今回は、太田胃散ブランドから出ているロコフィットを紹介します。
鶴瓶さんの考える人のCMで一時期話題になりましたね。
まだ、肥満=漢方といえば、防風通聖散のイメージが大きいですが、一定の方には、このロコフィットにメリットがあるので、紹介したいと思います。
ロコフィットには、「防己黄耆湯」という漢方が使用されています。
防己黄耆湯とは・・・
体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症:肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)
鎮痛、抗炎症をおさえる生薬と、水分代謝を改善させる生薬がはいっているため、メーカーは
「主にひざの痛みをおさえながら、痩せることも目指す」ということを謳っています。
防己黄耆湯の特徴として、同じく肥満の効能を謳う防風通聖散や大柴胡湯のように便秘薬に含まれる「ダイオウ」が入っていないため、お腹が弱い人でも条件があえば使用できるという点です。
ただし、あくまで小食で、水太りの人を対象としているので、食生活が問題で肥満になっている人は、食生活の改善から心がける必要があるでしょう。
これは、防風通聖散にしても、食生活などを改善して、最低でも半年飲み続けることが重要とメーカーさんも言われていました。
1か月近く、ロコフィットを使用して、2キロほど減量しましたが、食事制限と運動のたまものだと思います。
また、前述のように私はお腹が非常に弱いのですが、ロコフィットを飲み続けることで大きな下痢に見舞われることもありませんでした。
(便秘でお悩みで、防風通聖散をはじめて使用される方は、ツムラの防風通聖散が値段も手ごろで、防風通聖散のエキスも少な目でファーストチョイスとしては、お勧めです)
こちらのロコフィットもコッコアポに比べると、防己黄耆湯エキスは半分で、初めて使用される人には、適しているかもしれません。
このように、ひとえに漢方と肥満といっても複数の種類があるので、薬局やドラッグストアで購入される際は、前もって情報を集めたり、薬剤師に相談して、ご自身にあった漢方薬を選ばれることが重要です。
最近は、漢方に特化した薬局も増えているので、店内での情報も得やすくなっているのは、追い風と言えますね。