昔このブログのタイトルは「物欲まみれに身を任せた結果がこれだよ」みたいなタイトルだったと思う。
現在はその通りにあんまりお金を使ってはいけないのに、湯水のように使ってしまっている・・・
そしてかなり高価なフィギュアを買ってしまった。
マックスファクトリーのストリートファイター春麗だ
下は同じマックスファクトリーだが、お手頃な価格の全く別の商品。
たぶん、人気のあるフィギュアなので高くても欲しいって人もいる。
よく聞く格言だが、買えない理由が値段なら買え、欲しい理由が金なら買うなということで、欲しければ今が旬かもしれない。もちろん再販の可能性はゼロではないけど、そうほいほい作れるフィギュアでもないだろうし。
マックスファクトリー 春麗の特徴と経緯 なぜ1万以上高騰しているのか?
マックスファクトリー春麗は、CAPCOMとももち浜調剤薬局のコラボで話題となった、おくすり手帳イラストが立体化したもの。
イラストを担当したのは、あきまんこと安田朗氏。
カプコン在籍時にファイナルファイト、ストリートファイター2といったカプコンの礎を気づいたヒット作に携わらる。
キャラクターデザイナー、つまり絵のうまさで有名ではあるが、カプコン在籍時には企画マンとして、西谷氏ともにゲーム内の様々なアイデアを発案したり、現場で指示していたらしい。
複数の社員を時間をかけて、爆発的なヒットを遂げたストリートファイター2のキャラクターを読み生み出した。キャラデザのみならず、ドッターとしても才覚を発揮されている。
のちにヴァンパイア、ストⅢといった現代でも伝説的な2Dグラフィックのキャラクターを生み出していく。
ある意味、春麗の生みの親といえるあきまん氏が、現代にアップデートされた春麗の姿をおくすり手帳のイラストとして描いて、それが立体化されたのだ。
本商品は2023年から受注予約が開始されており、原型の時点から、色塗りされたらどうなるのか?とかなり期待されていたみたいだ。
そして、2024年7月に発売。現在では店舗やECサイトの正規ルートでの新品は購入不可能で、未開封品を入手するためにはフリマアプリなどの二次流通を活用するしかない。
定価は33000円と、フィギュアの価格として考えるとかなり高価なのだが、フリマ、オークションサイトでは4万円以上の値がついている。
あきまん氏が監修した春麗が6分の1という贅沢なサイズで現代にやってきたこと、そして、ネットでも購入した人が絶賛の嵐で、数多く立体化された春麗の中でナンバー1と格付けている人もいるほど。
もう少し安く獲得できる機会があったが、筆者は日和ってしまい、結局想像よりも高値で買ってしまった…まぁ後悔はしていない。
マックスファクトリー 春麗 レビュー 過去最高の表情と上半身の塗装に対するこだわり
ネットの写真を見たとき、当然ながら筋骨隆々の太ももなどの春麗の足を注目してしまったのだが、実際に27センチの春麗は、オブジェクトも含め全体のバランスが絶妙
当然、接近してみれば、足の迫力がすごいのだが、遠くから見ると美しき女性格闘家の休憩というテーマがしっかりしている。
まず、このフィギュアの特徴はなんといっても、あきまん氏が描いた春麗の表情を忠実に再現している点だ。
ストリートファイター2~3ぐらいの春麗に感じられ、女性としての美しさ、かわいらしさ、そして妖艶さすらも感じさせる。
春麗のフィギュアは海外も含め数多くあり、プロポーションやセクシーさに気合の入ったフィギュアは多いのだが、表情も含めここまで完璧に春麗であると感じさせるフィギュアはめったにない。
春麗を象徴する衣装の彩色も完璧であり、色合いの華やかさ、立体感など含めて、フィギュアとして堪能する醍醐味がある。
せっかく高価なフィギュアを購入したのだから、未開封のまま大切に保管するのも正解だが、取り出して思う存分360度眺めるだけの価値のあるフィギュアだ。
全体のプロポーションが素晴らしいので、アクリルケースで保管したいところだが、ガラスつきのアクリルケースで背面もみれるとかなり映えるフィギュアになるので、おすすめしたい。
ちなみに筆者は下の商品を使っている。
組み立てには30分ぐらいかかるが、なかなかのクオリティなのでおすすめだ。
男性全員が気になる マックスファクトリー春麗の足について
マックスファクトリーの春麗の足は男性顔負けなレベルで筋骨隆々だ。いや、男性でさえもここまでの隆起した筋肉をつけている人は稀じゃないだろうか。二次元ならではの創造力だ。
確かにストゼロのころから、春麗のふくらはぎのふくらみはすごいものがあったが、太ももの大きさがしっかり強調されているのは、実はストV(もしくはⅣ)あたりの3D時代で、2D時代はどちらかというと、しなやかな足にも見える。
この春麗の足、タイツなのかストッキングなのか微妙なところだが、肌色っぽさが見えないので、ここではタイツと呼称する。
このタイツの塗装に関する、色の濃淡、陰影のつけ方、そして造形によって、筋肉の隆起が感じられる手触り。
フェティシズムへのこだわりともいえるが、エロスに突入していそうで、突入していないぎりぎりのラインになっているように感じられる。
特に太ももに対する肉付きや、この春麗の足の組み方で、どのような筋肉が浮き出るのか、かたくなるのかというこだわりもすごい。
あと春麗の靴へのこだわりも非常に素晴らしい。
マックスファクトリー 春麗 欠点 これは汚しか汚れかわからない
正直かなり満足しており、90点ぐらいの満足感であるが、一部不満に感じる部分もあったので、残しておく。
まず、スポーツウォーターが付属するのだが、固定する手段があまりなくおくだけなので、紛失するリスクを考えて置いていない。
マックスファクトリー春麗に関しては、アクリルケースで保管するだけでなく、手に取って、じっくり鑑賞したりすることも楽しんでいるので、あまりスポーツウォーターを置くメリットがない。まぁ付属品なのであまり文句は言えない。
次に一部色移り?のようなものがある
このお尻の左部分、ちょっと茶色い汚れが見られる。ただの汚れかと思ったが、拭き取ってみても消えず、塗装がはげているのか、色移りしている可能性が高い(色的にタイツ?)
あるいは、筆者がつけてしまった汚れの可能性もゼロではないが…
二次流通で購入したから文句はいえないが、気になる人はかなり気になるかもしれないので、未開封でもいずれ開封して楽しみたいという人は、早いうちにあけて確認したほうがいいかもしれない。
この手の高価なフィギュアはあえて全体のなかで汚し加工とかしている可能性もあり、その影響かもしれない。
気にならないといえばうそになるが、激しい修行の影響で、少しお気に入りのチャイナドレスが汚れているという設定で自己暗示をかけている(笑)
最後にオブジェクトも含めて1つの作品という点であり、春麗とオブジェクトを離して楽しむことができない点だ。これは一長一短ある。
オブジェクトと重なっていることで、春麗がしっかり座っている説得力が増している。また、春麗だけが落下するというリスクもない。
一方で、高いフィギュアを買った楽しみとして、細かい部分まで見たい、探求したいという人にとっては消化不良感は残るかもしれない…
総評 格闘ゲームのキャラクターそのものが芸術になった作品
30年以上前の作品にも関わらず、春麗のデザインというのは非常に洗練されているということを再確認できた
フィギュアって正直、置き場所の邪魔になるし、写真だけでよくない?って思っていた時期もあったのだが、立体物だからこそ我々に訴えかける説得力、ディティール、そして存在感などがある。
安いフィギュアをたくさんならべて鑑賞するのも楽しいが、がっつりと1つ高級なフィギュアを買って眺めるのもまた一興といえる。
今現在もブログを書きながら、ガラスアクリルケースにおさめた春麗をみているが、届いた初日ということもあるが、息がこぼれるほど素晴らしい
カプコン、ストリートファイター、あきまんさんの記念展などがあったら間違いなく中心に置かれそうな存在感もあるし、みかけたら思わず数分見つめてしまうだけの魅力がある。
余談だが、この春麗のポージング、どこかあの考える人に似ているような気がする。
ポージングもそうだし、岩っぽいオブジェクトも付随しているのもそうだし
そう考えると、マックスファクトリーのこの春麗、とってもアーティスティックな一面もあるなと思った。
追記 あきまん氏に本記事のツイートをいいね、リツイートしていただきました
ブログを告知している、ツイッターで本記事を報告したところ、あきまん氏本人のアカウントからいいねとリツイートいただきました。おかげ様で初動で複数の方に今回の記事を読んでいただくことができました。
かなりボリュームのある記事で、読みどころが難しいところもあったと思われますが、非常にうれしいです。
できることなら、素晴らしいフィギュアなので、私のようにどうしても欲しい、生で見たいという人は高騰しても買いますが、また販売会社のほうで再販していただければと思います。
もちろん、もう1つのイラストの方も立体化されることになり、そちらもあわせて購入して飾れるならいいのですが(予算と相談)