目の前に、眼鏡をかけた知的そうな女性が本を探している
「何かお探しですか?」
「・・・・」
無視されちゃったよ・・・
どうも、声をかけることよりも妄想による自己完結で今日も平和な司真です。
今回紹介するのは、河原町三条下ったところにあるBALの地下に位置する、丸善京都本店の中にあるその名も
MARUZEN CAFE
になります。
(なんだか圧倒されますね。落ち着いた空間といい意味でギャップがあります)
本屋の中のカフェなので、最低限の珈琲と紅茶とデザート・・・だけかと思いきや、カレーが主力商品だったり、小説「檸檬」を題材とした洒落た檸檬使用のデザートがあったりと、いろいろな個性の垣間見えるカフェです。
カレーを食べことがあるんですけど、昔の友人にそっくりな男が女性を連れて楽しそうな雰囲気で飲んでいて、そっちが気になって、まったくカレーの味が・・・
普通の珈琲もその個性が反映されていて、サイフォンがそのままついてきます(笑)
なんだか、中学時代に戻って理科の実験をしているような感覚です。
ブラックでも全然飲めるコクの深さが、素晴らしいですが、喉へのキックもかなりあり、珈琲に慣れない人は戸惑うかもしれません。お値段は600円でした。
大通りに面しているカフェですが、地下2階の隔離された雰囲気で、書店の中に組み込まれている意外性と、まるでホテルのカフェのように開かれた空間でのびのびとできるという点が気に入って、特に頼みたいメニューがないのに、フラッと寄って珈琲を一杯だけ呑むって使い方もしています。
河原町近辺は、薬局が急激に増加しましたが、本屋はいくつか潰れている店もあって、この近くといえば、漫画にだけめっぽう強い喜久屋書店か、少しあるいて四条に面しているジュンク堂・・・ぐらいでしょうか。ジャンルに特化しているか、面積を持っている書店ぐらいしか今の時代は、生き残れないのでしょう。駅地下なら1フロアでも成立するかもしれませんけど、通りにでるとね、アマゾン恐るべし。
店員さんもレジ専門、メニュー専門のように複数いらっしゃいますので、注文関係で待たされることはないでしょう。
人の入りですが、土日の夕方であっても、BALの地下2階の最深部にあるため、スターバックスやドトールよりも人が少ないことが多いです。ゆっくりスマホでラインチャットしたり、丸善で購入した本を軽く読んだりと、くつろぐ以外の用途が見出せそうです。こういう空間重視の喫茶店、僕は大好きですよ~まだまだローテーションとして扱っていく予定です。