HUNTER×HUNTER 406話からのネタバレ考察 クロロとクラピカ共闘の可能性について

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今回もHUNTER×HUNTER最新話の406話から考察していく記事になります。

前回は、クロロの新能力の恋のダイヤル6700についての解説や考察などを行ったのですが、今回は王位継承戦についての今後の流れも含めた予想になります。

いままでの記事とHUNTER×HUNTER最新話のネタバレ考察は以下からご覧ください。

 

 

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結論 クロロとクラピカの共闘はないと思っている

ネットではクロロとクラピカの利害関係が一致していたり、クロロがクルタ族の行いについての真相をクラピカに話すことで和解するみたいな予想を立てている人をよく見かけます。

いままでHUNTER×HUNTERを全巻読んできた人間として、冨樫先生がそんな安直な、週刊少年漫画的な展開を書くわけがないと思います。

 

もしそうならキメラアント編でゴンがピンチになったら「待たせたな」ってジンがかけつけてもおかしくないし

そもそも、王VSゴンになっていたかもしれないし

怒りと悲しみでゴンさんになったあとも強化が続いていたかもしれないし

 

などなど、意図的に少年漫画のお約束的な展開とか、ご都合主義を極力排除して、作品に冨樫先生からの濃密なリアリティがプラスされているから、HUNTER×HUNTERはあらゆる世代に読まれ続けているのだと思います。

 

ただ、これだけならまだ私の感情論に終わってしまうので、クロロとクラピカが共闘するかどうかの根拠だったり、想定みたいなものをいろいろと述べていこうと思います。

 

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王位継承戦を終わらせるのはクロロのお宝奪取なのか?

クロロは一層に隠されているカキン王国のお宝を奪取することで、能力「スキルハンター」をレベルアップさせることを目的としています。

カキン王国の三種の神器はそれぞれ

壺中卵(こちゅうらん)

継承戦参加のために使われる儀式の壺。王子達はここから守護霊獣を付与された

儀座禅仏(ぎざぜんぶつ)

継承戦を見守る御神体。

吉兆丸(きっちょうまる)

次代王に渡される継承の宝剣

3つとも継承戦に関わるものになっています。

王位継承戦は、参加者全員に強力な念能力を与えることや、カチョウの命を奪ったときのように離脱者に対して、ほぼ強制的な死を与えることから、念能力として考えると非常に強力な制約と誓約が必要なのでは?と考えられます。

 

そして、それぞれが継承開始時、継承戦中、継承戦後に真価を発揮しているような文面と受け取れます。

つまり、儀座禅仏(ぎざぜんぶつ)

こちらが、離脱者を許さない強力な念を発揮しているのではないかと考えられ、このご神体(通常は木などでつくられているらしい)が何かしらのアクシデントで壊れる、あるべき場所から離されることによって

 

王位継承戦は強制的に終了される、正式なものとみなされなくなって、制約がとける可能性があると考えられます。

 

カチョウの命を奪ったものも、最初はナスビー・ホイコーロの守護霊獣の手かなと思ってしまったのですが(あとハルケンブルクの守護霊獣のように弱みを見せたら宿主を襲う可能性がある)

もしかしたら、ご神体による祟りや罰だったのでは?と考えられるようになりました。

 

ただ、HUNTER×HUNTERの通例で、これだけ綿密に計画が語られたり、予定されているものは破綻するというフラグにもなっているので、クロロが無事お宝を奪取して、能力底上げして、ヒソカ絶対倒せる能力を奪えてヒソカを倒せる

そんなシナリオに行儀よくならないなとも思います。

 

読者の中には、このクロロがお宝を盗むことと、継承戦を終わらせたいクラピカの利害関係が一致しているから共闘するのでは?という意見もあります。

確かに、お互いの誤解がとけて共闘はありえないとおもいますが、結果的に共闘しているという状況なら十分にあり得ると思います。

 

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クロロとクラピカがお互いの誤解を解いて共闘するのか?

クルタ族の命がクラピカを除いて奪われてしまった、しかも残酷な方法で

これは、いまの幻影旅団の在り方を考えていると、果たして旅団が本当に危害を加えたのか?といわれています。

 

正直、いくらでも改編の予知はあるものの、基本的には

  1. 旅団は直接クルタ族に手を下した
  2. クルタ族に手を下したのは別の勢力だが、流星街を恐怖の対象としてデザインするためにクロロが利用して、自分たちがやったように見せた

いずれかだと思います。

 

 

ただ、手を全く下していないという考察は、ウヴォーギンが「ありゃあ大仕事だった」といった発言と矛盾しています。

 

またクロロは無益な殺傷を好まないものの(ヨークシン編で陽動したレオリオを消しますか?と確認したシズクの提案を拒否)、ヒソカ戦での天空闘技場では、ヒソカを倒すために平気で一般客を巻き込んで、多くの命を奪いました。

そのため、クルタ族にはなにかしらの暗部があって、それが旅団に目をつけられて、抗争に発展して、命を奪ったことは間違いないのではないでしょうか?

そして、クロロは流星街を畏怖の対象としてデザインするために、クルタ族の〇体に細工なり目を奪ったりして、残酷なものに見せたのではないかと。それが、クラピカの旅団に対する復讐心を生んでしまったと。

 

あとクラピカがクロロを捕縛して、ジャッジメントチェーンで脅迫した際

5年前のクルタ族の時もお前は団長だったのか?答えろ

ウヴォーは最期に何と言っていた?

覚えていないな私の質問に答えろ!

嘘だな、だろお仲間さん?(センリツ)
気持ちはわかるオレも同じだお前に話すことなど何もない

 

と話しており、これはクロロも直接かかわっていたのではないかと思しき発言と受け取れます。

 

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幻影旅団はなぜクラピカの命を奪わないのか?

これもネットの中で、なぜ幻影旅団はクラピカに復讐をしないのか?という疑問がありました。

 

これはいくつか、述べていきます。

  1. クラピカが幻影旅団によって命を奪われた場合、死後強まる念などによってジャッジメントチェーンを刺されたことのある団長に危害が及ぶ可能性が高い
  2. ヨークシン後、除念師探しから、ヒソカからの逃亡、ヒソカの反撃とクラピカに時間をかける暇がなくなった
  3. ヒソカに比べるとクラピカは極悪人ではない

 

1に関しては、ジャッジメントチェーンそのものは、アベンガネによって除念に成功はしていますが、旅団の命を奪うために作られたようなクラピカの念能力の性質を考えるとクラピカに手をかけたらどうなるかを予想したのではないでしょうか?

 

ネットを駆使できる旅団にとって、おそらく同様にネットなどの情報も活用して目を集めているクラピカの動向をたどることはそれほど難しいこととは思えません。

なにせ、クラピカはヨークシンの後もノストラードファミリーを離れるどころか若頭になっていますからね…

 

3に関しては、旅団はクロロの作ったルールに忠実なように見えて、個人個人が感情のままに動いているように見えます

クロロがクラピカに対して冷静で、ヒソカに対して激高したのは

クラピカは復讐で人を殺めているが、それは自分たちも同じことをやっている(サラサ)から仕方ない

しかし、ヒソカは自分の趣味や余興で仲間の命を奪っており、これ見よがしにシャルナークやコルトピの〇体を置いていた。

 

端的にいえば、クラピカにかまっている暇はないと。

 

 

正直、2人が対面したときクロロは目的のために仮面をかぶってクラピカと共闘することはできると思いますが

クラピカは、ミザイストムが訪れたときの形相のようにクルタ族や目のワードが飛び出たらかなり反応しているので、仲間の目の奪還が第1目的なのは変わりませんが、旅団に対する恨みもまだ相当残っているのではないでしょうか。