最近、ワンピースは読んでいませんが、ワンピース界隈の考察、有名なので言えばドロピザさんとかは結構見ています。
あと、なべおつさんによるワンピースがつまらなくなった理由というのも、動画とかブログでも若干ですが読んでいます。
私は新世界以後の話を読んでいない(海賊無双などは遊んでいるので大枠は知っていますが)ので、ワンピースを批判できるわけではないし
知人の家で一緒に見たフィルムレッドは普通に面白かったと思いました。
では今回は逆にHUNTER×HUNTERがつまらなくなった理由についてあえて考える記事にしたいと思います。
もう結論から言うと、筆者は小さな話がいろいろまとまった話が好きなので、王位継承戦は歴代でも1番好きぐらいにあります。
ネットの反応などを読んで思ったことをまとめたものになっています。
HUNTER×HUNTER 最新話 ネタバレ×まとめ×考察 409話交渉③ ボークセンの下した決断の理由について考える
ハンターハンターがつまらなくなった理由 文字数が多すぎる
ヤフー知恵袋で、文字数が多すぎて、読者を置きざりでつまらないという意見が見られました。
これに関して賛同する要素があるとすれば、HUNTER×HUNTERの初期は躍動的なゴンの動きとか、かなり大枠の話でダイナミックに動いていて、絵で見せるような描写がかなり多かったから。
キメラアント後編から短編集を読むような味わい深さにシフトし、かなり読み手を選んでいるといえば合理性のある批判です。
文字数の多さは、そのまま連載期間が開いたことに対する、冨樫先生のサービスだと思って読んでいますが、人に漫画を勧める場合は
「サクッとよめて楽しめるよ」といったほうがすすめやすいのは確か。
個人的に文字数が多いから、考察の余地が多いし楽しめると思っているのですが
例えば、38巻にあった「想定」(ボークセン初登場回)とかは、読者がすでに知っているような情報を復唱したり、ツェリ私設兵がちょっととっちらかった考察をそれぞれしているように見えましたね…
ただ、そういうのは例外であって、大筋は意味のある文字数だと思います。
それにちゃんと漫画と文字数が連動してみせているので、筆者は小説が嫌いなのでが、HUNTER×HUNTERは読めますね。
ハンターハンターがつまらなくなった理由 本筋の暗黒大陸から遠のく
一部の読者にとっては「はやく暗黒大陸が始まってほしい」と思っているが
この連載ペースを見ると、ちょっと難しいかなと。
王位継承戦が終われば、週刊連載ではなくなってしまうので、それでも冨樫先生は人生を消耗して、HUNTER×HUNTERを終わらせるだけのモチベーションがあるようなので、ファンとしては応援したい…しかしこのペースだと暗黒大陸までいこうとおもったら、相当カットしないと難しい…という感想です。
- 暗黒大陸にはどのような脅威が待ち構えている?
- ジン、パリストン、ビヨンドの念能力
- クラピカと旅団の運命は…
- 王位継承戦の決着
これだけの風呂敷をたたむのは相当大変なんだろうなと思います。
現在はHUNTER×HUNTERの第2部にあたるもので
1部は、ゴンが父親のジンにあうことが目的で、それを果たしてしまったわけです。
個人的に王位継承戦は面白いけど、HUNTER×HUNTER全体の物語が動いているような躍動感やわくわくはやや少なく、カキン王国という一つの国をテーマにした壮大な話だから
話のスケールはヨークシン、グリードアイランドよりも上なはずなのに、船の中なので、密室劇が連続で続いているようなこじんまりとした印象もあります。
ハンターハンターがつまらなくなった理由 主人公の不在と能力のインフレ
漫画を読むモチベーションとしては、主人公が好きで感情移入できるからというのが、大きな理由だと思います。
すごいことにHUNTER×HUNTERは、ファン投票で1位と3位のキャラをもうリストラしたような形で物語を進めています。
新しい主人公になるジンは、その不気味さだけをみせておいて、能力は不明、そして本当の目的も不明(パリストンの計画を阻止してネテロの意志を継ぐ?)
かろうじて登場しているメインのクラピカも10週ほぼ登場なしというのは当たり前です。
これで様々なモブキャラ、王位継承戦ではメインのキャラを好きになったり、興味を持てたら、王位継承戦は過去最高レベルに面白い話なのですが
あくまで、1つのキャラを推しにしたいと思って読む人にとっては、ちょっと苦痛。
ジャンプ漫画は週刊連載と、ローエイジなどを対象にしていることもあって、主人公のパンチと設定を持たせる傾向にあるため、HUNTER×HUNTERは「誰を中心にして読めばいいんだ」という指針が乏しいのが、弱点かもしれません。
また、王位継承戦に突入して、念能力を習得させらたら王子たちが、みんな強すぎる。さらにもともと念能力をもっている王子もチートすぎる能力になっています。
カキン王国が死と隣り合わせの国のため、死後強まる念を使いまくれる人が増えたため、パワーインフレが極まったキメラアント以上にインフレが進んでいる?という懸念もあります。
将棋のように、王よりもすぐれた飛車角などの存在はありますが、基本的に王子が優れているため、停滞気味になっています。
HUNTER×HUNTERとワンピース共通する問題点
今回は、あえてネットの反応なども見ながら
HUNTER×HUNTERがつまらなくなった理由について考えてみました。
これは別に好きな作品をあえてディスりたいわけではなく
これだけ面白いと思っているけど、あえて批判すべきポイントはないかな?と思ったことでやってみたら、さらにHUNTER×HUNTER魅力に気付けるんじゃないかという興味本位もあります。
おそらく、HUNTER×HUNTERが好きな人もそうでない人も共通する意見として、今の王位継承戦は「人を選ぶ」というところだと思います。
考察が好きとか、ミステリーが好きな人はものすごい面白い話なんですよね。
でも、躍動感あふれる冒険活劇が好きな人は、たぶん受け付けない話なんだろうなと思います。
ワンピースやHUNTER×HUNTERにもいえることですが、連載が長期化しすぎて、ターゲット層の年齢も高齢化してしまって、話が難しく、複雑になっている傾向にあります。
別に考察班のために漫画を描いているわけではありませんが、結果的に考察の余地のある描写などが増えてしまって、結論から遠のいているというところはあるかなと
面白い展開を延々と楽しめたらいいなと思いつつ、綺麗に無事作者が存命の間に終わってほしいなとそう思ってしまうのです。これは学生時代では絶対に浮かばなかった感情ですが
余談ですが、休みをつかって、冨樫先生の代表作の1つであるレベルEを読んだんですが
今の王位継承戦が好きすぎる人と、逆に展開が多すぎてちょっと…という人にはお勧めです。
レベルEもなかなかの文量です。