WBC燃え尽き症候群で、ペナントをいまいち楽しめていない筆者です。
今年は、あまりだらだら野球をみないで、野球をBGMにしながらブログをどんどん更新していきたいところ。
今回は今年MLBで導入されている「ピッチクロック」の試合をいくつかみて、思ったことと、MPB、つまり日本プロ野球で導入されたらどうなるのかということを想像しながら話したいと思います。
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ピッチクロックによる試合時間短縮はMLBの復権に貢献するのか?
近年のMLBは、試合時間を短縮するための策がいろいろ打たれています。ピッチクロックもその1つであり、本命。
マイナーリーグで効果が実証され、メジャーでもなれれば2時間半~3時間に短縮し、3時間以内の試合を増やす目的があります。
試合時間が短縮することで、メジャーをみなくなったアメリカ人の心を再びつかむという目的があるみたいです。
確かに野球って日本もアメリカも同じように長いって問題点はあるかもしれないですね。
でも野球好きな人なら、4時間とかはやりすぎですけど、2時間半が3時間になっても見続けると思いますよ。あと、だらだらBGMのようにみながら野球好きの友達や家族とだらだらしゃべる時間が一番幸せなのですよ。
メジャーの人気の低迷って、30球団に増えてしまって球団や選手の把握がとにかく難しくなったことや、ポストシーズンが本当にシーズンといえるほど長期的で長い(だからこそワールドチャンピオンは価値がある)というのもあるかもしれないですね。
WBCみたいに一発勝負の面白さに目覚めたアメリカ人も多いみたいですし、一番人気のあるアメフトみたいに、トーナメント式の一発勝負に変えるのもいいんじゃないでしょうか?
ピッチクロックは投手有利?打者有利?
ピッチクロックはランナーがいないときは15秒、いるときは20秒以内に投球モーションに入らないと、ペナルティとして1ボール与えられます。
逆に打者側も残り8秒以降でタイムをかけると1ストライクとられます。
一見すると両者にとってデメリットがあるルールです。
当初は投手側が自分のリズムや呼吸で投げられないから、投手不利のルールといわれました。
これは野球は投手がなげることでスタートするスポーツという特性もあるからですね。
しかし、メジャーの場合はあらゆる投手と初物対決が多い打者側が、慣れない投手からホイホイ球を投げられるというのも、これで不利です。
また、間があることで緊張したり、直前のミスが響いて投球に響く投手もいるため、ピッチクロック向きの投手、不向きの投手と反映されそうです。
この影響の深さは、一時期日本でも行われた2段モーション禁止に近いかも。
ピッチクロックは日本でも導入されるべきなのか? 長時間試合があることのデメリット
プロ野球というのは、日本においてはとても重要なポジションを占めるスポーツであり、娯楽になっています。
メジャーのピッチクロック導入の背景が、ベースボールの復権だとすると、日本がピッチクロックを導入するメリットや効果はそこまでないように思われます。
確かに、試合時間が短縮すれば、遠方からきている客にとっては優しいでしょう。でも人生で1度しかない野球観戦だとしたら、長い方がいいという声もありそうです。
私は野球特有の間は大好きです、どのような駆け引きやサインがかわされているかを考えながら見るのが本当に楽しいですし、そんなことを意識せずにぼーっと見ているのも楽しいです。
あと、私の仕事が終わる時間を考えると、ピッチクロックが導入されたら、帰宅後にすべての試合が終わっているってことが当たり前になりますね。それはさすがに寂しすぎます(笑)
たとえゲーム終盤の8回からみたとしても、そこから逆転などのドラマがあれば大切な試合の目撃者として印象に残るわけです。
選手は大変かもしれませんが、帰宅時間が昔に比べて個々人ばらつくようになったので、ピッチクロックの導入は、野球が国民的なスポーツであることを阻む可能性もあるかもしれないですよ。
もしピッチクロックが採用された場合、深夜の野球再放送も充実してほしいですね。昔のオリックスや阪神の試合って関西圏だとよく再放送でみることができました。深夜の野球観戦もなかなか楽しいものです。