冨樫先生の体調とSNSでの進行具合から、次の10話はこれまでよりも早いペースではないか?と期待できるため
再開後の401話から410話までの11話分の内容を復習していきます。
各話じっくりと展開のまとめと考察を行っていますが、今回は時間のない人向けになっています。
HUNTER×HUNTER 401話 月光
第5王子ツベッパの私設兵の女性ロンギがクラピカに念能力者あることを明かし、自身の能力を使って、クラピカと契約する。
ロンギの念能力、透明言葉(ゲッコウジョレイ)は嘘偽りない契約を結び、契約を果たすことで相手に念能力を貸すことができたり、違反した相手を1週間強制絶にできる能力。
クラピカは表向き、第5王子と協定を結ぶが、ロンギの父がビヨンド・ネテロであり、ビヨンド・ネテロに生まれながらにして念能力者としての呪詛を植え付けられたため、ビヨンドが王位継承戦で勝たせたいビヨンドの子供疑惑のある王子を見つけることで契約する。
HUNTER×HUNTER 402話 手紙
第3王子チョウライはツベッパ、ワブルとも交渉する
和平交渉時にツベッパの守護霊獣が現れる。
第1王子ベンジャミンのバルサミルコ、第9王子ハルケンブルクを〇すためにウイルスを靴に仕込む
センリツはフウゲツを助けるため、フウゲツに邪霊をつけている犯人を絞り込む。カイザルなどと協議した結果、性格や王子の嗜好から、第7王子のルズールスではないかと予想。
ルズールスをセンリツの能力などを使っておびき寄せ、カイザルの毒薬で暗〇する計画を企てる。
そのために各王子にカイザルが司法省で得た情報を記載して手紙として、フウゲツを通して渡す。
HUNTER×HUNTER 403話 成果
ハルケン暗〇のため、司法省に入るバルサミルコだったが、ハルケンに倒された部下を目の当たりにし、その隙にハルケンの能力で射抜かれて、ハルケンと人格が入れ替わってしまった。
ハルケンブルク(バルサミルコ)は、元のハルケンブルクの身体にウイルスをおくって、自分は死んだ上で、ベンジャミンをだまして、王位継承戦を終わらせるために自分の葬送を手配する。
ベンジャミンはバルサミルコの操作も疑いながらコンタクトを取っているが、もし操作されていることが確定したら、それを口実に特殊戒厳令で、他の王子を一掃しようとたくらむ
HUNTER×HUNTER 404話 思惑
チョウライはクラピカを呼び寄せ、自分の守護霊獣からでるコインの説明を要求した。
クラピカの予想ではコインを受け取ったものが最終的に念能力を得られるものではないかと予想。しかし最悪の場合、なにか操作したり強制したりする能力の可能性もある。
ハルゲンブルクの能力が解説される
人格入れ替わりは圧倒的な強さに見えるが、入れ替わった人格先が肉体的な死を迎えた場合、人格と肉体をすべて乗っ取ることは不可能で、人格は共有状態となる
Aが能力発動した側の人格、Bが発動された側の人格として仮定し、()が肉体と仮定する
A(A)、B(B) 能力発動前、AもBも本来の肉体と精神を有する
A(B)、B(A) 能力発動後、人格が入れ替わり、能力を発動した側が覚醒していると、発動された側は昏睡状態になる
A(B)、B、A(A)
以前行った、スミドリとシカクの例。
能力発動者が手に入れた肉体を何かしらの形で消滅、死を迎えた場合、能力を発動したAの肉体に発動したAとBの人格が共存する形になる。以後、どちらかが昏睡すると、どちらかが覚醒するという他者から見たら二重人格状態となる。
A、B(B)、B(A)
今回のハルケンとバルサミルコの例。
ハルケンは自分の身体を死亡させたため、バルサミルコの身体でハルケンブルクとバルサミルコの人格が共存する形となる。肉体の持ち主がバルサミルコなので、主に人格の決定権はバルサミルコがもっているようだが、これを阻止するためにハルケンブルクはバルサミルコの身体の間に睡眠薬を飲んで昏睡状態にして、10時間ぐらいは行動できるようにした。
HUNTER×HUNTER 405話 芝居
本物のヒソカ1層のVIPルームに登場、ハルケンブルクの鳴動を知っているため、他の王子とつながっている可能性が高い
シュウ・ウの若頭ヒンリギと遭遇したヒソカは、旅団のボノレノフの「変身」という能力でなりかわったもの。本物?のヒソカに遭遇したため別の人間に変身してやり過ごす。
偽物ヒソカを割り当てたヒンリギの部下のリンチはすでにボノレノフによって〇されていた。
他の旅団はモレナ組をたたこうとする。モレナ組はハルケンブルクの葬送に乗じて目当ての能力者を探す。
クロロも目的とするお宝とヒソカを確実に倒すための能力者を探している。
HUNTER×HUNTER 406話 神器
ヒンリギ、リンチの〇体を発見し、仮に旅団がやったとしても報復することを心に決める
クロロ、スキルハンターの能力で目当ての能力者を探している途中。
その能力を奪って使用するために、カキンの3大国宝を盗む必要が制約で存在している。
HUNTER×HUNTER 407話~410話 交渉~交渉④
モレナが拉致したのは、第4王子ツェリの私設兵のリーダー的存在のボークセン。
モレナは能力の「サイキンオセン」で仲間に勧誘するためモレナを拉致。ボークセンは希少な特質系のため、モレナが欲する能力を付与しやすい。
当然ボークセンは、無事に仲間に戻ることが目的。
モレナはサイキンオセンの制約で、交渉ゲームというカードゲームをモレナと行う。嘘偽りなくモレナは情報を開示し、ボークセンは仲間になる拒否とゲームそのものを無効にするカードを引き当てることを狙いとする。
モレナの目的はカキンから始まり、人類の滅亡。その原因はカキンの暗い歴史で村そのものを性の対象として甚だしい人権侵害を行った。
モレナもその犠牲者であり、幼少期から過酷な時代を過ごし、念能力を発言した。
本物の二線者(王族と非王妃の子供)のモレナは死んでおり、そのモレナを騙っているのが現在のモレナ・プルード
ボークセンは機転を利かせ、イカサマをして乗り切るが、イカサマをしたことを察知したモレナの念能力が操作系能力を発動し、ボークセンは強制的に仲間に加入させられる。
交渉ゲーム中にベンジャミンから特殊戒厳令が発令。表向きはツェリとハルケンが共謀してウイルスを散布した?という点であり、バルサミルコのウイルスをハルケンが使って、ベンジャミンが食らってしまった?と推測。
ベンジャミンは自分の命のタイムリミット10時間以内に王位継承戦の終わらせ、自分の子供に王を継承させることが可能なのか?
HUNTER×HUNTER 410話までの振り返り
ということで、今回の10話も楽しく読ませてもらいました
能力漫画を扱う宿命なのか、巻数を重ねると能力の説明が複雑になっており、ジョジョも同じような状況になっていってましたね。
展開については、バラバラだったクラピカの念講習、王位継承戦、マフィア抗争がどんどん収束していく気持ちよさがあり、この前の10話に比べたらわくわく感と読みごたえはすごくあったと思います。
冨樫先生も10話で1本を想定して物語を組み立てているようで、前の10話は3話使って、旅団の過去を描き、今回は重要な人物であるモレナの生い立ちにも触れてます。
それでありながら、物語は着実に進んでいるので、いままでの10話構成の中ではトップクラスに面白かったと思います。
読み手からしたら、あえて考察できるように不確かな情報、前後の情報は見せないという点をわくわくできるかどうか、ストレスに感じてしまうかどうかというのは結構HUNTER×HUNTERと向き合う上では大切かなと思います。