べてきました。
プレイステーションナウの現状は、ディスカウント価格の12か月分の加入ではなく、1か月1180円で、好きなPS4ソフトをダウンロードして遊ぶのが一番お得そうです。
1か月に1タイトル遊ぶという条件ならば、ホライゾン、バットマンアーカムナイト、ブラッドボーンといったボリューミーで優秀な作品たちがそろっています。これを1か月の間に2本しっかり遊べたら、十分に元を取ったといえるレベルでしょう。
プレイステーションナウの改善点を挙げるならば
- ソフト、タイトルラインナップの拡充、定着化
- 独自コンテンツの提供(難しそうですが)
- 学生でも遊べるように対応(Z指定は切ってもいい)
映画のサブスクリプションと決定的に異なるのは、映画は1作を見るだけなら2時間程度で済むため、複数堪能できて、値段以上にお得感を得やすいです。
一方で、ゲームのサブスクリプションは、ゲームは数時間で終わるものが少なく、「どうしてもこれが遊びたい」というタイトルがなければ、プレイヤーの心がひかれないというハードルがあります。
一定のユーザーの不評を買うかもしれませんが、発売して間もない作品をプレイステーションナウに入れてしまう・・・リスク高いですが、このような思い切った判断も必要かもしれません。