第一三共ヘルスケアが送る、ドラッグストアで最も売れている1類医薬品のロキソニンシリーズ。その中で、最高処方を誇るロキソニンプレミアムを今回は紹介します。
・・・・クリスマスイブに解熱鎮痛剤の紹介って・・・
今日も、僕のブログは平常運転です!!(平常心・・・平常心・・・)
(相変わらずパッケージは、抜群にかっこいい・・・)
こちら、一類の薬になるので、薬剤師の指導がなければ購入できません。薬剤師が在籍しているドラッグストアであっても、薬剤師が休みの場合は、販売することができません。
過去に薬剤師ではない、一般の社員に一類を売らせていた薬局があり、問題になったというケースがあります。証拠があれば、業務停止処分の可能性があるみたいですね。
さて、このプレミアムは従来のロキソニンとどう違うのか?
ロキソニンの内服薬には、3種類あります。
ロキソプロフェンナトリウム水和物だけが入っている
ロキソニンS(青)
胃粘膜を保護する酸化マグネシウムを配合することで、胃への負担をさらに軽減させた
ロキソニンSプラス(ピンク)
プラス同様に胃粘膜保護成分を含みながらも、痛みを抑える成分、痛みを抑える働きを助ける成分を配合させた
ロキソニンSプレミアム(金)
プレミアムに配合されている
アリルイソプロピルアセチル尿素は
新セデス・セデスハイ
バファリンプレミアム
イブクイック頭痛薬DX
などほかの解熱沈痛成分で、有名メーカーでも採用されています。無水カフェインは解熱沈痛成分を補助する役割で、多くのメーカーが採用しています。
ただし、アリルイソプロピルアセチル尿素は眠気を含むため、運転中などの服用は控えるように注意書きされています。
そのため、眠気の気になる方は、ロキソニンSかプラスを飲まれることをお勧めします。
あと、解熱鎮痛剤を飲めば痛みが治るとお考えの方が、いらっしゃいますが、正しくは、「痛みを抑える」です。痛みを抑えているうちに、休養を取ったり、睡眠することで痛みがなくなるからそう錯覚しているだけで、長期的な痛みに対して、解熱鎮痛剤はあまり効果がありません。痛みの原因、元を医療機関で診断されることが一番です。長期連用をすすめられるものではありませんから・・・
そして、一番の違いはコストです。
メーカー希望小売価格で税込みだと
ロキソニンS 700円
ロキソニンSプラス 754円
ロキソニンSプレミアム 754円
あれ・・・プラスと一緒じゃん?と思うでしょ。
ところがどっこい、これらすべて12錠で、プレミアムだけ1回服用量が2錠です。
2錠になったからといって、ロキソプロフェンの含有量は、Sやプラスと一緒なんです。
そのため、実質倍のコスト高になります。一応、倍の24錠での販売もされていますね。
今回は、プラスと全く同じの抜歯後の歯痛に使いました。購入先の薬剤師からは
「頭痛には効果がありますけど、歯痛にはいまひとつですよ。効かないわけではないですけど」
と笑顔で諭されました(笑)
一応、抜歯による歯痛は、神経を痛めるので頭痛に発展することが多いので、頭痛薬としての効果も期待して服用しました。
ちなみにプラスの感想は、下記のブログで手作りのグラフ(笑)を用いて、記載しておりますので、よかったらご覧ください。
感想ですが、プラスより強力と感じるところはあまりない・・・・です。
効き方は、ロキソプロフェン同様にゆるやかに痛みが治まっていって、痛みが戻るときも緩やかに戻ってきます。
痛み止め成分がプラスされているので、ジクロフェナクのように痛みがぱっと止まった?と錯覚することもあるんですけど、やはり服用後から30~40分は痛みが続きます。
効き目もジクロフェナクに比べると穏やかですね。
うーん、効き目が早いとかならプラスに比べて優位性があるんですけどね・・・
結論ですが、従来のロキソニンの2倍の価格を払ってまで、購入する必要性はない
これに至りました・・・劣化しているところは当然ないんですけど、優れているところも少ないと・・・
イブプロフェンとアセトアミノフェンと二つの沈痛成分を複合させた商品なら実感あるかもしれませんが、複合といっても、鎮痛補助ですからね・・・
ただ、薬剤師先生が言われたように、「つらい頭痛には」という目的なら効果はあるかもしれませんね。
薬剤師先生の指導の元、胃粘膜の保護成分が入っているとしても、食後にしっかりと服用してください。
それでは、お大事に