任天堂、パルワールドのポケットベアに特許権侵害訴訟の提訴 なぜ提訴したのかの考察と次世代機でレジェンドアルセウスが出れば、すごいことになる可能性について語る

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ゲーム業界に激震が走るニュースが入った。

 

あの任天堂が、「パルワールド」を制作している株式会社ポケットペアに対して、特許権侵害で訴訟を提起したこと公にした

当社は、長年の努力により築き上げてきた当社の大切な知的財産を保護するために、当社のブランドを含む知的財産の侵害行為に対しては、今後も継続して必要な措置を講じていく所存です。

と最後に締めくくっている。

 

余談だが、筆者もそこまで多くはないが、任天堂の株式を取得しているので、任天堂の今後の行く末についても軽く触れる内容の記事になっている。

 

 

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簡単な経緯とあらすじ

パルワールドは2024年1月にsteamでリリースされ、見た目はあきらかにポケモンに酷似している「パル」という生物を

捕まえて、一緒に冒険して、戦闘して…ここまでは本当にポケモンなのだが、クラフト作業を手伝わせたり、なんと解体して食べることも可能らしい。まさによりリアルに動物としてとらえた作品になっている。

 

ポケモンのみならず、あらゆる作品の長所を取り入れた本作は、見た目の話題のみならず、steamでもかなり高評価だった。

しかしながら、見た目があまりにもポケモンに酷似しているため、任天堂への問い合わせも多く、任天堂は、パルワードの存在については認知していることを暗に示していた。

 

 

 

 

 

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遊び方にパテントはないという山内元社長の考えをまだ任天堂は継承している

あくまでネットの考察だが、任天堂が提訴に踏み切った背景として、2024年7月に、ソニーミュージック、アニプレックス、そしてポケットペアが共同で株式会社パルワールドエンターテイメントを立ち上げ、IP事業に乗り込んだことではないかといわれている。

こうした、権利ビジネスや、キャラクター版権を独占しようとする動きに対しての待ったをかけたという見方が強い。

 

コロプラに対する訴訟の時もそうだったが、任天堂はゲーム創成期からゲームを作り続け、ハード、ソフトを第一線で開発しているため、膨大な特許を取得している。

その気になれば、大手、インディーズ問わずに特許権の侵害で訴訟するだけの力と知識をもっているのではないかと考えられる。

上の映像は、任天堂を花札、玩具メーカーから、世界的ゲームメーカーにおしあげた山内社長(当時のインタビュー)

まだ、ゲームの著作権、特許に対してメーカーの対応や法整備が整っていない時代ではあり、発言の「遊び方にパテント(著作権)はない」というのは言葉だけ見れば、強烈に見える。

しかし、その真意として、インタビュー内容を抜粋すると

  1. ゲームは簡単にコピーしようと思えばコピーされる(ゲームそのものではなく、システムやアイデアなどは、簡単にコピーされる)
  2. アミューズメント業界発展のためには相互にソフトを公開して、ゲーム業界を発展させていくために、秘密をすててお互いの開発した優れたものを交流していく

この発言を昭和54年にしており、現代のゲームでも大小あれど、オープンワールド、ヒーローシューター、ソウルライク、メトロイドヴァニア様々な卓越したアイデアやシステム、ジャンルが交流されていって、ゲームの質が上がっているように感じられる。

 

コロプラに関しても、ポケットペアに関しても、「ゲーム」というジャンル、アミューズメント業界発展のために、任天堂の仕組みや開発してきたノウハウにインスパイアされたものであるならば、見過ごすという流れは、実はこの山内社長の発言から、脈々と受け継がれているのではないかと考えられる。

 

 

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パルワールドのヒットを受けて、任天堂はどのように考えているのだろうか?

パルワールドは確かにsteamやXBOXなどを中心にヒットはしたし、スマホでも遊べるようだが、筆者はPS5とswitchで遊べる作品しか基本触らない。

 

ソニーミュージックと提携していたということは、近い将来にPS5でパルワールドが遊べていたかもしれないが、今回の訴訟問題でどうなるかは未定だ。

 

パルワールドのヒットは、ユーザーがパルワールドのようなゲームや世界観を求めていたという証明になる。

 

7年前のハードのswitchでの最新作のポケモンも十分に大成功をおさめているが、現行機(PS5、XBOX)に近いクオリティでポケモンのようなゲームを遊びたいという欲求をもっているプレイヤーは多かったはず。

グラフィックを向上させ、半オープンワールドのような世界観にシフトして世界的ヒットを果たしたモンスターハンターワールドが、一つの証明になっている。

 

パルワールドは、ポケモンにできなかったいくつかのアイデアを持ち出したことがヒットの要因といわれているが

ポケモンも2022年にレジェンズアルセウスという今までのシリーズのお約束を破って、新しいポケモンを見出すような作品を出している。

 

ポケモンを捕まえるという今までのお約束に、アクション性を持たせているし、ボス戦はまさにアクションゲームといったシステムになっている。

また広大なマップをポケモンにのって自由に探索したり、リアルタイムでポケモンを出し入れする、幼少期にポケモンで見たあの光景を再現できる。

価格は違うながらも、レジェンズアルセウスは1200万本以上の大ヒットとなるが、パルワールドはプレイヤー数が2500万人になっており、任天堂が次世代機を作成し、アクションゲームでも満足に楽しめるようなスペックで、レジェンズアルセウスの系統を出せば、さらなるヒット作と、新しいファン層を獲得する可能性が高い。