髭剃り後のケアとしてメンソレータムの「ヒリプロ」の記事がいろいろな人に読まれたので、2019年1月に残念ながら製造中止となったシェービングクリームを紹介します。有名な会社であっても、一部のユーザーから熱狂的な信頼があっても、突如として製造中止になることあるんですよね。
ファンも少なからずいたが製造中止になったクリームの使用感
名前の通り、クリームタイプであり、現在主流のフォームタイプ(泡)やジェルタイプとは違った趣があります。
クリームは光沢感があり、塗り込むとしっかりと肌に吸着します。
しっかり吸着して、薄い膜が肌にはった状態になります。泡やジェルだと加減を間違えるとつけすぎる・・・ということになります。
しっかりクリームが髭についているので、多少力を入れて剃っても、剃刀負けが起こりにくいです。これは素晴らしい。
使用後は、メントールの清涼感が非常にしっかりしています。剃った後のメントールを重視される方は、お勧め・・・あぁ製造中止でした。
欠点としては、吸着力が強すぎるがゆえに洗うのが非常に大変です。べっとりとついているで水でしっかり流さないといけません・・・
メンソレータムブランドの名に恥じないしっとりとしたクリームの肌触りとストレスのない使用感が非常に魅力的と感じる商品でした。
剃刀を一時期よく利用していた経験談をブログに書いているので、よろしければ参考にしてください。
メンソレータムのシェービングクリームが製造中止になった背景を考える
なぜ、メンソレータムのシェービングクリームが製造中止になってしまったのか・・・
- 知名度があまりなかった
- クリームタイプがあまり普及していなかった
- そもそも若年層は電気シェーバーのようが利便性が高いため、全体的に剃刀商品が右肩下がりになっている
そもそもシェービングクリームという商品を知っている人がどこまでいるか?
恥ずかしながら僕はドラッグストアに努めるまでは、フォームやジェルは使ったことがありますが、クリームの存在は全く知りませんでした。
大きな理由として、フォームやジェルはコンビニで買えるようになりましたが、クリームはあまり取り扱っていないです。
剃刀メーカーであるジレット、シック、貝印などが提供している商品ならば、関連商品としておけますが、ロート単体でシェービングクリームを置くのは難しいのでしょう。
うちの店は若年層のお客様は比較的少ないのですが、剃刀製品を貝印、フェザーと取り扱っていても、あまり購入されているイメージはないですね。
お客様ですら、自分の使っている製品にあう替刃にお困りの方が多いので・・・この不便性をどのように解決するかが、今後の剃刀製品の重要なポイントになるでしょう。これを無視すると右肩下がりはやまないでしょう。
さらにメンソレータムのシェービングクリームは
- イソプロピルメチルフェノーム
- ジフェンヒドラミン
- グリチルリチン酸ジカリウム
殺菌、炎症止め、肌を保護する成分などが含まれていることで、医薬部外品としての取り扱いとなっています。そのため防ぐというのが目的ですね。
どうしても防ぐというよりは、治すところに目が向くので、「ヒリプロ」などのほうが注目を集めるのは仕方ないですね。
ただ、フォームに負けないレベルで肌をしっかり保護できますし、フォームの欠点であるスプレーで処理が面倒という弱点がクリームにはありません。
洗い流しにくくて、時短に向かないのは、剃刀ユーザーにはハンデではありまるが、一方で剃刀を使うからには髭を徹底的に剃りたいという人もいるため、減少傾向にある剃刀ユーザーにとって、クリームタイプは重要な立ち位置を占めるのではないでしょうか?
まだクリームタイプはネットでも簡単に購入できますし、ドラッグストアなら牛乳ブランドのシェービングクリームが手に入ります。こちらもアロエエキス+メントールという内容になっています。時間があれば、使用してみたいと思います。