季節が変わると、くしゃみが止まらないの・・・なんとかならないですかね。季節風が吹いて、屋内のほこりが一斉に舞うのか、花粉が季節ごとに本気を出すのか・・・その両方でしょうけど。
あまりにもひどかったので、鼻炎用内服薬を買いました。それがこちら
オフノーズ鼻炎チュアブル錠
今まで、点鼻薬やアレルギー鼻炎薬は、処方薬を中心に服用していましたけど、これは薬局で買えるものです。
あらら・・・なぜかアマゾンで売られていませんね。今回は、同様の成分に抗炎症作用も含んだ、コルゲンコーワ鼻炎ソフトミニカプセルを紹介しておきましょう。
(こちらも中身が液状で溶けやすいです)
抗ヒスタミン成分など、成分は異なりますが、カプセルタイプもあります。
他に鼻水とアレルギー性鼻炎に効果的な、漢方薬の代表として、小青竜湯があげられます。
小青竜湯は、西洋の鼻炎薬が抱える「眠気」を副作用として持たない点で、注目されています。(だからといっていつでも飲んでもいいわけではないです。稀に皮膚や消化器へ副作用が見られるらしいです・・・どの薬もそうですが)
鼻炎薬なので、抗ヒスタミン成分を含んでいるのですが、この薬が持つ
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩
というのは、第一世代抗ヒスタミン成分に分類されます。
抗コリンという、神経伝達物質で、各臓器に働きを及ぼすアセチルコリンを抑える作用も含まれています。腹痛や頻尿に主に投薬されるものも含有されています。
第二世代ヒスタミンになると、抗コリン作用、中枢神経抑制作用が弱くなる代わりに、効果の発言が遅くなります。
緑内障や前立腺肥大を持っている人は、使用厳禁です。
他に
フェニレフリン塩錯塩(血管収縮成分)←ちなみにこれが最も含有量が多い
ベラドンナ総アルカロイド(抗分泌成分、鼻水や鼻閉症状を改善する)
無水カフェイン(血管収縮のサポート)
などを主成分として含みます。
鼻炎薬は、他にも抗炎症作用を含んだり、ステロイドを含むものだったりと様々な種類があります・・・覚えるのが大変ですね。
口でとけるチュアブルタイプは、突如発生する鼻炎やくしゃみに対して、素晴らしい回答ですね。水を用意する暇なんてない・・・
1日3回までで、服用は4時間おきと言われていますが、1錠飲めば半日は持つと思いますよ。
さて、使用感ですが、一言でいえば等価交換って薬らしい薬です。鼻炎が激しい季節でも、バカバカ売れない理由がわかります。
第一世代の抗ヒスタミン成分は、効き目がとんがっています。
確かに、15分ぐらいで鼻水がさっと消えて、くしゃみも一切しなくなりました。半日何事もなかったかのように過ごせます。
少し、部屋を掃除して激しくなりすぎたハウスダストに対しても、30分余りで、何事もなかったかのように回復します。
一方で、口の渇き、眠気は顕著に現れます。
口の渇きは水分補給すれば問題ないですが、眠気は強烈です・・・
仕事中の朝にちょっとくしゃみが連続したので、ポケットから取り出してなぶって、その場はなんともなかったのです。
その後、1時間の休憩で仮眠をとって、仕事に戻ると・・・まぁ眠い眠い。視界はぼやけているし、ソファにもたれたい衝動に20分ほどかられてしまいました。これが休日なら、休日を台無しにするところでした・・・
くしゃみを抑える、眠気との等価交換です。それを嫌って、多くの人が血管収縮が入っていても鼻炎薬をセレクトするのもわかりますね。直接噴射した方が効いている気がするし。それに鼻炎薬だって、血管収縮作用が入っているので、根っこの問題は変わりませんね。長期連用はなるべく控えた方がいいです。
それでも、大切な会議前とか、デート前とか、現代人は
「絶対にくしゃみや鼻詰まりになりたくないときがある!!」
そういう場合に、こういう強力な鼻炎薬が薬局で売られているという事実を知っているということは、マイナスにはならないでしょう。
ただし、効果は強力に現れますし、薬によっては服用出来ない人が多いです。総合感冒薬に比べて、成分が少な目だから大丈夫という認識はNGです。