メタクエスト独占タイトルということで
ガンダム 銀灰の幻影
こちらを購入して映像作品を一通り見て、MRゲームを少し楽しんだ状態でのレビューになります。
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期待以上のガンダム体験を1作目から作る 銀灰の幻影の感動
メタクエストは大迫力のスクリーンで映像作品を堪能できるVR端末なのですが、VR映像もしっかり作りこんで、2時間ほどの映像作品にまとめた銀灰の幻影は、VR作品のスタンダードになるでしょう。
- デッキからの高速移動
- 1分の1スケールの等身大のガンダムをしたから見上げる迫力
- 逆襲のシャアにおけるアクシズ落としを食い止める活動に参加
- 実際に主役機のデルタザインを操作して射撃、格闘をプレイ
まさにプレイする映画という印象が強いです。
逆襲のシャアから存在する、コックピットから360度の宇宙を見渡せる迫力もなかなかなもので
アクシズの星屑をぬけるのも結構ひやひやしました。
おまけとして追加されたMRバトルも、英語音声が基本なのは残念(字幕はちゃんとあります)でしたが、ガンダムのプラモデルをもって、MR空間をまわりながら、敵を狙撃したり、格闘したりと、少年時代にガンダムのプラモデルやフィギュアを持っていた少年はやっていただろう「ガンダム遊び」をMRで再現。素晴らしい試みです。
主人公機のデルタ・ザインだけでなく、他のガンダムシリーズを艦内で見舞わせるモードもあり、ファンアイテムとして素晴らしい一作といえるでしょう。
ガンダム 銀灰の幻影 ネタバレあり ストーリーまとめ
銀灰の幻影は宇宙世紀0096の作品であり、ユニコーンと同じ時系列。逆襲のシャアの前知識があったほうが楽しめます。
主人公は、アージェント・キールという連邦、ネオ・ジオンを超えた傭兵組織に所属します。
アージェント・キールは行き場を失ったもと軍人や、戦争孤児を預かる傭兵集団であり、連邦、ネオ・ジオン残党それぞれの任務をへだたりなく受ける。
プロ集団であるが、それゆえ敵も多い。
今回のターゲットは、元連邦の士官で、ネオ・ジオン残党の「袖付き」に寝返ったアザミ・メギッネ。
主人公はなぜアージェント・キールのアジトが補足され、敵襲を受けたところ、デルタ・ザインに乗り込み戦果をあげます。
ヤクト・ヴァイゼに搭乗するバビア・レナをパートナーとして、一緒にアザミ打倒を目指します。
バビアはもともとデルタ・ザインに搭乗する予定だった。フィクジィ・フィクセというムラサメ研究所で落ちこぼれの烙印を押されていた青年を想っていました。
戦闘中に偶然出会ったフィクジィは、動けないバビアの代わりにモビルスーツを操作して、敵機を撃破。実はその敵機にのっていたのがアザミであり、アザミはパイロットとして不適合な自分を呪いながらも、パイロットを妬むきっかけになりました。
行き場のないフィクジィは、アージェントキールに所属されますが、繊細な性格の彼は、強化人間としての感受性が強すぎて、戦闘中に動けなくなったところを撃破され、戦死します。
しかし、アザミの搭乗する母艦にたどり着きますが、そこには大量のMSが待ち構えます。アザミは、自分で自分をターゲットにさせることで、アージェント・キールを返り討ちにしようとしてたのです。
ピンチの中、主人公はデルタ・ザインに隠された機能、盾に仕込まれたサイコフレームが共鳴反応を起こし、フィクジィの意思に触れ、ニュータイプとして覚醒。
ファンネルとかした盾を操り宇宙を駆け抜けます。
ガンダム 銀灰の幻影 ラスト バビアの暴走について
銀灰の幻影では、「挫折と嫉妬」が1つのテーマにあげられます。登場人物それぞれに戦争のトラウマを抱えています。
- アクシズ落としで上官を助けられなかった主人公(最新機体のジェガンに乗り、アクシズ落としで生き残っただけでも十分すごいのですが)
- フィクジィをサポートできず、フィクジィの命を失うどころか、フィクジィの意思が搭載されているデルタ・ザインにのれなかったバビア
- パイロットとして頭角をあらわせなかったアザミ
そして、終盤フィクジィの意思を受け、ニュータイプとして覚醒した主人公に対して、バビアはひた隠しにしていた挫折と嫉妬を主人公にぶつけ、なんと主人公を撃ち落とそうとします。明確な殺意です。
本作は主人公の性別を選択できることができるため、女性であれば男女の恋愛模様の嫉妬にも見えますし、男性であればニュータイプになれず大切な人を守れなかった嫉妬に見えます。
結構強引なので、理解が難しいですが、ガンダムという命を奪い合う極限状態だからこそ起こるものなのかな・・・と思いました。
VR作品とガンダムの可能性について
初めてのガンダム×メタクエスト作品でしたが、可能性を感じる作品でした。映像作品としてもしっかり一本のまとまったストーリーになっていてよかったです。
不満点としては、遊べる要素はあるものの、基本はシネマである点で、ずっと姿勢を保ちながら作品を見るのは頭も身体もつかれ、30分ずつ休みを取りました。
主人公の視点だけで物語が完結するわけではなく、3D空間だと目まぐるしく視点が変わり、メタクエストをベストなポジションで変更することにやや戸惑いました。
ゲームの要素もあるので、チャプターごとに映像が見れるのはいいのですが、欲を言えば、2倍速や早送り、巻き戻し機能があってもうれしかったです。
コックピット画面でPS3相当の画質で遊べるのですから、ファンの要望としてなんとか戦場の絆のような作品をVRで遊べないのかという点が上がっています。
メタクエスト、確かに独占タイトルも魅力的なものがあったりするのですが、「この作品があるからメタクエストを買ったんだ」とユーザーが強く思える作品が少ないのが現状です。
期待できるのが、秋にリリース予定のバットマンアーカム・シャドウですね。
またメタクエストは、3Sという廉価版が5万円未満で10月15日にリリースできます。原材料の高騰や、円安でありながら、最新のVR機種が5万未満で手に入るのは破格。
現在は楽天などで販売されていませんが、MR機能が使えるメタクエスト2のアップデートバージョンと考えるといいと思います。レンズの使用や、サウンド面などは3のほうがやや上回るという印象
メタクエストは一般消費者にとってはやや高めながら、銀灰のソフトは2800円とガンダムというメガコンテンツを扱いながら、良心的な価格です。
気になった人は購入して、ガンダムの熱い想いを堪能してください。
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