今回は、グルメの知人と一緒に東山区祇園にあり、八坂神社から歩いて5分ぐらいの京都らしい町並みにたたずむ、隠れ家的な餃子屋「歩兵」を紹介します。
祇園には、有名なチェーン店「餃子の王将」もあるのですが、知人がテレビでこの店を知り、「王将を超えるために歩兵という名前を意識してつけたらしい」という情報をもらいました。
あと「歩兵」というのは、始まりの駒なので「初心を忘れず、シンプルで飽きない餃子」を目指して作られたみたいです。
さっそく、開店時間に店へ行くと、すでに2列ぐらいの人だかりが。そして前にはボードがあって、ボードに前もって記載した客順に案内されます。
やられた~~~
意外とこういうシステムをとる京都の店は多いので、行きたい店があったら事前に連絡して確認をとるか、1時間ぐらい前に横切って名前を書くボードがないかを確認しましょう。
記載した時には、すでに1枚目の最後でした。
座席は14席で、カウンターとテーブル両方あります。ただ餃子を食べて、お酒を呑んでゆっくりしたいお客さんも多く、食事時間は50分ぐらいですがマックスまで残る人も多いのでしょう。そのため1枚目の最後で3時間近くは待ったと思います。
しかしながら、それまでお客さんが小雨だった中、辛抱強く待ったということは・・・うまいに違いない!!
ようやく中に入ると、待望のテーブル席が・・・メニューを渡されると
- 餃子2品
- スープ2品
- おつまみ3品
- ごはん
- お酒多数
みたいなとってもシンプルなメニューでした。本当に餃子をしっかり食べてもらいたいって感じで、好感が沸きます。
前菜は肉みそとポテトサラダ。ポテトサラダはしっかりマヨネーズが効いた濃厚な味わいで、肉みそも巣を入れて味変できますが、そのままでもしっかりボリュームとコクがあって、ご飯のパートナーに最適です。
はいやってきました、飛車角が!!
普通のにんにく入り餃子と生姜餃子です。どちらも一口サイズかつ羽根がパリっと見事にそろっています。
中を割るとぱっくりと甘みMAXの野菜とお肉が・・・
肉汁が勢いよく出るというわけではありませんが、具がしっかりと敷き詰められ、一口で食べれば、それはもう香車みたいにあらぬ方向へ直進したくなるような高揚感を覚えます。
そして、お決まりのご飯へのスーパーパウンド!!どこまでも僕の欲望が飛び跳ねていきそう。
にんにく入りもおいしゅうございましたが、生姜入り餃子が忘れられませんでした。生姜が辛いのではなく見事にあまあまで、包み込まれるような甘さです。優しくて、じんわりとお肉の風味を閉じ込めています。これが忘れられず、3人前をペロリと食べちゃいました・・・
締めは、シジミ!!オルニチンパワー最大限発揮した、シジミエスプレッソです・・・これがもう五臓六腑にしみる(爺かよ・・)
餃子とお酒でやや火照った身体をうまくクールダウンさながら、ほっと温めくれます。間違いなく締めの一杯はこれで間違いなし!!
ビールも餃子も進んでしまうので、予算は一人3000~4000円ぐらいでしょうか。一人で行けば2000円で済むかも。そもそも小規模なスペースで祇園につくられ、舞妓さんや料理人などが仕事終わりに締めで訪れる店というコンセプトでもありました。
こういう店を知れてよかった~~~ありがとう友人!!
サイトを覗くと、東京へ出店予定です。さらにメディアで取り上げられ、人気が増し増しになりそう・・・一人でも多く、すでに金になりあがった歩兵の味を食べてほしいですね。