村上隆とトレカの世界を読んで、カードを開封してみて思ったこと 2024年の村上トレカの現在とトレカ市場についても考える

スポンサーリンク

スポンサーリンク

久しぶりの村上隆トレカ情報について…というか筆者は最近まったくといっていいほど村上隆のカードに触れていない。

今回購入したのは、楽天で

「村上隆とトレカの世界」という書籍

この書籍は遊戯王のヴぁリアブルブックのようにいままでリリースされたカードがカラーで、一覧で見ることのできるデータベース的な書籍。

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

村上隆トレカについて2024年はどのような1年だったのか? 108フラワーズリバイスドの現在値

今のところ、村上トレカの頂上は1作目となる108フラワーズが発売されて、1ボックスが20万円で取引された時代(現在は未開封で7万前後)だったと思う。

対戦用につくられた「めめめのくらげ」も超トップレアは高値取引されているものの、公式動画や、一般の開封動画の再生数はかなり低い。

 

トレカのコレクター層とプレイヤー層はあまりかぶらないし、コレクター層がいるということは、トレカはそれだけプレイすることにハードルがある。

そのため、最近リリースされたポケカのデジタルゲームであるポケポケの人気は、当然だったと思う。

満を持して登場した、108フラワーズリバイスドも発売登場、ビックサイトなどで大規模なイベントなどが行われたものの、未開封ボックスがあまり高騰しておらず(108フラワーズ同様販売数を絞っているが)

 

トップレアであるSAの髪結ちゃんも、スニーカーダンクでは最高値が58万円だったが、現在は30万程度に落ち込んでいる。

勝手な予想だが、20万円ぐらいまで下がる可能性はある。高騰の可能性だが、108フラワーズの朝ぼらけちゃんが高騰しないとつられて価格は上がらないと思うし、下がっているなら、朝ぼらけちゃんのほうがいいかもしれない。

 

個人的に気になっているのはリバイスドのUR(ウルトラレアでレアリティは上から2番目)の「ブルードラゴン」。

 

見た目は遊戯王のブルーアイズをモチーフにしていることは明らかだが、加工がかなり特殊で、発売当初は初動で8~10万、そこから5万円台におちて、現在はメルカリで25000円ぐらいまで下落している。

 

SNSでの村上トレカコレクターの話によると、リバイスドのURの封入率は、初代108のSAと同レベルといわれている。1カートに1枚か2枚か?

そう考えると、25000円で手に入るならかなり破格だと思うし、こういうタイミングで勇気をもって購入しないと価値のあるカードは安く手に入らない。

そういいながら、108フラワーズリバイスドのブルードラゴンってそんなに価値があると思う人がいるのか?という客観的な評価も気にしないといけない。

 

 

スポンサーリンク

現在のトレカ市場について思うこと

現在のトレカ市場は、あらゆるメーカーやコンテンツが参入した影響で、コレクターが分散している傾向にあると思う。

一時期は、王だったポケモンカードが再販を重ねたり、「もう天井か?」と思うユーザーが増えたのか

 

トップレアの1つであるブラッキーVMAXSAもフリマで16万ぐらいで落ち込んでいた時期があるが、現在は23万ぐらいに復帰している。あの時に勇気をもって購入した人は英断だった。

投資とか資産目的で、トレカを集める人もパンデミックを機会に増えたものの

 

株式市場が活況している場合は、リスクの高いトレカに資産を一部でも使うのはかなり投機的になってしまう。

そもそも、トレカは配当や金利を生むわけではないし、金や現在だとビットコインレベルの世界的な信用、注目を集めているわけではない。

 

従来通り、趣味で情報をおって「あれ?ちょっとこれ安いな」と思ったものを物色していく。そんな付き合い方がベターな気がする。

そうか、みんなが注目しているボックスを何箱か未開封で保管しておいてとっておくなら、最悪購入した分程度でしか損はしない。

 

私も遊戯王で高価なカードを何枚か購入した経験があるが、その多くは購入当時から価値が下がっている。

一番の原因は「みんなが注目しているときに焦って買ってしまった」これに尽きる

しかし、365日常にカードにアンテナをはっているわけでもなく、購入するときというのは、何かイベントが発生したときにネット検索して「欲しいな」と思ってしまう時なので

 

結局、素人はみんあが注目したときにレアカードを買ってしまう傾向にあるのだ。

遊戯王は学生時代からお世話になった趣味だし、10万円が0円になりましたってわけではないので、気にならないが、やっぱり安い間に買えばなと思うことはある。

 

 

スポンサーリンク

村上隆とトレカの世界についてちょっとがっかりしたこと

村上トレカの位置づけだが、めめめ以前の村上トレカだけでいえば、コレクター向き完全特化の商品ではあるが

一部の村上トレカの大きくお金を落としてくれるファン向けのトレカ

と評価している。

というのも

レコード、フラワーゴーウォーク、そして村上隆とトレカの世界

いずれも1つあたり2000~6000円するような商品だが、確定してURやSAのカードが封入されているわけではなく

30種類ぐらいあって、ランダム封入。

 

 

さすがに2000円ぐらい入って、コモン3枚しか入っていなかった時は、落胆した。

正直、メモリアルな商品に対しては、みんな共通して1枚、もしくは3枚のSAからランダム1枚封入ぐらいにとどめるべきで

 

 

期間限定で、村上商品に触れたファンが、直ちに価値があるカードになるわけじゃないが、数年後にちょっと高くなるかもぐらいでいいと思う。

 

SNSでレコードやフラワーゴーウォークをダース買いしたぞ!って発信した人もいたけど、筆者はどれだけお金があっても、100%+になるという自信がなかったら、箱買いとかは多分しない。

正直、マニアを限定しすぎている気がする。

カサブルータスの春の京都の舞妓さんぐらいで良かったような気がする。

 

村上トレカを監修している方は、MTG時代からトレカに触れている方だから、トレカの価値の上がりかたということを存じ上げられていると思うが

トレカというのは、メーカー側が封入数を制限したり、希少性を高めたりして挙がるものもあるが

ユーザーとの双方向性の高い商品のため、そのカードにどのようなストーリーが込められているのか?という点も重要。

 

例えば、遊戯王の「ホルアクティ」というカードは、合計1万枚配布されたカード。

遊戯王の人口を考えると1万でも結構難しい確率。

ホルアクティは原作のクライマックスで活躍したモンスター。

ホルアクティが抽選されたときは2012年で遊戯王ゼアルが放送中。アニメはあったが、かつてのジャンプ連載の時ほどの知名度があるわけではない。

そして、その後にパンデミックが発生し、トレカ業界が盛り上がり、希少性の高いカードとして再注目。

 

PSAに積極的に出されていたカードではなく、プラスティックの袋に入れている人もいたが、日に焼けている場合もあって、完品はかなり高額になった。

さらに、ホルアクティをデザインした、生みの親の高橋和希先生も不幸に見舞われ、希少性も上がったと思われる。

多くの遊戯王を扱っているyoutuberが欲しいカード、希少性の高いカードとして発信して、その価値が共有された。

 

カードの価値が上がるためには、メーカーが希少性を高めるだけでなく、ユーザーも含めて価値の共有が絶対的に必要となる。

 

村上隆先生がカードのイラスト選定にこだわって、カード化されることが遅いという点もあるかもしれないが、あまりカードの枚数を制限しすぎるのも、裾野を狭めるだけだと思う。