メタクエストの注目作品としてラインナップされていたけどなかなか発売せず、アーリーアクセスで800円で提供され、冬からは本格的に始動する
進撃の巨人VR アンブレイカブルの感想になります。
進撃の巨人VR: Unbreakableを実際プレイして感じたこと 酔いやすい?爽快感はある?
クリア時間はアーリーアクセス版ということもあって、3時間程度になりますが、1時間でもかなりの疲労感を覚える作品なので、800円の価値はあります。
国内外からのセールスは上々で、評価もなかなか高い作品です。
非公式のファンメイドのPCVRも登場していますが、公式から出ているだけあって、エレン、ミカサ、アルミン、リヴァイがフルボイスでプレイヤーを導いてくれます。
立体起動装置を使った臨場感はなかなかなものですが、あえてスピードはゆっくりしており、切り返そうとしたらクイクイっと視点が動いたり、巨人のうなじに差し掛かったらスローモーション演出を入れるなど
建物をみつけて、左右両側か一転に集中してワイヤーをはなって、スキーのように前から後ろに水かきするようなかたちで、進みます。シンプルな動きなんですがすごい臨場感があります。
ゲームのしやすさと、酔いにくさを両立した良い塩梅だと思います。
そして、簡単に爽快感を得られる作品ではなく、最初はどうすれば巨人の背後にまわりこんで、うなじを攻撃できるのかと悩むのですが
慣れてくると、巨人の攻撃パターンや正面に突撃しながらちょっとワイヤーをずらしてうなじを攻撃するなどのテクニックが使えるようになります。
部位破壊の仕組みも知るとなかなか奥深いです。
2章構成になっており、2章は1章の高難易度ミッションと考えるといいでしょう。
真っ赤な色の奇行種があらわれます。変則的な動きは原作通りなんですが、さらにやっかいなのが、スピードがあまりにも早い点で、いそいで立体装置を稼働しないとすぐに追いつかれる程度には難しいです。
進撃の巨人VR: Unbreakable 攻略のコツ 部位破壊とうなじを切るまえの距離がすごく大事
基本的に巨人に対しては側面や背後にまわりこめば安全です。
ただすぐに倒す場合は、巨人の攻撃を誘って、攻撃の隙に距離を取って、ダッシュなどを駆使しながら、遠くから切りかかると大ダメージを与えられます。
長い距離を移動すれば慣性が乗るのかダメージが高くなるようです。
多くの巨人はこれで対応可能。
途中から2~3体と複数で襲い掛かる場合がありますが、その場合は1体の足を狙って部位破壊して、一定時間行動不能にすればいいです。
良い評価でクリアするとポイントがもらえて、そのポイントに応じて武器が解放されるのですが
湾曲ブレードと刻刀・試作が重要な武器になります。
湾曲ブレードは、部位ダメージが初期装備より250パーセント高い武器です。初めて解放される武器になります。
ある程度距離の離れた位置で、立体起動装置で足を狙えば、一撃で巨人を崩すことが可能です。
崩れた巨人は無防備なので、また距離を離してうなじを切れば、湾曲ブレードはうなじへのダメージは少なめですが、2撃程度で巨人を倒すことが可能。
あと、進撃の巨人は座っても、立ってもプレイできますが断然立ってプレイすることをおすすめします。
なぜかというと倒れた巨人のうなじに攻撃をあてる場合、下方向にコントローラーを振る必要があり、座っている状態だと届かなかったり、勢いが足りずにダメージが少ないということで、かなり不利になります。
極力立ってプレイすることをお勧めします。
刻刀・試作ですが、こちらは純粋にアーリーアクセスで最後に解放される武器で、攻撃力が桁違いです。距離を離せば一撃で巨人のうなじの体力を減らせます。
進撃の巨人VRで難しいのが1-4と2-4の拠点防衛戦になります。制限時間まで巨人の侵攻をおさえて拠点を守るというものです。
放置したらすぐに拠点の体力が溶けるので、部位破壊して動きを止めたり、序盤巨人が少ない状態なら、すぐに倒しきるのが大切です。
特に2-4は非常に難しく、アクションゲームに慣れている人でも難しいので、気合とリトライでなんとかするしかないですね~
進撃の巨人VR: Unbreakable 今後のアップデートについて マルチプレイは大いに期待
今後のアップデートについては、ストーリーがまだ半分残っている点と、マルチプレイが実装されるとのことです。
正直、アーリーアクセスでは鎧の巨人、女型の巨人とは戦えなかった。ボス的な立ち位置があったほうが刺激が強かったと思います。
特に期待するのはマルチプレイでしょうね。マルチプレイ専用のステージがあるのか、ストーリーのステージをマルチプレイで遊べるのか
マルチで遊べるとまず巨人のヘイトを分散させることができるので、おとり役のプレイヤーと攻撃役のプレイヤーの役割分担ができるのが強そうです。
あと、いろんな人とビュンビュンと飛び回る光景をみるだけでも楽しめそうです。
メタクエストという比較的グラフィック性能が出しづらい機種であっても、進撃の巨人のグラフィックはそこまで高精度なものではないです。おそらくプレイして遅延やFPSの低下を回避するための対処だと思われます。
進撃の巨人VR: Unbreakableは購入すべき作品?
メタクエスト3Sが発売されたばかりですが、進撃の巨人VRは初めてのVRとして遊ぶこともおすすめできます。
VRゲームの多くが、FPSやクライミング、楽器など実際の所作をそのまま応用できるものが多いのに対して
進撃の巨人や、アイアンマンのように二次創作のキャラになりきって、普段できない動きを体験する、視野を経験するというのは、VRゲームの特権です。
進撃の巨人は立体起動装置という唯一無二の体験ができるので、アニメファンのみならず「一風変わったVRを遊びたい」という人の欲求もかなえると思います。800円なので、気軽に購入できるのもいいですね。