踊る大捜査線３話の感想とまとめになります。
上層部の家族による犯行のもみ消し、それに葛藤する現場の所轄と覚悟を決める青島。
自分のルールは絶対に守るという青島と、それを支える室井のタッグが初めてみられる話
踊る大捜査線 ドラマ振り返り 第1話 サラリーマン刑事と最初の難事件 青島は異常な人間として描かれている？ 青島の吸っているタバコから人物を分析
踊る大捜査線 ドラマ振り返り 第３話 消された調書と彼女の事件
踊る大捜査線 ドラマ振り返り 第４話 少女の涙と刑事のプライド
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あらすじ 第３話 消された調書と彼女の事件
事件が発生し、車を飛ばしてかけつける青島一行。
しかし、事件発生現場は湾岸署の管轄ではなく、勝どき署の管轄であり、署長同士同期でライバル意識が強いため、手が出せない
バックをひったくられた学生が登場（なんと水川あさみが演じている）
そのバックをひったくった犯人が、検察庁官房次官の息子であり、事件をもみ消せと室井は指示を受ける。
捜査はあきらめろと指示がでるが、すみれはどうしても犯人を捕らえたかったので、湾岸署から身を隠す
すみれは過去にひったくりにあった際に腕を切られたことがある。犯人は反省しているということで２年で釈放。毎週火曜日になったらすみれをつけねらうようになって、すみれは恐怖を抱いている。
恩田をとめるためにスリーアミーゴスがあの手この手で誘惑する。
室井の登場と和久の仲介で、手錠をかけられた青島は解放される。
室井はすみれと交渉する。
「私に政治を持ち込まないで」というすみれに「私は政治をしにきたんだ」と強い口調で諭す。
室井は被疑者を事情聴取はさせるし、送検もさせるが、父親との関連は伏せるようにと取引をもちかける。
青島は過去の会社で社長の親戚である人間が盗みを働いたが、口止めしてボーナスをもらったことで納得した自分が嫌になって、警察になった
犯人を取り調べるすみれ
記録上は初犯（過去２回の犯罪があるがいずれももみ消されている）、盗んだものも返し、反省（言葉だけ）しているため、不起訴になる未来しかない。
捨てセリフをはく犯人に青島はむなぐらをつかむ。暴力はしていないが、「俺たちは区別しないぞ」というセリフととみに、すみれをいたわるセリフもぶつける。
息子は乱暴されたと怒鳴るが、室井は青島をかばう。弁護士に対しても「訴えたらすべてが明るみになるぞ」と果敢に対応。
ラストシーン、この１日を柏木に伝える青島。退室間際に柏木から声を掛けられる。
第３話 消された調書と彼女の事件 感想とまとめ
話としてはあまりスケールはなく、複数の事件が並行する「踊る」だが、権力者の息子の事件をもみけすか追及するかという１つの事象で展開している。
この話はすみれが、ひったくりから激しい暴行を受けてトラウマになっているという過去と、室井が青島をかばい、不正の片棒をかつがないように上に上り詰めるしかないという室井のキャラクター性や、２人の絆が明確になるという
「踊る」の中でもかなり重要な話に感じられる。
コメディシーンとしては、スリーアミーゴスがなんとかすみれと婦警を説得しようと、見合い話や脅しなど、人間臭いが、かなり卑怯な一面をコミカルに描いている。
ラストに官房次官が、わざわざ自分からすみれに対して、被害者に見舞金を渡し、これをすみれがはねのけるのだが、官房次官も多少息子が罪に問われるべきなんじゃないかという罪悪感が残っていたのではないか？と推察される。
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