阪神の大山選手がFAを行使しようということで、各メディアが取り上げています。
なにせ大山選手は阪神の4番を長期的につとめ、一部報道では4年16億円という報道がありながらも、FAを固辞している模様です。
そうなると金額ではなく、環境や評価などが一番にあげられるのではないでしょうか。
これがすべてではないですが、大山選手といえば2016年の阪神単独1位指名で、なぜか観客が悲鳴のような声を上げたことで有名。
しかし、それを逆境として、阪神の4番として日本一に導いているので立派です。
2016年のドラフトを振り返る
今思うと2016年はほぼすべての球団が素晴らしい成績を上げている年になります。
特にオリックス、オリックスの3連覇はここから始まったといっても過言ではないのです。
広島
5位 正捕手 坂倉
日本代表にも選ばれ、プロスピA最強捕手…はあまり関係ありませんが、捕手でありながら二けた本塁打を記録した素晴らしい強打の捕手として活躍中
巨人
外れ外れ1位の吉川
巨人のセカンドとして、素晴らしい身体能力を持っている吉川。1年しっかり稼働すれば、チームに絶大な安定感をもたらします。
横浜
1位 浜口
初年度10勝、そこからは圧倒的な成績を残しているわけではないですが、2025年は中継ぎとしての活躍が期待されます。
ちなみに、5位の細川は現在中日の4番として活躍。現役ドラフトで一番の成功者という評価もあります。
阪神
1位 大山
3位 才木
5位 糸原
なんと阪神、日本一になっただけあって、1位に4番、3位にエース(2024年以降)、そして5位にユーティリティー性があっておそらく2025年は代打の切り札もできる糸原を獲得しています。
まさに当たり年
中日
1位 柳
2位 京田
京田は現在横浜でベンチですが活躍中。柳は防御率などが素晴らしいですが、勝ちに多く恵まれていない模様。
しかしながら1位は投、2位は守備と打でそれなりに中日を支えていたので当たりドラフトではないでしょうか。
日ハム
外れ外れ1位 堀
中継ぎとして一時期50試合以上を投げ活躍はしていますが、ここ近年は大きな活躍は見られず
しかし、ソフトバンクが1位で獲得し、他球団がかなり競合していた田中正義を近藤FAの人的補償で獲得。現在は絶対的なストッパーとして活躍。FA、人的補償両方がチームの柱になるというある種、理想的な形に
ソフトバンク
4位 三森
絶対的なレギュラーとまでいかないまでも、藤本監督の時は持ち前の打撃センスによって、素晴らしい悪球打ちなどを披露していた。
ロッテ
外れ1位 佐々木
絶対的なリリーフエースとして活躍していた時期もあったが、現在は横浜にうつっている
2位の酒居は楽天で活躍、6位の種市が先発ローテとして開花の兆し
西武
1位 今井
3位 源田
こちらもエースと絶対的なショートストッパーを獲得できたということで、かなり当たりな部類のドラフト
楽天
1位 藤平
9位 高梨
藤平はリリーフエースとして活躍、高梨は巨人にうつり、原監督、阿部監督からも一定の信頼を得ている
オリックス
1位 山岡
4位 山本由伸
6位 山崎颯一郎
1位はエース件リリーフエース、4位はもはや全国区となった3年連続沢村賞の2016年ドラフト選手で1番活躍した選手
6位も3連覇を支えたリリーフエース
優勝するチームは数年前のドラフトを見ろというのがそのままあてはまる内容に
ドラフトを振り返ってみるとかなり面白かった 阪神はエースと4番を獲得していた
筆者はせっかちな人間で、FAとかトレードの方が興味のあるタイプなのですが、こうしてドラフトを振り返ってみるのも面白いなと
WBCやチームの優勝に貢献している選手が結構発見されて面白かったです。
特にスタメンで2選手以上活躍できているチームは、リーグ優勝に貢献していたりする可能性が高く
阪神、オリックスなどは顕著にその結果が出ています。
特に阪神はエースと4番を2016年で獲得できているので、質でいえば最高のドラフトではないでしょうか。
また、よくドラフトで下位指名された選手が大活躍して、下剋上を果たすみたいなことが報道されますが
捕手や打者だと不確定要素が多いので、下剋上も多いのですが
振り返ってみればちゃんと3位以上の上位指名の選手が活躍しているように思われます。
あえて取り上げるなら4位の山本由伸はあまりにも有名として、広島の坂倉や、中日で活躍になりましたが、細川もその枠に入るでしょう。