今日の深夜、「関ジャム」という関ジャニがメインMCを務める番組で、BUMP OF CHICKENの特集がされており、なかなかメディアに露出しない、藤原基央氏のロングインタビューを見ることができた。
正直、作業中だったのでインタビューを細かくすべて聞けたわけではなかったので、僕がもっともバンプに助けてもらった一曲、オンリーロンリーグローリーについて語っていこうと思う。
バラ色の日々 イエモンの名曲、ドラマの挿入歌にもなったの歌詞の意味などを勝手に考察してみる
オンリーロンリーグローリーに出会う前のバンプオブチキン
母親がインディーズのころからバンプが好きだったので、母の影響で「天体観測」も含め、複数曲聞いていましたが、「この曲がいい、この歌詞が素晴らしい」という評判などを聞いても、そこまでバンプにのめり込むことはありませんでした。
ビデオポキールも結構繰り返し見ましたね
別に、話題になっているバンドにそうでもないよっていえるのがかっこいいと思っていたわけではなく、歌詞がいいといっても集中力が全くないので、歌詞の意味とか感じ取る前に、楽曲が終わってしまうのですよ。
「アルエ」のメロディがいいなとか、「ダンデライオン」の疾走感がいいなとか、どちらかといえば、メロディなどを好んで聞いていましたね。
関ジャムのインタビューでは、グリーンデイ、ニルヴァーナなどに大きな影響を受けて、コピーバンド的な活動から開始していたときいて、あのメロディの良さってそこからきているんだと少し感動。
筆者はヘヴィメタルが大好きなのだが、グリーンデイもニルヴァーナもとっても好きだ。ただ超有名どころしか聞いたことはないけど。
オンリーロンリーグローリーという楽曲について 考察はできなかった
オンリーロンリーグローリーは、2004年の7月にリリース。オリコンで初の1位を記録し、その後のアルバム「ユグドラシル」とともに、バンプをさらに上のステージへと上げた一曲だと思っている。
ただ、世間的にこの曲が断トツで1番好きだって声はあまり聞かない。ちなみに筆者もオンリーロンリーグローリーは好きだが、「ギルド」も同じぐらい好きだ。(できれば、ギルドの歌詞考察などもまた別の機会にやりたいぐらい)
曲の好き嫌いに優劣をつけるべきではないが、一応参考程度に、あるサイトで、オンリーロンリーグローリーは投票で22位だったようだ。
位置について息を吸い込んで吐き出して合図を待つ
笑われることなく恨まれることなく輝く命などない
まぶしいのは最初だけ目隠し外せ ほら夜が明けた
2004年BUMP OF CHICKEN 作詞・作曲藤原基央シングル「オンリーロンリーグローリー」のオンリーロンリーグローリーから引用
他のバンプの楽曲に比べると、明確なストーリー性や情景が思い浮かぶというタイプの曲ではなく、どちらかといえば応援ソングを綺麗に続けて、歌い上げるようなものになっている。
藤原基央からのエールをひたすらいい意味で、ぶつけられているという印象がこのオンリーロンリーグローリーという曲。
なにせ当時の僕はいじめ真っただ中で、毎日恐怖におびえながら夜更かしして、学校に通っていた。
オンリーロンリーグローリーに癒されたし、学校へ行く背中も押された。
いじめによる劣等感はここ最近なって、ようやく別れることができた。
おそらくこの楽曲以上に練られた歌詞、ストーリー性のある歌詞というのは、バンプのなかでたくさんあるに違いない。
でも人間が追い込まれたときというのは、一節しか響かない、一節しか冷静に聞けないときもあり、そのめぐりあった一節が、どの楽曲よりも貴重な体験を生むことがある。
そして今となっては絶滅しているMDやCDに焼き付けたオンリーロンリーグローリーのこの歌詞をひたすら聞いていた。
今見直すと、受験、スポーツ大会、恋愛、就職様々な人生のイベントで通用する歌詞なんだけど、当時の僕には本当にこの笑われることもなく恨まれることもなく輝く命などないという一節、このたった一節で生きていけたし、救われていた気がする。
後にギルドで、孤独で友達もあまりできなかった大学生活をさらに支えてもらい、聴いている時間や量でいえば、そこまで多くないのだが、バンプオブチキンの楽曲がなければ、頑張れなかっただろうな、踏ん張れなかっただろうなという瞬間がある。
皆さんにも青春時代、いやいまでもそのような楽曲があるだろう。そういう歌詞を聞くために、僕は明日も生きようと思えるのかもしれない。