あまりにも唐突に「それ」は行われた
HUNTER×HUNTER最新話の考察と感想はじまります。
いままでの内容は下記からご覧ください。
HUNTER×HUNTER (ハンターハンター)最新話406話「神器」ネタバレ考察 クロロ団長の新しい携帯電話の能力はなに?
HUNTER×HUNTER最新405話「芝居」 ネタバレ考察 リスノースの正体について 幻影旅団が求めているものは?
HUNTER×HUNTER最新404話「思惑」 ネタバレ考察 チョウライとハルケンブルクの能力について
HUNTER×HUNTER最新話 401話月光 ネタバレ考察 ロンギの能力と正体の考察 王子の正体はどうなる?
HUNTER×HUNTER402話「手紙」 ネタバレと考察 手紙の内容 カイザルはなぜ○○した? 3つの秘密とそれ以上に危ない秘密について
HUNTER×HUNTER ネタバレまとめ考察 403話「成果」 ベンジャミン陣営とハルケンブルクの対立が本格的にはじまる?
モレナVSボークセン
モレナの狙いだった、ツェリードニヒの動向をしる警備兵のリーダーともいえるボークセンの拉致に成功。
モレナの仲間たちの念能力によって、本人は自覚もなくモレナのアジトに連れていかれてしまった。
モレナがボークセンに対して「ドナーの適合者」と話しているように、複数の候補があったにもかかわらず、あえてボークセンを選んだ理由があったのだろう。
おそらく、モレナはサイキンオセンによって、キスした相手の念能力がどのようなものになるかをある程度把握することができるのではないだろうか?
普通に考えれば、ツェリードニヒを始末するだけなら、彼に近づける警備兵にバルサミルコのようなウイルスを仕込めればいい。
モレナはなぜか突然「交渉ゲームよ」とカードをテーブルの上に取り出した。
出来るだけ早く、ボークセンの意思も通るチャンスを与える方法…らしい
交渉ゲームのルールと内容
ジャンプを一回読んだだけでは意味不明だったが、かみ砕いてまとめてみると、なるほど奥が深い。
かなり「賭博黙示録カイジ」のEカードなどに影響されたような内容になっているが、これが単なる勝ち負けを決めるようなゲームではないという点がすごいし、この交渉ゲームでモレナが話すないようが、王位継承戦の本質にも関わりそうでなかなかすごい…すごいしかでない(笑)
親(モレナ)が子(ボークセン)にリクエストして、子が結論に至るまでのゲーム
それぞれ専用のカードを親は7枚、子供は5枚。親は表にして、子供は裏にしてゲームスタートする。
子が親のカードを指定して、親が答えてカードは墓場に。次に親が子のカードを指定して表にしてそれが墓場に送られる。
これを繰り返して、子に残った最後の1枚がリクエスト(モレナの仲間に入ってほしい)の答えになる
子(ボークセン)の手札5枚の打ち分け
- イエス
- ノー
- リターン(子の墓場から好きなカードを取り出す。つまり最後にリターンが残れば好きなカードをボークセンは選べる)
- ジョーカー(イエスでもノーでも可能)
- X(結論を保留。つまりこの交渉ゲームをなかったことにできる)
一見すると相手の要求に服従するイエス以外はボークセンに有利に見える。しかしノーを発言することによって、モレナは無条件で解放してくれる保証が全くない。
つまり、ボークセンにとって望ましい結果は、ゲームを無効にできるXか、Xを選べるリターンの40%になる。
さらに、モレナ(親)が子のカードをめくれるので、イカサマし放題
モレナ(親)のカードについて
- 目的(モレナがボークセンを仲間に勧誘する目的。疑問があれば納得できるまで答える)
- 力(モレナの念能力)
- QA(目的と力以外の質問はなんでもいくつでも答えるが、回答の形式はイエス、ノー、イエスアンドノーに限定する)
- QB(QAで質問した最後の質問をさらに深く聞くことができるが、聴くことができるのはQAで質問した最後の質問だけ)
- YES?
- NO?(子のYES、NOが最後に残った場合どうなるかを詳しく教えるカードになる)
- D(取引。墓場から取り戻したいカードがあるときにモレナからの「小さなお願い」をクリアすれば成立。お願いを引き受けられない場合はDだけを消費して、モレナが子のカードを捨てるターンを譲渡するだけになる。説明から察するにボークセンの墓場から1枚場に戻すので、例えば勝ち筋であるリターン、Xが墓場にある場合のリクルートとボークセンがモレナに質問するチャンスを1回増やせる)
Dを使わなければ、ボークセンはモレナに対して4回までの質問にとどまる。
読み直して気づいたが、モレナが「包み隠さず真実を話すわ」とわざわざ強調していったのは「力」(能力)だけで
あとは「気が済むまで話すわ」「簡潔に説明するわ」と言っている。
つまり、目的やモレナに対する、さらにはイエス、ノーの結末に対して、モレナは真実を話す必要はない、いくらでも偽証は可能ということになる。
読者が知っているモレナの目的は、ただなんとなくあらゆるものを破壊したい、自分を生んだこのカキンのシステムを憎悪としてぶつけたいというものだ。
もちろん、それだけのキャラではないことは考えられるが、モレナがどのように偽証していくかが楽しみで仕方ない。
交渉ゲームの展開についての予想
今後の展開を考えると、ボークセンはモレナの仲間になるんだろうなというのはみんな考えていることだと思う。
モレナの目的をボークセンがすべて知ったうえで、ツェリを守るためにノーといって〇される運命もありうるが、モレナのカリスマ性を考えるとそれはあまりにも安直な結末。
あと、サイキンオセンの制約として
「メンバーゼロの思想や考えにおいてすべて納得したものでないと能力を発言できない」というものがあるのではないだろうか?
だからこそ、こんなややこしいゲームをわざわざモレナは用意しているのだ。
ボークセンの疑問などを交渉ゲームに託して、「質問を諦めた段階でもう質問できない」という縛りをつけることで、納得感を持たせている。
そのため、ボークセンはゲームの破棄を目的としているが、おそらくXやリターンを引くことはできるが、モレナの話や彼女のオーラに触れることで、自分から進んで、ツェリを〇そうという考えに至ってしまうのではないだろうか。
前述のようにモレナはいくらでも嘘を話せる。嘘を話せて、ボークセンを勧誘できる自信があるからこそ、やるかわからないが、組織だったイカサマなんて必要ないという圧倒的な自信なのかも。
コインの裏表であるツェリとモレナについて
対立するツェリードニヒとモレナは、それぞれ内に秘めた凶暴性を兼ね備えているが、実はかなり関係の深さを感じさせる
例えば、ツェリはテータに関して
「俺は嘘のつく女が嫌いだ」
あと、前途ある若者を「解体」することを趣味としている
おそらくモレナはそんなツェリを間近で見て
自分は生まれたときから二線者として前途を完全に決められた女である
嘘をつかず正々堂々と自分の目的や考えを話すことを制約(予想)にしている
逆に、正々堂々話すよといいながら、平然と嘘をつくことでツェリの嫌いな嘘をつく女になっている
ことから、ツェリに対して、歪んだ愛情と憎悪を兼ね備えているのではないだろうか。
またすべてにおいてスタンドプレーな能力を自分1人ですべてを掌握するツェリに対して、モレナの能力は協力者なしでは100%成立しない能力になっており
実は、調べれば調べるほどツェリとモレナの相関関係が面白すぎるのだ。
もしかしたら、ボークセンは
「モレナはツェリのことが好き?」ってきいて
「イエスアンドノー」ってこたえるかもしれない。
モレナ・プルードは仙水忍の生まれ変わりで新しい旅団なのか?
モレナは最新キャラでありながら、冨樫先生にかなり重用されている。
扉絵でもカラーで出るし、単行本の表紙にもなるし
もしかして、クロロ団長よりお気に入りキャラなんじゃないかというレベル
彼女のたちの集団は、良くも悪くも幻影旅団っぽい
目的の為なら〇人もいとわないし、荒唐無稽に見えながら、今回の交渉ゲームのように自分たちが決めたルールに対してはかなり従順なのだ
それでいて、仲間意識ははかなくも強い。(切るところは切るが、大切な役割を担う仲間はしっかり守る)
それにモレナのゲームのかけ方とか、能力を与えまくるところとか、異常な幼少期をおそらく過ごして、異常な感情になっているのは、まんま幽遊白書の仙水みたいな雰囲気がある(黒一色の衣装も仙水っぽい)
あぁなるほど、モレナってHUNTER×HUNTERの仙水忍なのねってなんか思ってしまった。
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