マーベルで最も有名なヒーローの1人「アイアンマン」を題材としたVRゲーム。
もともとPSVRとして発売していた作品で、評価もかなり高かったのだが
メタクエストでも移植された。
ストーリーとゲームプレイに分けて、解説していきたい。
他のVRの名作もレビューしているのでよろしければそちらもご覧ください。
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アイアンマンVRのストーリー 1作目をベースにトニーの生い立ちや、ゴーストという魅力的なヴィランが輝くストーリー
筆者のアイアンマン歴は、映画の1,2とアベンジャーズぐらいで、マーベル作品はそんなに熱心に見ていません。
ただ映画の1作目の内容をちゃんと覚えていれば、このVR版も結構楽しめますし、本作単体でもかなり優れたストーリーでした。
ストーリーは、主人公のトニー・スタークが武器会社としての過去を捨てて、アイアンマンとしてヒーロー活動していくのですが
トニーの会社のデータをハッキングしたり、トニーが過去に開発した兵器をつかって襲ってくる謎の敵「ゴースト」が出現。
トニーは、内務をパートナーのペッパーに任せ、自分は単身で戦略を担当するAIとともに戦います。
優しかった祖母を投影したフライデーと、若い子の自分を投影したガン・スミス
しかし、AIの1人である「ガン・スミス」は若いころでいけいけのトニーがそのまま投影されたAIであり、なんでも破壊する兵器を独自に開発していました。
トニーは、アベンジャーズのニック・フューリーと共闘し、ゴーストを追い詰めます。
ゴーストの正体は、発展途上国で生まれ、トニーが開発した兵器によって多くの犠牲者を目の当たりにした女性であり、トニーに自ら罪を償わせることを目的として、ゴーストとなりました。
しかし、ゴーストを焚きつけたのは、なんとガン・スミスでした。
(ガン・スミスは本作オリジナルのキャラですが、いわばトニースタークの内なる部分ということで、結構漫画的で激熱な展開が多いです)
ガン・スミスはトニーの会社の研究員になりすまし、ネット上でゴーストに接触して、彼女の復讐心をあおります。
ゴーストがトニーを襲い、窮地に陥ったトニーは自宅で電源を落としたガン・スミスを再起動、さらにガン・スミスが所有していた兵器の使用を許可させ自分の必要性と自尊心を満たすために、ゴーストとアイアンマンを戦わせていました。
最終的に、巨大なアイアンマンを実体化させますが、ゴーストとトニーの共闘によって破れます。
余談ですが、本作はトニー・スタークを演じ続けた藤原啓治氏の最期のアイアンマンとしても有名です。病気の関係で、代役も一部つかわれていますが、1人2役を見事に演じた藤原氏の演技をしっかりVRで聞けるというのは、それだけで貴重で3500円の価値が十分にある作品でした。
アイアンマンVR ゲームレビュー フライトゲームとシューティングゲームの高次元な融合
アイアンマンVRは、メタクエストに移植されたことで、グラフィックは落ちたのですが、ロード時間は短縮化され、さらにゲームとしての面白さはちゃんと継承されています。
メタクエストはスタンドアローンなので、場所を選ばずに遊べる点とコントローラーとアイアンマンの動きが一体になっているので、本当にヒーローになりきって遊べる夢のような作品になっています。
フライトゲームとしても面白く、シューティングゲームとしても高水準の作品です。
フライトゲームとしては、手を下に向けて、ジェットを噴射して高度を維持するというのは、まさにアイアンマンらしい飛行方法で、前に進む場合は両手を後ろに、逆にバックする場合は前にするというのが、非常に独特。このゲームならではの魅力です。
フライト単体のチェックポイントを通過して、いかに早くクリアできるかというチャレンジも存在します。
シューティングゲームとしては、ゲーム内のスコアによって得られるポイントをつかってアイアンマンの武器や移動速度、耐久力をアップグレードします。
(トニーの自宅の作りこみもなかなかですね)
難点としてはメインのリパルサーとサブウエポンの切り替えが難しいです。
リパルサーを放つには手のひらを相手に向けるようにして放つのですが、これを瞬時にやろうとすると、手を握って繰り出すサブウエポンが暴発することが結構ありました。
普通に動かすだけでも難しく、両手で攻撃した場合はバーニアを使えないですが、敵に一点集中のダメージを与えます。
逆に片方の手を敵に向けて、もう片方を下に向けてバーニアを出せたら攻防一体で、敵の攻撃を避けながら攻撃できます。
やや難しいですが、使いこなすと本当にアイアンマンとして操作している臨場感と爽快感が桁違いです。
敵を一定以上倒すと、必殺技のユニビームを発動。視点を動かせばそれがビームの攻撃範囲になっており、爽快感抜群。
あと重火器のみならず、ロケットパンチも楽しいです。こぶしをつくって一定時間溜めて相手にパンチするのですが、シンプルで爽快。この攻撃が有効な敵もいます。
難易度に関してはノーマルで遊びましたが、難易度を下げることもできますし、他のステージを遊んだり、フライトやシューティングだけを遊べるフリーステージもあるため、そこでアイアンマンのパーツを入れ替えながら、最適な装備をみつけるのが楽しいです。
基本的に敵の攻撃を受けても一定時間したら自動回復するようになっています。
ただゴーストとの戦闘は自動回復ができず、アイアンマンをある程度動かせるようにならないと攻略は難しいです。
VRゲームをいくつか遊びましたが、どちらかといえばリアルな近接戦闘や重火器などを題材にしているゲームが多い中、アメコミヒーローを実際に動かしているような気分にさせてくれるという点では、唯一無二
できることなら、メタクエスト3専用としてアップグレードしたものを続編として、開発してほしいですし、メタクエスト作品の中ではやや高めですが、3500円の価値は絶対にあると思います。
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