京王線刺傷事件 ジョーカー男の生い立ちと動機について考える なぜ20代の孤独は辛いのか?満たされない=絶望なのか?

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衆議院選挙の結果から間もなく、京王線で非常に痛ましい事件が起こった。服部恭太容疑者、24歳が、京王線にDCコミックのジョーカーの衣装と刃渡り30センチの刃物をもって乗り込み、口論になった70代の男性を刺し、オイルライターを車内にまき、放火させて周囲をパニックに陥れました。

服部容疑者の供述によると、小田急線の事件にインスピレーションを受け、生活費を消費者金融でまかなっている現状などから、人の命を奪い、死刑になりたかったという経緯があります。

今回は、大学時代に臨床心理学を専攻し、犯罪心理学なども勉強し、裁判員の経験もある筆者から見た、今回の事件と焦点について考えていく記事になります。

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お決まりの動機 20代の孤独と内気な青年

事件から2日ほど経過してなお、ワイドショーで取り上げられるのは、服部容疑者の生い立ちと、動機についてです。

文春オンラインの記事によると、服部容疑者は、福岡市で育ち、地元の中学・高校を卒業後、漫画喫茶で働いていた経歴がありました。

漫画喫茶時代の同僚によると、全く無口だったわけではなく、好きな漫画の話になると話が、はずむ一面もみせていました。

また当時、恋人もいた模様でしたが、破局し、その後、漫画喫茶で盗撮を行ったことで、示談になったと予想されるが、職を失ったとのことです。

服部容疑者の動機については、諸説ありますが

  1. 仕事がない、友人あまりいない、将来に明るい見通しが立てず、自暴自棄で行った犯行
  2. コスプレをし、オイルライターを事前に買い込み、動画をとられながらタバコをふかしていた状況から、過剰な承認欲求を満たしたかった犯行

この2つが、複合して起こしたものといわれています。

 

 

 

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20代の孤独や絶望に対する違和感

youtubeのニュースや切り抜き動画などのコメントを見ると、犯罪そのものへの批判は当然ながら、服部容疑者の境遇に対して、「社会は何かできなかったのだろうか?」「孤独に対して解決しないとまた同じような犯罪が起こる」というコメントも見られました。

確かに、インターネットやSNSが普及することによって、知らなくてもいい赤の他人の年収や、家族環境などが見えるようになって、自分と比較して、絶望したり、将来に暗雲が立ち込めるということは、多くなりました。

 

 

そうはいいつつも、孤独や絶望というのは、社会の改善によってすべて是正されるわけではなく、本人の自助努力に頼る点が多く、今回の服部容疑者はその点が未熟だったといわざるを得ません。

例えば、無職とアルバイトなら差はありますが、非正規と正社員であっても、正社員の場合、みなし残業があったり、人間関係が複雑になったり、「せっかくはいった会社だから」と全くつぶしが効かないという場合もあります。

 

 

独身だから天涯孤独というわけではなく、結婚して、一家の大黒柱となった場合、多少の心身の疲労で仕事をやめることが、非常に難しくなります。

日本が自殺大国といわれた数年前の時点で、もっとも多いのは男性の50代というデータもあったので、「将来に希望を見いだせなくなった若者」と一概に取り上げるのは、違和感を覚えるのです。

 

 

服部氏がコスプレしたジョーカー。最近2019年に公開されたトッド・フィリップス、ホアキン・フェニックスのジョーカーでは、社会や精神的問題を自分で解決する機会を自分で捨てたジョーカーが描かれています。

 

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動画共有サイトとSNSによる情報格差と尽きない承認欲求

承認欲求や自己愛の観点から、京王線の事件を考えていきます。

2021年現在、動画共有サイトやSNSによって、個人の発信は容易になり、芸能人や政治家と同等の発信力をもつ、一般人も現れている状況です。

この現象は、2つの相反する現実を、生み出します

  1. 自分の発言が誰かに受け入れられ、評価される(バズる)喜びとお金を生む希望
  2. 結局、発信力をもっているのはプロモーション力があったり、もともと人気のある人々ばかりで、自分は無数の発言の中に埋もれていく存在であるという絶望

 

情報発信のハードルが下がったころは、弱者といわれる人たちの受け皿になるかもしれないという期待がされましたが、結局は、弱者は弱者のままであるどころか、より弱者である現実を受け入れざるを得ない状況になっている状態です。

この残酷な現実を、SNSや動画共有サイトが生まれる前に知る由もなかった僕たちは、嫌がおうにも知ることになります。

 

 

例えば、自分がシングルマザーのもとで育ったとか、いじめの被害者だったとか、貧困に苦しんでいる、精神障害を抱えているということを訴えたとしても、SNSや動画共有サイト、ブログなどで同様の境遇を訴えている人は、無数にいます。

そして、自分がせっかく断腸の思いで、発信した情報も、ネットを使える一般全員と競争されて、全く見られない、全く相手にされないという現実を叩きつけられます。

 

 

もちろん、白紙に書きなぐるだけですっきりするのと同様の効果を求めているのであれば、発信するだけで、満たされたという人もいるかもしれませんが。

 

 

この現状に対して

  1. より発信力を強める方法、自分の戦闘力を高めて発信強者になり、承認欲求を高める
  2. 自分の身の程を知り、ほどほどにネットと付き合う

主にこの2パターンの対応策があり、多くの人は後者を選択します。

しかしながら、なかには、些細な例でいえば「へずまりゅう」、深刻なケースでいえば、今回の京王線刺傷事件のように

脱法行為による過激な方法で、自分の評価以上のものを手にしよう

こんな考えに及ぶ、輩も出ています。

自分が誰にでもなれるとか、可能性で塊であるという教えは、一種の暴力のようなもので、折り合いをつけるとか、妥協する、身の程をしるということは、世の中に適合するための立派な能力ではないか?と私は考えます。

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