北斗が如く 感想・レビュー オリジナルが中途半端でひどいストーリーと戦闘がつまらない

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今回は、龍が如くスタッフが手掛けた、北斗が如くの感想・レビューになります。原作である北斗の拳のファンであり、龍が如くシリーズも触った経験がある筆者の感想になります。
PS4の基準を満たしたグラフィックになっているのか?ストーリーの改変が非常に多くなっているけどひどいことになっていないのか?多数のサブクエストを備えて、独自のゲーム性になっているけどつまらないことはないのか?
諸々を含め、濃厚にレビューしていきます。

 

このブログでは、PS4のゲームレビューをいくつか投稿しています。もちろん龍が如くシリーズもいくつか取り上げているので、よろしければ読んでください。

 

 

過去にいくつかゲームをプレイしていて一番面白かったのはPSの世紀末救世主伝説。

龍が如くは1~3までプレイ、PS4以降の作品は全く触れていない

という経歴です。

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全編スクリーンショット禁止にする意味あったのかな?

龍が如くって実在の俳優を起用したり、重厚なストーリーが売りだったので、近年動画共有サイトでプレイムービーをすべてアップする投稿者が続出していたのです。一部はメーカーによって削除されています。ゲームのアップロードもメーカーの公認がなければ映画や音楽を違法アップロードするのと同様です。

龍が如くがゲーム性以上にドラマ性、ムービーが評価されている以上、ストーリーのネタバレ、役者の演技を守りたいというのはわかります。でもスクリーンショットぐらいとらせてくれてもよかったような・・・

一応クリア後の自由にサブイベントを遊べるエンドレスエデンではシェア機能が使えるようです。

お上が「だめ、絶対」といえばそれに従うしかないんですけど、じゃあ逆にそこまで守るほどのクオリティなの?どんでん返しなの?と思います。

逆にストーリーに自信があるなら垂れ流しでもいいんじゃないか?ネタバレを知ったうえで「情報を共有したいし、自分でプレイしたい」ってプレイヤーも多いと思いますよ。さらに言えばPS4持っていないプレイヤーがPS4を買う動機にさえなりえるというのに。

まぁ消費者とメーカーの考えは相いれないものとわかっていますが、消費者目線でいえば大きな機会損失と思います。それは「ペルソナ5」も同じ。アニメ化して購入者増えるでしょうけど。

その反動かウィキペディア先生が盛大なネタバレを行っています・・・

発売から1か月経過しているので、ラスボス、あらすじ含めてこのブログでも盛大にネタバレします。まぁストーリーのネタがばれても衝撃ってほどではないので。

 

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北斗が如く ストーリー評価・感想

中途半端・・・とにかく中途半端。原作を再現したいのか、オリジナルのエデンキャラを立たせたいのか迷走しています。開発が不十分ならどちらか方針を決めるべきでした。

序盤はシンとの決着、ユリアを奪われるまでの回想などをとても丹念に描き、エデンに飼われているデビルリバースという変わり種も用意するもデビルリバースは攻略にポイントがしっかりあるので良し。

次にカサンドラに赴き、トキと再会するのですがカサンドラ獄長のウイグルと闘わなければなりません。このウイグルの戦いも原作をおおむね再現。できればその後の有情破顔拳やフウガ、ライガも見たかった・・・でも満足。

ここでプレイ時間は5時間足らずですが「意外と丁寧に原作リスペクトして、再現してくれているね~」と感心したわけです。ただ、エデンパートに入ってから、レイが出現してサウザーが進行するあたりから雲行きが怪しく・・・・

サウザー

女好きで退いて、媚びて、顧みます。ナイトクラブで決戦は面白いけどたった数分で秘密がばれます。おそらくエデンの市民を多数殺しているのに、髪の毛をたくさん落としてかえっていきます。そのあと出ません。

ラオウ

本作屈指の不遇キャラ。エデンの長、ナダイにエデン統括を任せて、核施設のあるスフィアシティを同じく見守っていました。傷ついたユリアがスフィアシティから出ると核が発射してしまうというストーリーですがラオウはユリアの命より核発射の防衛を取り、ケンシロウと闘うことに。ラオウの方が一応正論なんですけど。

適当な荒野で戦います。それだけ・・・・その後、「俺は核発射が目的だ~~」ってやつが出てきますがラオウは協力することもなく去っていきます。トキとの出会いもありません。ただケンシロウの兄という設定だけ。原作で迫力のあった拳王軍は?ラオウ一人しかいませんぞ。

「お前ではなくうぬというだろ」と言葉遣いにこだわったことを強調しましたけど、いやいや重要なのは設定でしょ~フドウ戦のあのラオウの生きざまと覚悟を読み返してください~

マミヤ

一瞬登場して終了

バット

バギーを調達するときだけケンと同伴。それ以降はバギーの前で修理やレースの手配という使いパシリ。

リン

サブイベントのみ登場。やり込みを無視したらサブイベント開始のムービーだけで登場終了

「てめぇの出番はこれだけか~~~」というレイさんの叫びが聞こえそう。

ユダ

出ません。ユダの性格が一部サウザーに乗り移っているので問題なし(って・・・)

ナレーション

山寺宏一。サブイベントで霞拳四郎出してもよかったかもね。


オリジナルキャラ

ライラ

俺も囚人闘技場で勝ち残ったらものにしたい

ジャグレ

龍が如くのユウヤポジションに似たようなキャラ。中の人がヒーローカデミアで出世したようにこのキャラがサブイベ含めて一番登場回数多いような。男気溢れるシーンも多いですがラストでひっくり返って・・・裏切ったのにぬけぬけと防衛隊長にもどっております。

キサラ

インパクト無し・・・彼女がエデンの族長として覚悟を見せるシーンが少しも見受けられなかった。

ナダイ

凶王の精神を崩壊させる拳法の設定は面白いが、そのえげつなさで恨みを買うことに。この人が中途半端に真実を隠そうとしたことがすべて裏目に出てしまいました。

タルーガ

本作屈指のアホキャラ。「俺の半分は機械でできているから北斗神拳はきかぬ!!」半分は人間だろ~十分効くわ~~~~ステップを5~6連続であおってくる姿は圧巻。

振り返るとよかったな~と思ったところは原作を再現したところで、悪かったな~ってところがことごとく本作オリジナルのポイントでした。

カサンドラのように荒野で走った先にメディスンシティとか修羅の国とか関東一円(再現可能?)があれば面白かったですね。エデンだけだと本当に味気ない。

エデンのストーリーが本格的に進むと「夜になったら集まろう」と町の隅から隅のアジトへ自分で移動させられる機会が激増します。

本作はケンシロウの足がかなり遅いので雑魚的に絡まれやすいです。特に階段を昇ったらアウトです。路地も細いですし、それでいて人が多い、障害物も多い・・・エンカウントしても戦闘はつまらない。

別にクリア時間を無理に15~20時間に設定する必要はないからファストトラベル機能の充実は図ってほしかった。ほんとに終盤の荒野の南にいって、一度戻って、また素材あつめるために南行って、集めたら戻って、また南へいくの3往復は「ほんとに2018年のゲームかよ」と突っ込みたくなる出来です。

 

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北斗が如く アクション評価 カメラワークがひどい、爽快感が薄い、結局回復アイテムごり押しゲームになっている

カメラワークが悪い。以上・・・

アクションはね・・・致命的につまらないです。奥義のカメラワーク、再現度、テレビシリーズのような演出は評価できますが、ケンシロウの攻撃がほぼリーチのない拳限定というのがキツイ。

□と△の組み合わせで敵にダメージをあたえて、ある程度与えると〇で秘孔状態にして奥義を繰り出すというのが一連の流れです。


序盤~中盤はコンボの途中で〇をおせばどのような奥義が出るかを考えながら遊べますけど、終盤になると完全アーマーのついた敵、ステップしまくる敵、割り込みが凶悪な敵。リーダー以外の敵も10人以上固まってリンチするように攻撃してきます。

ジャスト秘孔というタイミングよく秘孔をつくことで一撃で倒せるシステムも相まって奥義がどんどん空気になりますが、奥義を繰り出さないと勝てない局面もあります。

 

 

うーんいざ活字にするとバランスの良い戦闘に見えますが、これがすんごく面倒です。まず敵に一定のダメージを与えるのが面倒です。さらに終盤は雑魚戦が水増し気味に増えていきます。

というのも龍が如くならつまったら周りのオブジェクトをとにかくぶん回したり、アイテム持ち込んで使うことで活路が見いだせました。オブジェクトのダメージもでかいですし。

 

今回はバーストモードというゲージをためて一定時間性能を上げるというがあるのですが、経験値をためてレベルを上げないとバーストモード時の技、性能が落ちます。

これもヒートアクションの方が面白いです。使い切りでレベルを上げると使える回数が増えます。使い切りなので無駄がないですし、ヒートゲージを溜め続けるだけでアーマーがつくなど恩恵もあるのでちょっとした戦略があります。

 

 

バーストゲージはそれがあんまりないですね。使ったところで攻撃を当てないと攻撃アップの恩恵はないですし、アーマーもなかなかつけられないです。

ここが一番残念です。本家とおなじヒートアクション形式にして、ゲージが溜まれば敵に接近するだけで奥義が使えるようにして、終盤になれば遠距離でも剛掌波打ちまくりが可能とか自由度の高いせめっけのあるプレイがしたかった。前述のように終盤は奥義を使わなくても勝てる局面多いですから。

一応カウンター技は充実しているんですけどね・・・

あと、一定条件を満たせばオブジェクトや火炎放射器は使えるんですけど、これも本家どうようにステージ中に散らばってプレイヤーが好きなように使えるシステムの方がおもしろかったですし、それもヒートゲージを使って大ダメージできれば気軽に爽快な戦闘が楽しめました。

ボス戦にいたっては、ステップとアーマーをフル活用で攻めてくるので、的確に避けたり、トキから教えてもらえる捌きを駆使することで面白くなるみたいですが、ぶっちゃけ回復アイテムを大量に用意して、□連打で繰り出せる百裂拳が当たって、ガードされたら△のフィニッシュでガードブレイクしてまた1~3発あててを繰り返す。たまにダウンしたらダウン攻撃も忘れずする。これで勝てます。

終盤になると雑魚敵とボスの攻撃が異常なインフレを起こします。サブイベント攻略を念頭に置いたレベリングですけど、サブイベントも過去の龍が如くシリーズの焼き直しばかりなのであまりやる気にはなれず・・・・

あんまり龍が如くの戦闘って面白いな~っと思ったことがないんですけど、本作をプレイして「よくできていたな~」と逆説的に思い知りました。


総括すると、「ここは龍が如くであってほしかった」という部分がことごとく劣化のオリジナルシステムで逆に「ここは龍が如くである必要はないよ」というポイントはしっかり踏襲。かゆいところに手が届くのが理想ですが、痛いところに秘孔をつかれたような感想です。

(濃厚なストーリーと、爽快感のあるバトルをもう一度)

仕事が忙しかったこともありますけど、最後の2章あたりで2週間は放置していました・・・

最後に鑑賞していた弟ともにプレミアムエディションでよかったところを一つ

荒野でバギーを操りながら聴くタフボーイは良かった!!

 

パチスロでもそうですけど、なぜOP2曲目の「SILENT SURVIOR」っていい曲なのに導入されないんでしょう。権利関係でしょうけど・・・

本作を通して龍が如くを知ったプレイヤーも多いですが、龍が如くの本編も触ってみてほしいですね。今なら極で遊びなおすことができますから。

(RPGに切り替えた生まれ変わりの作品ですが、よくできていました。 サブクエストも寄り道要素も面白いです)