KOF30周年ということで、期間限定でPSストアで、KOF作品が最大80%オフというかなりの大盤振る舞いがされていた。
しかも2年前に発売された最新作のKOF15もラインナップされていたので、祝いと感謝も込めて、追加キャラを含めて、ほぼ全部購入させていただいた。
さて、さっそくKOF15を遊んだのだが、結論から言うとかなり面白く、KOFらしいキャラゲーの魅力はしっかりとみせながら、新しいシステムや初心者向けのシステムもしっかり堪能できた。
SNK VS. CAPCOM SVC CHAOSを2024年に遊んだ感想 システムの解説 カプエス2との違いについて なぜ不評だったのか?
今遊ぶ 龍虎の拳外伝の評価 どこが成功して、どこが失敗したのか?
KOF15はどのような作品なのか?
KOF15は、SNKが新しい出資先を得て、再始動したKOF14の続編であり、アンリアルエンジンを駆使したグラフィックは14から大きな進化を遂げている。
システムは、シリーズ従来の3ON3バトルになっており、各キャラの火力が高めになっており、ラストになれば、ゲージが増えて、ゲージの最大値も増えるため、一発逆転性がある。
(SNKといえば、同人作家に絶大な支持を集めているのだが、今回の女性キャラは全体的にプロポーションが過去一なものばかり…ただユリ・サカザキだけは、もう少しなんとかならなかったのかなと思ったり)
KOFらしい、複数の種類のジャンプから、相手を攪乱したり、攻めを継続したりという爽快感のあるバトルが楽しめる。
ストリートファイター4のセービングのように、ガードポイントのついた反撃技のシャッターストライクという新要素が追加。ただし私のような素人には、ゲージも消費するし、いまいち使いどころがわからなかった。
初心者はぶっ飛ばし攻撃は、このゲームのキャラ共通して有能なものが多く、ガードさせても有利な場合があるのは覚えたほうがいいかも。
KOF15は初心者でも楽しめるのか?
KOF15は初心者でもコンボが楽しめるように「ラッシュ」というシステムが搭載されている。
これはAボタン(弱パンチ)を相手に接近してヒットさせることによって自動的に通常技から必殺技(超必殺技)をつないでくれる。
(必殺技フィニッシュの楽しさが、個人的に格闘ゲームの醍醐味の一つ)
(豪鬼の瞬獄殺のように人気のある、ギースの羅生門)
ゲージを複数持っている場合は、最後のコンボでボタンを押し分けることで、必殺技でとめるか、すべてを出し切るかを選択することができる。
過去にもアークシステムワークスのペルソナなどにも採用されたシステムだ。
KOFはコンボ性の高い格闘ゲームである一方、超必殺技がストリートファイターのように真空波動ばかりではなく、コンボに組み込むには結構複雑なので、超必殺技をぶっぱなししかできなかった私にとっては、とってもありがたいシステムだ。
一方で、ストリートファイター6のアシストコンボに比べると、本当に初心者のためのシステムで止まっている気がする。
小ジャンプからの強キックからラッシュを絡ませると、3~4割のダメージを持っていけるが、ラッシュを発動させるためには、かなり相手に近づく必要があるし、スト6のように、ガードされたら超必殺技を出さないという判断をしてくれない。
スト6のアシストコンボがあまりにも、初心者にとってすぐに対戦できるレベルの素晴らしいシステムだったため、比較するのがややつらいところだが、KOF15のラッシュはあってうれしいが、物足りなさを感じる。
しっかりとコンボを覚えて上達する伸びしろがあったり、ラッシュをあてるために、リーチや判定のある通常技、主力技を学ぶ必要性があり、ラッシュがあることで、格ゲー力が養われる可能性はある。
KOF15 ストーリーモード 1人用の評価とレビュー
1人用のメインは実質このストーリーモードだけになる。(コンボを決めるとか、凶悪なオメガルガール、ゲーニッツと戦えるモードもあるけど)
(この招待状をみたら、KOFファンは興奮するはず)
ストーリーモードといっても、アーケードモードのようなもので、特定のチームを選べば、特殊な掛け合いやエンディングが発生する。
最初は、素直にデフォルトのチームを選べばいいが、実はKOF15は過去作のBGMが網羅されており、解放するために特定のチームでクリアるする必要がある。どのチームを組めばいいかは、ちゃんと教えてくれる。
これはものすごく神機能だった。
スト6の場合は、DLCだったが、KOF15の場合は、クリア報酬として用意されており、1人用で遊びこめる余地がある。もちろんDLCで課金してそうそうに開放してほしいという人もいるかもだが、僕はこっちの方が好きだ。
(決められたチームでクリアするだけだが、これだけでも面白い)
CPU戦に関しては、レベルは5まであるが、3と2を遊んだ。かなり差が激しく、2を選んだ場合、相手チームの1人目は後半になっても棒立ちのままということが多かった。
昔に戻って、とにかく自分の好きキャラで、かっこいい必殺技を相手にあてまくって、ストレス爽快という遊び方が好ましい
KOF15の今後について DLCキャラなどはどうなるのか?
2024年8月現在、KOF15のキャラ総数は59人とKOF98アルティメットマッチのシリーズ最多64人に迫る勢いである。
すでに、冬にマチュアとバイスが追加決定されており、SNKは餓狼MOWの新作などに着手していたり、カプコンと何かしらコラボしている可能性が高いため…KOF16がいきなり作られる可能性はあまり高くないと思われる。
開発陣もおそらく、この64を超えるということを意識しているのではないだろうか?
(特別に戦えるゲーニッツがあまりにも超反応で強すぎて、高火力で96を遊んだプレイヤーの人の苦労を令和で体験できる)
マチュア、バイスときて、オロチ関連のキャラが出そろっているということは、当然オロチも…
(後期の作品に出た超必殺技だが、たぶんパワーゲイザーより好きな人もいるバスターウルフ)
あと、ストリートファイター6でテリーと舞がゲスト出演しているということは、当然KOFやMOWのほうにもカプコンのキャラが…それともカプエス3(願望)までお預けだろうか…
KOF30周年なのだから、ものすごいサプライズをひっさげてやってくれることを大いに期待したい。
最近、KOF2002UMやKOF13などの過去の名作を遊んでいるが、どれも難しく、アーケードをクリアしたらもうお腹いっぱいで遊ばなくなった。しかしこのKOF15は初心者でも比較的気楽に遊べて楽しめる。
(最近のSNKはダウンロード販売も積極的。古い作品ばかりではなく、比較的新しい作品やファンが待ち望んでいたダウンロード作品も世に出している。素晴らしい)
少なくとも、ダウンロード価格がバーゲンセールになっている現在、この最新作を遊ばない手はない。
SNK VS. CAPCOM SVC CHAOSを2024年に遊んだ感想 システムの解説 カプエス2との違いについて なぜ不評だったのか?